拍手レスと更新時コメント、11月分です。
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2010年12月            2010年10月

11月26日23時

長らくお待たせ致しました。(^^;;
ひとまず、引っ越しました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

すぐにつながると思っていたネット環境ですが、
意外と引っ越し先設備面で工事担当者や管理会社が入れ替わり立ち替わりで…
ともあれ、つながって良かったです。
今後、ヒマを見つけて更新の再開もしていけたらなー、という所存です。

 

 

11月28日16時

さて、フェブリを入手致しましたので、恒例いかせて頂きます。
東方茨歌仙 第三話 ザッカン。
・扉絵
 長袖に衣替え。髪も少し伸びた?
・罪人の金鉱床
 第三話サブタイトル。
 地獄の罪人の欲望や穢れが各種金属を地下深くに生み出すというお話。
 金だけでなくヒ素や水銀などが含まれ、怨霊を惹きつける効果もあり、よろしくない。
・地上に住めるのは善人と聖人と それと大悪党だけだ
 ただの罪人こと野良怨霊をまたも右手で晶質化させ破壊・消失させる茨華仙。
 善良なる仙人ぶってはいるが、化けの皮を被った大悪党と吐露しているのか。
・人牛倶忘
 茨華仙の屋敷に掛かる掛け軸。
 ○を一筆でしたため、人牛倶忘の文字が添えられる。
 十牛図の第8図。人牛倶忘(にんぎゅうぐぼう)。
 十牛図は禅の悟りに至る道筋を、牛を主題とした十枚の絵で表したもの。
 大半の図には人や牛が、少なくとも背景が描かれるが、
 人牛倶忘には何も描かれない。
 すべてが忘れさられ、無に帰一する段階を示す。
 悟りを得た修行者も特別な存在ではなく本来の自然な姿に気づく。
 「Wikipedia」の「十牛図」より。
 京極夏彦の「鉄鼠の檻」においては、凡てがなくなった「無」、
 仏教で善く云う、凡ては無であるという所謂「絶対無」、
 絶対空の「円相」、と言及される。
 また、宇宙は円窓、丸のことと言及するのは明石散人の「謎ジパング」であるが、
 こちらも禅僧・仙崖の宇宙図を引用し、○△□と宇宙を結びつけている。
 ○△□は萃香の鬼の鎖に見られる装飾で上記が元ネタと思われるが、
 関連する丸が茨華仙に仕込まれるのは興味深い点と言える。
・拓落失路の死神
 小野塚小町。
 拓落失路は「出世の道を失い、落ちぶれて失意の底に沈むこと。」(広辞苑より)
 サボタージュの死神は、出世の見込み無し。
 今回は仙人(?)の監視など行なっているが。
・お迎えなら担当の死神がやってくれる
 通常の仙人であれば、まず人間としての寿命が尽きる頃にやってくる死神を追っ払い、
 その後も継続的に訪れるお迎えを断固拒否し続けなければならない。
 船頭である小町とは役割の違う死神。求聞史紀では地獄からの刺客と表現される。
 天人も同様の立場であり、小町と天子の間でもなんか似たような会話があったような。
 そういえば、緋想天でも幽霊を斬った天子に注意していたか。
・あんたがどうやって怨霊を潰しているのか判らんが
 茨華仙の能力だろうか。実体の無い右腕と関連か、鬼の力か。
・泥棒を一匹見たら三十匹は居ると思え
 ゴキブリを一匹見たら…の改変だが、何匹いると思うべきかは多様。
・貴方達にはあの看板が読めなかったの?
 前回、茨華仙が立てた看板。
 怨霊、ひいては旧地獄と地上を隔離するために人払いの処置としてのもの。
 しかし、霊夢は「入っても良い」という解釈。魔理沙は「鍛えてるから大丈夫」とのこと。
・温泉型金鉱床
 鉱床の多くは、鉱液とよばれる水溶液から鉱物が沈澱して出来ており、
 火山活動に関連しての温泉などの熱水も鉱液に含まれる。
 火山や温泉に密接な鉱床は、鉱床が発見された頃には既に火山や温泉が
 浸食作用で失われているので関連付けが難しかったのだが、近年になって
 金属の生成を伴う火山や温泉が日本各地で発見されるようになっている。
 代表例として挙げられるのが恐山の金鉱床である。
 怨霊も湧くし火山性ガスもあるので、地獄谷には恐山のイメージを当ててもいいかも。
 参考:Wikipediaの「恐山」、産総研・実験鉱床研究室
 (ttp://www.aist.go.jp/GSJ/dMR/Jikken/HomePage.html)
・生きたいという欲望からは水銀が
 不老長寿の夢と水銀。マーキュリポイズン@紅魔郷や水銀の海@文花帖を参照。
・人を殺したいという欲望からは砒素が
 近年のカレー事件などを意識したというよりは、
 中世欧州での毒薬の代表格だから砒素なのだと思われる。
・ほかにアンチモンや鉛なんかも含まれる
 恐山の金鉱床の例の他、北海道の地熱地帯にも、
 亜鉛、鉛、カドミウム、ヒ素、アンチモン、水銀などの高濃度異常が見られるそうだ。
 参考:足元の化学(ttp://staff.aist.go.jp/a.ohta/japanese/study/GeoMap_ex_6.htm)
・砒素や水銀は魔法を使う時によく使うんだ
 人体に有害で、よく使用している魔法使いに身体の弱まりが実際に見られる、
 という魔理沙による傍証の提示。すぐさま反例(魔理沙)が注目されたが。
 水銀の魔法はマーキュリポイズンかな。
・良いことをしてるように見える筈なんだけどなぁ
 正体がばれないように、仙人ぶらないといけないし、当面の課題としての
 旧地獄と地上の遮断も困難続き。
 さてさて、茨華仙の明日やいかに?
(結界ここまで)

 

  

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