【東方風神録素材集】
出典
「Ulead Pick-a-Photo」
「素材辞典」
「素材Book
日本の文様」
「伊勢型紙」
「日本の伝統文様コレクション300」
「デザイン素材集 空&雲」
(左)「日本の伝統文様 コレクション300」より、器の秋草。
(右)「素材辞典 Vol.76 樹木・豊かないのち」より、秋田県・白神山地岳岱の紅葉。
ロード画面。
秋の植物を種々盛り込んだ、日本特有の情緒を反映する文様。薄と藤袴と蒲公英。
これに、紅葉の写真がさり気ない背景として使用されている。
(他作品での使用例) 星、ダ:ロード画面
「デジタル素材集 空&雲」より、いずれも詳細不明。晴天の雲(左)と曇天の樹木(右)といったところ。
「日本の伝統文様 コレクション300」より、湯桶の鈴虫。 タイトル画面。
曇天の空の枝々が晴天の写真と合成されたもの。
これに鳥居や書き文字、注連縄とKEEP
OUTとで構成されるバッテン、標識と霊夢が付け加えられている。
(「デザイン素材集 空&雲」と使用例は2013年3月15日の拍手メッセージよりご紹介頂きました。多謝)
(他作品での使用例) 曇天の樹木→ 鳥:ジャケット
鳥居の部分に描かれた線画は、繊細な草葉の上の鈴虫。
秋の音色。
「日本の伝統文様 コレクション300」より、芒。 ミュージックルーム、リプレイ鑑賞、リザルト画面など。
秋の植物尽くし、風神録。
「日本の伝統文様 コレクション300」より、唐織の秋草。 キャラセレクトのワンポイント。
こちらも秋草文様。萩と薄。そしてうっすらと篭目紋。引用元の書籍には、麻の葉文と解説されているが…。
「素材辞典 Vol.94 四季・やすらぎの風景」より、栃木県・竜頭の滝。 「素材Book 日本の文様」より、枝楓。
ゲーム画面。
使用素材は紅葉と滝の画像。
紅葉も滝も、本作の舞台、秋の妖怪の山および川・滝・湖を辿るルートに対して
直接的な関連要素である。
「日本の伝統文様 コレクション300」より、螺鈿の秋草(左)と唐花唐草(右)。
秋姉妹スペル背景。
蜻蛉と秋草の文様部分が透過され、背後に花唐草がスクロール。
秋と幻想。(唐草は想像上の植物)
「日本の伝統文様 コレクション300」より、蒔絵の波頭。 雛スペル背景。
文様の詳細や考察は風神録事典にも記載。
波間にちらちら反射する月の光を、兎が飛び跳ねる様に例えた幻想的光景の図案。
流し雛と水の流れ、運関連のツキと月、ってところか。
「素材辞典 Vol.63 清流・山と自然」より、富山県・早月川の川面。 ステージ3の川底。
分かり難いですが、元素材が切り貼りされて川底のグラフィックとして利用されている。
2013年3月15日の拍手メッセージよりご指摘頂きました。多謝。
「日本の伝統文様 コレクション300」より、亀。 にとりスペル背景。
めでたい蓑亀。
そして、河童の甲羅との関連。
「素材辞典 Vol.63 清流・山と自然」より。秋田県・安の滝。
風神録ステージ4背景。
滝の素材画像が切り貼りされて、ステージ背景とされている。
安の滝は日本の滝百選の中でも人気2位に輝く名滝。
ちなみに1位はZUN氏が2009年見に行ったという袋田の滝。
「日本の伝統文様 コレクション300」より、小袖の笠文。 文の衣装デザイン。
シャツの模様に使用されている。
紅葉に緑色のライン、ところどころに笠が見える。
UFOチックとも思える市女笠。
(他作品での使用例) 地:ゲーム中メニューのワンポイント
「日本の伝統文様 コレクション300」より、能装束の稲妻文(左)と扇散らし(右)。
「伊勢型紙」
より、詳細不明。十二支文(左)と種々の小紋を散らした分銅繋ぎ文(右)ってところ。
文スペル背景。
各種小紋を散らした分銅繋ぎ文、その図柄を扇散らしで打ち抜いて透過処理し、
豪華な背景がスクロールしている。
稲妻文のところどころに明るい青や黄色の点が見えるが、これが十二支文。
扇と雷は風神・雷神を想起させる。神奈子たちとは異なる性質の風神少女。
「日本の伝統文様 コレクション300」より、友禅染の桜。 ステージ5背景。
守矢の神社、石畳の文様。
サクラはサ+クラで、神の坐すところを指すとも言われる。
サナエがサ+ナエで、神の稲と言われるのと同じサ。
春の象徴の桜。
「Ulead Pick-a-Photo」より、詳細不明。
ステージ5背景 ステージ6背景
砂利の画像がステージ5、6、そしてEXに用いられている。
(他作品での使用例) 神:命蓮寺背景の砂利
「日本の伝統文様 コレクション300」より、扇散らし。 早苗の衣装。
文スペル背景と文様の名称は同じ「扇散らし」だが、扇の開閉は風の性質を象徴するだろうか。
「素材BOOK 日本の文様」より、破れ七宝。 早苗スペル背景。
色相を変化させながらスクロールする破れ七宝。
忘却の祭儀のイメージ?
EXステージでは神奈子の通常&スペルで発現します。
「日本の伝統紋様 コレクション300」より、菊水。 「伊勢型紙」より、詳細不明。十二支文か。(再掲)
早苗スペル背景。
菊水文の色を加工するとともに、動物文があしらわれている。
扇も射命丸文背景と共通要素だが、動物文も同じ素材が利用されている。風神つながりか。
七宝も菊水もめでたい。また、菊は秋の象徴。
石畳の桜で春、スペル背景の菊で秋。
諏訪大社下社春宮・秋宮かな。
「素材BOOk 日本の文様」より、蜀江(その二)。 神奈子スペル背景にて、色相変化しながらスクロール。
蜀江は、中国の蜀の都を流れる河。
風雨の神は河川のはじまりも司るか。
雨の源泉。
「日本の伝統文様 コレクション300」より、流水紅葉。 「デザイン素材集 空&雲」より、詳細不明。満月。
神奈子スペル背景。
下社秋宮とともに使われている、流水と紅葉の文様。
風神録エンディングにも、この流水紅葉が使用されている。
(他作品での使用例) 地:勇儀の衣装
満月の写真はありふれているので元素材の特定と断言はしにくいが、
風神録に使用されている素材集の中では当該素材以外に一致するものが無いので
元素材である可能性は高いと考えられる。
(「デザイン素材集 空&雲」と使用例は2013年3月15日の拍手メッセージよりご紹介頂きました。多謝)
「日本の伝統紋様 コレクション300」より、菊熨斗。 神奈子の背後に出現、あるいは三原色に分離し旋回。
菊は長寿、めでたさ。
また、ここではたぶん、秋の象徴の一つとして。
「日本の伝統文様 コレクション300」より、紅白梅の小紋。 神奈子の衣装。
神奈子のスカート裾には梅が描かれ、スペルの弾幕形状も梅の形をしたものがちらほらあるが、(上図)
こちらはめでたさ&春の象徴。特に紅白の梅で、めでたい。
衣装の梅とスポットライトの菊で、こちらも早苗と同様で、
諏訪大社下社春宮・秋宮の春・秋にちなむであろう。
(他作品での使用例) 戦:タイトル画面など
「素材辞典 Vol.62 主張する小動物」より、トノサマガエル。 「日本の伝統文様 コレクション300」より、蒔絵の楓。
諏訪子背後の蛙。
風神録にて諏訪子が背負った蛙。
蛙の神様として言及されるミシャグジ様を束ねる総大将だけに、トノサマ…?
また、カエデは、これまでの素材同様に秋であることを示すことと、
カエデの語源が「蛙の手」とされることからか。
「素材辞典 Vol.62 主張する小動物」より、モンキーツリーフロッグ。 「素材BOOK 日本の文様」より、エ霞。
「伊勢型紙」より、詳細不明。渦を持つ立湧文。 諏訪子スペル背景。
諏訪子立ち絵が中央を遮るおかげで、モンキーツリーフロッグは
加工後の質感もあいまって、前脚は樹木・後脚は山々を思わせる。
霞もかかっており、遠景という風に見て取れる。
こちらはエンディング画面素材。流水紅葉(再掲)と紙っぽいテクスチャ。
「日本の伝統文様
コレクション300」より、流水紅葉(再掲) 「素材辞典 Vol.02 紙・布・木編」より、和紙。
和紙の情報は拍手メッセージよりご提供頂きました。感謝。
(他作品での使用例) 和紙→ 地、星:エンディング、 神:エンディングおよびジャケット
以下6点はいずれもスタッフロールの素材。
「素材辞典 Vol.63 清流・山と自然」より、秋田県の善神沼。 「デザイン素材集 空&雲」より、詳細不明。晴天の雲。
「素材辞典 Vol.63 清流・山と自然」より、富山県の黒部川赤木沢。 「デザイン素材集 空&雲」より、詳細不明。曇天。
「素材辞典 Vol.63 清流・山と自然」より、北海道のピンネシリ山。 「デザイン素材集 空&雲」より、詳細不明。夕刻。
(「デザイン素材集 空&雲」と使用例は2013年3月15日の拍手メッセージよりご紹介頂きました。多謝)
こちらはジャケットに使用されている素材。
「伊勢型紙」より、詳細不明。瓢箪と梅か。 「素材辞典 Vol.76 樹木・豊かないのち」より、秋田県の十和田湖畔の紅葉
★は梅を表す文様かと思われるが、見た目通り、星の模様として使用された可能性もある。
本作では特に早苗スペルや通常弾幕で星が出現していたため。
早苗と星の関連は風神録事典にて。
紅葉の写真は神奈子のシルエットに重ねられているもの。
★主な未同定素材★
・雛スペル背景の巴
・ステージ4背景の夕景
・ステージ6背景の湖
・神奈子スペル背景の諏訪大社秋宮神楽殿(ZUN氏撮影?)
・諏訪子スペル背景の鳥獣戯画
・レーベル面の鳥居(ZUN氏撮影?)