■■■■■■■■ LEVEL5 ■■■■■■■■ 


惨憺たる大海原
 

 [コードネーム]
 
 LV5の撮影対象、村紗水蜜のコードネーム。さんたんたるおおうなばら。
 
 ・惨憺
   「いたましく悲しいさま、見るも無残なさま。心を砕いて思い悩むこと。
    薄暗くものすごいさま」
 
 海難事故で死亡した人間の霊である、舟幽霊のムラサ。
 未練により溺死した海域を離れる事が出来ず、
 通りかかる舟を転覆させる日々を送っていた過去を持つ。

 参考
 「広辞苑 第五版」 (惨憺)
 



大空に咲く花と親父
 

 [コードネーム]
 
 LV5の撮影対象、雲居一輪&雲山のコードネーム。おおぞらにさくはなとおやじ。
 
 星蓮船登場時は聖輦船上で主人公たちと交戦した。
 空飛ぶ舟が聖輦船であったが、船名が明らかでなかったステージ冒頭では
 「高速浮遊艇」と称された。
 また、道中曲はスカイルーインであった。
 
 一輪の名は、そのまま辞書を引けば、
 1個の車輪。1個の花。明月の称。とある。
 仏法の法輪としての一輪であると同時に、
 一少女としての花一輪である。
 星蓮船での二つ名は「守り守られし大輪」であり、
 大輪は花などの輪の大きいこと。
 
 あと、親父。

 参考
 「広辞苑 第五版」 (一輪、大輪)



拳骨 「天空鉄槌落とし」
 

 [スペル]
 
 一輪のスペル。てんくうてっついおとし。
 
 ・鉄槌
   「大形のかなづち。鉄椎。ハンマー」
 ・鉄槌を下す
   「きびしい制裁を与える」
 ・拳骨
   「にぎりこぶし。げんこ」
 
 星蓮船での一輪&雲山スペルにあった、
 天・空・雲などのキーワードと拳打を組み合わせたスペル名。
 天空からの、怒りの鉄槌、鉄拳制裁。

 参考
 「広辞苑 第五版」 (鉄槌、鉄槌を下す、拳骨)



錨符 「幽霊船長期停泊」
 

 [スペル]
 
 ムラサのスペル。ゆうれいせんちょうきていはく。
 
 ・停泊
   「船がいかりをおろしてとまること。ふながかり」
 
 こちらは星蓮船でのムラサのスペルに見られた、湊符にちなむ。
 特に、湊符「幽霊船永久停泊」。
 
 錨を下ろし、永久とはいかなくとも長期の停泊。
 ついでに、ムラサ自身を指しての、
 幽霊船の船長としての幽霊船長、かつ、幽霊の船長、も掛けられている。
 
 掛けられていると言えば、LEVEL5コンビで怒りと錨が掛けられている?

 参考
 「広辞苑 第五版」 (停泊)



稲妻 「帯電入道」
 

 [スペル]
 
 一輪のスペル。たいでんにゅうどう。
 
 入道雲は積乱雲であり、強い上昇気流で空高く発達した雲である。
 高空の低温で凝結した氷が落下し、あるいは上昇気流に巻き上げられ続け、
 互いに衝突しあって静電気が発生し続けることで入道雲は電気を帯びる。
 電圧が高まると放電が起こり、すなわち、雷が落ちる。
 入道雲は激しい雨と雷を伴う。
 
 カミナリ親父から落とされる雷。

 参考
 「Wikipedia」 (積乱雲)



浸水 「船底のヴィーナス」
 

 [スペル]
 
 ムラサのスペル。ふなぞこのヴィーナス。せんていの――。
 
 ・ヴィーナス
   「ローマ神話で菜園の守護女神。のち、ギリシア神話のアフロディテと同一視され、
    美と愛の女神。ウェヌス。[天] 金星」
 ・Venus
   「[ギ・ロ神] ビーナス(恋愛、恋の女神)。絶世の美人。
    金星、明けの明星、宵の明星。[生物] ビーナス(厚い長円形の甲羅のカニ)」
 
 中島みゆきの歌 「地上の星」 の歌詞中にある語、
 「街角のヴィーナス」と「水底のシリウス」の組合せ改変か、と
 まず発想したが、やや遠いか。
 
 船の外板の合わせ目などからしみ込んで船底にたまった水のことを、
 水という言葉を忌んで、船湯(ふなゆ)あるいは淦(あか)という。
 仏教用語の閼伽(あか)=水から出た語と言われる。
 淦を汲み取るための柄杓などを淦汲み、淦取りと呼ぶ。
 
 淦の金、明けの明星を言う明星(「あか」ぼし)から
 金星としてのヴィーナスか。
 そこそこ遠いが、浸水と直接リンク出来る。
 船湯憂いと船幽霊のシャレも含めて。

 参考
 「広辞苑 第五版」 (ヴィーナス、淦、淦汲み、淦取り、金星、船湯)
 「Yahoo!辞書」 (淦)
 「SPACE ALC」 (Venus)



鉄拳 「入道にょき」
 

 [スペル]
 
 一輪のスペル。にゅうどうにょき。
 
 アーケード用アクションゲーム 「トリオ・ザ・パンチ」 の
 ステージ2サブタイトルが「にょき」である。
 地中から突き出したパイプが伸び縮みする砂漠のステージ。
 巨大なブロンズの手がボス。
 
 雲山の手を、このブロンズのボスに、
 雲山の手から走る衝撃波を、にょきにょき動くパイプに
 それぞれリンクさせての「入道にょき」。

 参考
 「Wikipedia」 (トリオ・ザ・パンチ)
 「YouTube」>>TRIO THE PUNCH [1 of 4]



「ディープシンカー」
 

 [スペル]
 
 ムラサのスペル。
 
 ・sinker
   「沈む人、沈める人。(魚釣り用の)重り。(野球)シンカー。」
 
 Deep Sinker.
 「深く引き込む霊」
 星蓮船でのスペル、溺符「シンカブルヴォーテックス」や
 幽霊「シンカーゴースト」のシンク。
 特に、ゴースト形態を取る点ではシンカーゴーストに近い。
 海中へと船や人を沈める船幽霊。
 
 Deep Thinker.
 「思慮深い死霊」
 …シャレで思い付いただけです。
 
 まぁ、そもそもが「浮かばれない(成仏できない)」とのシャレですが。

 参考
 「SPACE ALC」 (sinnker)



更新履歴
 

2010年
3月18日 初回更新
12月9日 TXTからHTMLに変更



 

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