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♪ネメシスの要塞
[音楽] 撮影曲3。ネメシスのようさい。 ・ネメシス 「ギリシア神話で人間の無礼な行為に対する神罰を擬人化した女神。」 ・nemesis 「歯が立たない敵、宿敵。元凶、悪の根源。当然の報復、因果応報。報復する人。 [ギリシャ神話]
ネメシス(報復の女神)。[天文]
ネメシス(小惑星128番)」 ネメシスは、ギリシャ神話の応報天罰の女神や、 オールトの雲以遠を回る仮想天体の名であるが、 ここでは辞書を引いての意味の中から、強敵あたりで良いかと思う。 パパラッチのような強引な取材を行なう文に対しての、 当然の報復としての強烈な攻撃と見ても当てはまるか。 シューティングゲーム
「グラディウス」 の欧米向けタイトルや 日本向けのグラディウスシリーズの一部のタイトルが 「ネメシス」
である。 終盤・ラストには要塞ステージがほぼ定番。
参考 「広辞苑 第五版」 (ネメシス) 「SPACE ALC」
(nemesis) 「Wikipedia」
(ネメシス、ネメシス_(恒星)、グラディウスシリーズ) |
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破滅的な金剛力
[コードネーム] LV6の撮影対象、星熊勇儀のコードネーム。はめつてきなこんごうりき。 ・金剛力 「金剛力士のような大力。豪勇な大力」 金剛力士は、一般には仁王のこと。 仏法を守護する天部の一つである。 隆々とした筋骨と勇猛の相で寺院の門に見られる像で良く知られる。 勇儀の東方地霊殿での二つ名は「語られる怪力乱神」であった。 怪は尋常でないこと、力は力の強いこと、乱は道理に背いて社会を乱すこと、 神は神妙不可思議なこと、である。 怪・力・乱で破滅的、怪・力・神で金剛力、か。
参考 「広辞苑 第五版」 (金剛力、仁王、怪力乱神) 「Wikipedia」
(金剛力士)
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不羈奔放の古豪
[コードネーム] LV6の撮影対象、伊吹萃香のコードネーム。ふきほんぽうのこごう。 ・不羈 「しばりつけられないこと、束縛されないこと、おさえつけにくいこと。 才識すぐれて常規で律しがたいこと。」 ・奔放 「伝統や慣習にとらわれず、思うままにふるまうこと。」 ・不羈奔放 「世間のしきたりにとらわれないで、思いのままに振る舞うこと。」 ・古豪 「勝負において経験豊富でしかも強い力を持つ人・団体。」 地下に堕とされた怨霊達を沈める代わりに 地底世界を自分達の楽園として手にした鬼達。 その地底を離れ、単独で異変を起こしたのが萃夢想。 その後は山に棲息している様に見えて、天狗達の社会に煙たがられて寄り付かないのか どこに暮らしているのかは不明。 緋想天では天界まで昇って比那名居天子にかけ合い、天界に滞在したこともあった。 鎖を身に付けているものの、しきたりや妖怪社会に束縛を受けず 奔放不羈に振る舞う百戦錬磨の百鬼夜行。
参考 「広辞苑 第五版」 (不羈、奔放、古豪) 「四字熟語データバンク」 (不羈奔放)
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光鬼 「金剛螺旋」
[スペル] 勇儀のスペル。こんごうらせん。 ・金剛 「金属のなかで最も硬いもの。ダイヤモンド。 転じて、極めて堅固でどんなものにもこわされないこと。」 勇儀は東方地霊殿で、盃の酒を一滴もこぼさずに弾幕ごっこをこなしたが、 この元ネタは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第一部にて グラスのワインをこぼさずに切り裂きジャックと戦ったウィル・A・ツェペリである。 同漫画の第七部に登場のジャイロ・ツェペリは鉄球の回転を利用した 種々の技術を持っているが、その回転のメカニズムで「黄金長方形」が語られる。 辺の比が
1:(1+√5)/2
の長方形が黄金四角形であり、 最も美しいとされる比、黄金比で成り立っている。 黄金四角形の中にその短い方の辺を一辺とする正方形を作ると、 残った四角形はまた黄金四角形の比率となる。 これにまた正方形を作るとその残りはやはり黄金四角形であり、 永遠に相似な図形が出来てゆく。 この作られた正方形の角の点を滑らかにつなぐと、 永遠に続く渦巻き、対数螺旋が出来る。 黄金比に関連した対数螺旋ということで、黄金螺旋と呼ばれる。 金属の中で一般的な最高峰は「金」であるが、 歯形がつくかどうかを純金であるかの確認に使うくらいに硬度は低く、 ヒトのツメ程度の硬度とされる。 価値としても硬度としても最高のダイヤモンド=金剛と置き換え、 最も強く美しい螺旋を描いたものだろうか。 光鬼は、光輝のもじりか。 金剛の硬度と光の光度も掛けられている?
参考 「広辞苑 第五版」 (金剛) 「Wikipedia」 (黄金比、対数螺旋) 「ジョジョの奇妙な冒険2」
荒木飛呂彦、集英社文庫 「STEEL BALL RUN 11」 荒木飛呂彦、集英社
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鬼符
「豆粒大の針地獄」
[スペル] 萃香のスペル。まめつぶだいのはりじごく。 ミニ萃香がわらわらと出現し、ちまちまと針を撒く。 針は鋭く、しかも物量で攻められると 小さいとは言えども地獄の苦しみとなる。 まさに、塵も積もれば山となる。 豆粒大の針も多量に萃められれば、針山となる。 鬼の胃の中を針の刀でさんざん刺して鬼に勝利した一寸法師を意識してのスペルか。 ペロリと飲み込んだ豆粒ほどのサイズの人間が 胃内壁をチクチクと突き刺す針地獄。 鬼の場合は小さい分身であっても物量で攻めることで、 敵に外側からでも大ダメージを与えるよ、とか。
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鬼符 「鬼気狂瀾」
[スペル] 勇儀のスペル。きききょうらん。 ・鬼気 「ぞっとするような恐ろしいけはい」 ・狂瀾 「荒れ狂う大波。狂い乱れて手のつけようがない情勢」 荒れ狂い、手のつけようがないほどに凄まじい鬼の気。 萃香の鬼気は濛々迷霧であったが、 勇儀の鬼気は怪力乱神、金剛力という様相を伴って暴威を誇る。 スペル名は、桔梗蘭(ききょうらん)からか。 ランではなく、ユリ科。 鬼の荒れ狂う気に曝されても花の香を感じられるか。
参考 「広辞苑 第五版」 (鬼気、狂瀾) 「植物園へようこそ!」>>キキョウラン(桔梗蘭) 「小笠原植物誌」>>キキョウラン
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地獄 「煉獄吐息」
[スペル] 萃香のスペル。れんごくといき。 ・煉獄 「カトリック教で、死者が天国に入る前に、その霊が火によって 罪を浄化されると信じられている場所。天国と地獄との間。」 地獄へ行く程の罪は無いが、天国へ行ける程の清らかさでもない死者の魂は 煉獄の火によって小罪が清められるとされる。 萃夢想等の弾幕アクションにて、萃香が口から火炎を吐く攻撃がある。 度数の高いアルコールは容易に引火するため、 引火性の液体を口から吹くところに火を近付けて火を吹く大道芸のような 攻撃をしたものであろう。 ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズに登場のブレス系の特技に 「れんごく火炎」や「れんごくのかえん」がある。 最強クラスの炎のブレスということからか。 ドラゴンクエストは関係無しに、 罪を清める煉獄の炎と、アルコール消毒からの発想か。 そんなことを言い出すと、漫画「北斗の拳」で火炎放射器を使う 名も無いザコキャラの有名なセリフ、「汚物は消毒だー!」も絡んできてしまうが。 弾幕のブレスの色が寒色系なのは、高温であることの表現か。 日常的な赤い火は、炎としては低温の部類であり、 大質量の恒星など核融合が盛んで高温の星は青い。 ついでに、青息吐息も掛けられているか。
参考 「広辞苑 第五版」 (煉獄、青息吐息) 「Wikipedia」
(ドラゴンクエストシリーズの特技一覧、色温度)
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鬼声 「壊滅の咆哮」
[スペル] 勇儀のスペル。かいめつのほうこう。 ・咆哮 「たけりさけぶこと。獣などのほえたけること。また、その声。咆号」 ・放光 「光をはなつこと」 ・奇声 「尋常でない奇妙な声。頓狂な声」 萃香のブレス攻撃と並び、勇儀は音響攻撃。 音響攻撃は、音速のスピード性、全方位に響く無指向性があり、 時に特定波長の共振を利用した破壊技として多数の作品に見受けられる。 必殺技としての元ネタは特定困難だろう。 鬼と大声と言えば、鬼哭という語がある。 この鬼は死者の霊のことだし、哭は大声で泣く意だが。 鬼哭を鬼が大声で泣く意とし、 大音響の鬼の奇声と破壊の放光を伴わせて 壊滅的な咆哮としたものだろうか。 しくしくと泣く意の啾啾と合わせ、 鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)、鬼気迫ってもの凄い様を言う熟語がある。 周辺の火焔弾が啾啾だろうか。
参考 「広辞苑 第五版」 (咆哮、放光、奇声、鬼哭、啾啾、鬼哭啾啾) 「四字熟語データバンク」
(鬼哭啾啾)
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鬼符
「ミッシングパワー」
[スペル] 萃香のスペル。 東方萃夢想事典参照。
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更新履歴
2010年 3月19日 初回更新 12月9日 TXTからHTMLに変更
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