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東方緋想天つまみぐい

 初回更新: 2008.08.15

 おしながき

 ● 八雲紫 ………… 捌器
 ● 永江衣玖 ……… 名前、龍神、雷
 ● 比那名居天子 … 名前、設定、地震

 


 

八雲

6月12日2時

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(11日4時)
> こんばんわ。mokiです。
> IMEの緋想天のスペル部分を作成してるのですが、
> 読み方に関して少し知恵をお借りしたいと思いまして。
> 紫の、捌器「全てを二つに別ける物」なのですが、
> 普通に音読みをすれば、ハツキ、または、ハッキ、となります。
> が、神主の言葉遊びを考えると、
> サバキ、と読ませたりするのではないのかと思いました。
> この思いつき、どうですかね?
> ご意見をいただければ嬉しいです。

直接お返事させて頂こうかここで書くか非常に迷ったのですが、
すみません、やり慣れたスタイルであるこの場でレス致します。
きっと長くなりますし(汗)
 
捌器という語はありませんから、いろいろと考えられますね。
サバキと読むのは面白いです。
あれこれ調べてみまして、サバキの場合は
なぜ「キ」に器の字があてられたか説明できれば万々歳だったのですが、
ちょっとこれは今のところ良い決着を得ておりません…うーん(^^;;
そんな調査の中で私が辿り着いた考えを以下に記させて頂きますと…
捌は 「八」 のことでもあります。
壱・弐・参・肆・伍・陸・漆・捌・玖・拾の大字の八です。
こう考えると八雲の八にも通じます。八雲卍傘の八。
では、捌器を八器に置き換えますと…
検索してみたところ、八器は法具の一種なのだそうです。
これにて卍にもリンクできましたー。
そんなわけで、(八器=法具の確認がまだ怪しいですが)
今のところは、「捌器」とは、掻っ捌く「捌」+法具の「八器」の線で
私の考えと致したいと思います。
「捌器」の読みとしては、「八器」を意識して、ハチキ、または、ハッキ、
といったところでしょうか。
もちろん、これが正解というわけではなく、
一個人の考えということで…(^^;;
(ですが、)一つの参考にでもなりましたら幸いです。
IMEの更なる充実を楽しみにさせて頂いております。


 

 

永江衣玖

6月10日3時

俺がフェイクだった頃、
弟はうェイクだった。
お袋はくェイクで、
親父はシェイクだった。
わっかるかな〜 わっかんねぇだろうなぁ〜

いやいや、存外大事なポイントかもですよ?

ちなみに、フェイクはラスボスと見せ掛けてセミファイナルな点、
ウェイクは「目覚め」という単語・表現を会話中で使っている点、
残り二つは言うまでもなく。
で、フェイクとうェイクとくェイクとシェイクを足し合わせて、
こうなります。
 
 フうく シエ  イ ク

  永  江  イ  ク
 
うーん、楽しい。(?)
シェイクを分離して永だけにしてもナーガに通じますし、
永久の連想で永を久に置き換えても、久江衣玖からクエイクとできます。
久の字には長く止まる意の他、曲がりくねって長い、なんて意もありますし。

 

6月22日0時

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(21日21時)
> お久しぶりです、アルム=バンドです
> 大分前に流れてしまいましたが
> 衣玖の名前について。
(中略)
> 衣玖の名前は、本人に纏わる要素を
> 各々抽出しているのではないでしょうか、と。
> "衣"は当然羽衣であり、またそれを比礼と考えれば
> 言葉の原義的に魚の鰭と同じですから相通じ、
> リュウグウノツカイという原点に回帰する。
> "玖"の方は漢字字典に拠ると黒色の玉、
> 或いは玉に準じた黒色の美しい石のことだといいます。
> そこで玉と解せば、数々の龍(水神)の逸話に出てくるように、
> 玉と龍は深い関わりがあったようなので
> 或いはその辺りに関連しているのかもしれませんね。
> 玉が水神の力を表し、水神と雷神との繋がり
> (雷神は多く降雨を司る神として祀られたりする)を見れば、
> 玉から雷を連想することもできそうです。
> 本人も龍の眼とか弾幕が光(雷)の玉ですし、
> 名前の"玖"にかかってくるのではないかと。
> ("玖"については玉と久に分けて、
>  永遠について言及する事もできそうですが…)

なるほどー。
雷の方まで関連付けされたのはさすがです。
おまけに、羽衣はながーいリュウグウノツカイそのものですし、
黒はテーマ曲やステージタイトル、スペル名の黒(玄)もありますね。
カタカナのイとクもそれぞれ隠れてますし。
今回は音優先で、それに意味などを吟味して漢字を当てたのかな、
と勝手な印象を持っております。
漢字をそれぞればらして意味を咀嚼するのは
特に衣玖の場合は重要かなと思われます。

 

7月7日23時

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(4日9時)
> お久しぶりです。
> 昨日、道を歩いている最中に、
> なぜか衣玖さんが雷を使う理由を思いつきました。
> 衣玖さんといえば、サタデーナイトフィーバーこと
> 一世を風靡したトラボルタポーズです。
> トラボルタ→ボルタ→電池
> つまり、あのポーズこそ衣玖さんが
> 充電池並みの電気を蓄えているという暗示で……

な、なんだってー!
いやぁ、ボルタ電池とは渋いですなぁ。
まぁ、ボルタ電池の生みの親であるボルタさんにちなんで、
電圧の単位はボルトですから、電池に行かない道筋もあります。
と、調べていて気付いたのですが、
電圧のボルト(volt)の類音語のボルト(bolt)の意味に、
 「1.ボルト、締めくぎ
  2.かんぬき、差し錠
  3.稲妻、電光
  4.(織物などの)1巻き、1反」
とありました。うーむ、3と4の同居が怪しいですね。

 

7月15日0時

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(11日21時)
> どうも、中国ネタの時間です。
> 前回は衣玖さん=ボルタ電池なんて
> すさまじいヨタ話を送ってすいませんでした。
> こりゃいかんと思い直し
> 『雷神・龍神思想と信仰 : 日・中言語文化の比較研究』
> という本を読んできました。
> 得られた知見を手短に申し上げますと、
> 羽衣を着た天女は
> 天地を行き来することのできる存在であり、
> また雷神=天帝に仕える存在として、
> 雷と深く関係があるようです。
> 古い図案では天地開闢の女神である女禍が
> 羽衣を着た姿で表されたりするそうです。
> 竜神(蛇神)=雷神は
> よく言われることなので割愛しますが、
> 興味深いおまけの話があります。
> 雷は天地を結ぶものと考えられており、
> すなわち陰と陽を結ぶもの、乾と坤を結ぶものです。
> 雷に不可欠な要素として考えられていたのが、
> 風・雨・雲です。
> 乾・坤・風・雨……とくれば守矢神社の二柱です。
> 乾・坤を創造する二柱が協力すれば、
> 雷を起こすことは可能、
> つまり某海外東方flashで雷巫女と化している早苗さんは、
> 実は正しい姿だったのです。

(中略)
なるほど、羽衣と雷の関係は興味深いですね。
スペルに龍神も表れますし。
(後略)

(12日23時)
> ふと永江の姓について思いついたこと。
> 衣玖さんは龍宮や天界と深い関係があり、
> また居る場所は玄雲海。
> 龍宮や天界を大陸に比定し、
> 地上世界と天界の間にある玄雲海を
> 玄界灘と仮定したとします。
> そこで、玄界灘の手前…九州に着目してみると…
> 博多湾の少し南に那珂川なる川があるらしいです。
> 那珂は場合によって"なか"や"なが"と読むらしいです。
> で、この地名について調べてみると、どうやら、
> 遥か昔に海人の一族が住んでいた場所とのこと。
> 一方、先にある博多湾を抜けるとそこは玄界灘。
> ここで組み立てきれていない部分があるので飛躍しますが、
> 博多湾を"江"とみなすことで那珂と江が結びついて
> "永江"になったり…しませんよね(汗
> 博多"湾"って言ってますし。
> ただ、玄界灘の存在があることと、
> 那珂が海人の一族だったことから
> 龍宮のような伝承を持ち歩いたとしても
> 不思議ではないかな、と思いそこに接点を求めたのですが…

玄雲海からは玄界灘を連想しますよね。(^-^)
九州と言えば、海神のメッカですし(?)。
注目の那珂川下流にも住吉神社があったり。
江は大きな河とか中国の長江の意がありますが、
日本では一般に(特に「え」と読む場合は)、
海や湖の一部が陸地に入り込んだところを言いますね。
これは湾と同義です。
那珂川・博多湾・玄界灘の流れは捨て切れませんよ〜。
那珂川の名称は「ナーガ」から蛇に行き着くのはアリですから、
龍神様や蛇状のリュウグウノツカイもすぐそこです。
さらには那珂川つながりで、鹿島灘に注ぐ方の那珂川に移れば
那珂川河口から鹿島灘沿いに南下するとお隣の川は利根川。
その鹿島灘に近い水系の陸地には鹿島神宮や香取神宮があります。
要石!
まぁ、私の持って行き方は強引ですが(^-^;;

 

7月23日4時

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(19日22時)
> 前回紹介した
> 『雷神・龍神思想と信仰 : 日・中言語文化の比較研究』を
> もう少し読み込んできました。
> 結論から申しますと、衣玖さんはやはり
> 竜神としての要素を含んでいるようです。
> 竜は天地を往来する生き物であり、
> 英雄や神仙が天地を往来する乗り物として使用します。
> 竜は陰陽説で陰である説、陽である説と両方ともありますが、
> また陰陽両徳を併せ持つ存在であるという説もあります。
> 天地を繋ぐ=陰陽を併せ持つというわけです。
> この辺り「龍」の一字を額に付けているめーりんの
> 「気を使う程度の能力」とのリンクも気に掛かるところです。
> 八卦で申しますと、雷を震と読む所が気に掛かります。
> この卦もまた天地(乾坤)の合わさった卦です。
> 先述の本には、風雨の神徳を持つ雷神信仰が
> 竜神信仰に移行したのではないかとありました。
> 『山海経』の海内東経には
> 「雷沢中に雷神有り、龍身にして人頭」とあります。
> ちなみにドリルについても一応考えてみました。
> 甲骨文字まで遡ると「雷」には「回」という文字が含まれます。
> 雷紋はこの「回」からきており、
> 雷紋はまた日本では螺旋・渦巻と呼ばれます。
> これだけでは弱いのですが、
> 雷神は道具として雷斧というものを持ちます。
> 『本草綱目』霹靂碪によると、
> 斧・碪・楔・環・珠など数種あるそうです。
> あの羽衣ドリルは衣玖さんなりの
> 雷斧の表現なのかも知れません。
> そうそう、羽衣ですがいわゆる「天衣」は
> 仏教由来の天人が着る長い帯で、
> 用語として中国に入ったのは南北朝期です。
> それ以前からあったのは「羽衣」つまり鳥羽の衣で、
> 漢代以前の天人の纏う衣は、こちらを指すことが多いです。
> 勿論、着ると飛べます。
> その下敷きには羽人伝説があり、羽人は天帝の使者として、
> 死者を昇仙させる役目を持っていました。
> で、さらに元々は、前の投稿で触れた女禍が
> 羽衣を着ていた図のように、天の神自体が
> 地上と天を往来するために羽衣を着たわけです。
> 前回忘れてましたが、
> 図は後漢期の重慶出土の石刻画だそうです。
> ちなみに、女禍自身も元々人頭蛇身であり
> 『淮南子』によると雷車に乗り、僕に蛇や竜を従える、
> 雷神としての要素を含む女神です。
> また、人の創造や天を補うなど
> 開闢の神としての要素を持つため、
> 幻想郷の最高神の龍神様がやっぱり女性なら、
> 元ネタとして有力候補です。

とても詳しい追加情報と、さらには前回の補足まで、
ありがとうございます。龍神様予想までっ!
 
衣玖さんの要素を悉く網羅!ですね。
雷と震は気にしておりましたが、
美鈴のキーワード「龍」で気に関する能力という点は
なるほど、見逃せませんね。
雷と回の字の関係から、ドリル!
雷神さんも太鼓を環状に背負っていますし、
三つ巴の模様が描かれたりしますね。
ぐるぐる回転の摩擦で静電気とか
ぐるぐるサイクロトロンで荷電粒子とか。
むむむ、興味深いですね。
(中略)
貴重な情報をありがとうございますっ!


 

比那名居天子

6月1日「往来ぶらり」より

(名居神社のある比奈知にて)

比奈知の地名が 「比那名居」 の比那に通じるでしょうか。
比奈知川、比奈知ダムなどがあります。
表記が奈と那で違いますから、追究の余地はありますね。
まぁ、「な」の音を担う漢字は少なく、
意味よりも音優先で当て嵌められたりするなど、
那と奈に意味上の違いはあまり発生しないようですが。

(名居神社にて)

「日本書紀」によれば推古七年に大和地方が
中心の大地震があって諸国に地震の神が
祭られた伊賀では当名居神社がそれであろう
「ナイ」は地震の古語である
江戸時代は国津大明神と稱し比奈知川
上流に散在する国津神社の惣社であった

祭神は
大巳貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
蛭子命(ひるこのみこと)
明治四十一年には興玉神社及び
境内社七社を合祀している
(「巳」は誤記?)

地震神(ナイノカミ)を諸国に祀らせたとする日本書紀を引き、
ナイ(ナヰ)の音の符合する名居神社は
そんな地震神を祀った神社の一つと考えられています。
固有の名称を持った神ではなく、
風神とか豊穣神とかの一般的な名称だそうです。
しかし、御祭神の中にも地震を扱いそうな神様は特に見当たりません。
なゐの地震が地に通じ、
地祇すなわち国津神の大己貴命が祭神になったのかな。
広辞苑で 「ない(ナヰ)」 を見ると、
(ナは土地の意。ヰは場所またはそのものの存在を明らかにする意)
地。転じて、地震
」 とあります。 

東方的には、名居守が地震の神の代表格で、
各地に祀られた地震の神の一翼が比那名居だったり、ってとこでしょうか。
名居守は幻想郷に祀られ、その分社のようなイメージで
名居系の神社が各地に存在したとか、そんなところで。
その一つ、比那名居は例えば比那の地の名居だったり。
そう考えると、比奈知の名居神社が
やはり比那名居に近いと考えられますかな。

国津神…
地祇ですから、大地、地震、そして地子に通じるとか。

比那の名の由来には、島根の比那神社も想像されますが、
こちらはイマイチつながらないんですよね。
比那神社の比那鳥命が天孫降臨つながりで
経津主にリンクすれば、鹿島・香取や大村にもつながりますかね…

(大村神社にて)

石段を登りきると、本殿を囲むように建つ参籠所や社務所が見え、
北向き(北北西くらい)の拝殿に出会えます。
このあと神社の方に伺った話では、
なぜ北向きかは明らかではないようですが、
鹿島神宮も北向きなのだそうです。

鹿島神宮が北向きなのは北辰信仰との関わりも言われたりしてますね。
鹿島と言えば、常陸(ひたち)。
東の、太陽が昇る、日立。
とすると、伊勢神宮は天照のお膝元、この三重の地は
さしずめ日中(ひなか)?
そんなわけでヒナか?

御祭神
主神: 大村の神
配祀神: 武甕槌神 経津主神 天児屋根命
合祀神:
(多数のため、略)

御由緒
当社は延喜式神名帳所載の古社で、御祭神、大村の神は
第十一代垂仁天皇の皇子(息速別命)で 伊勢神宮を
奉鎮せられた倭姫命の弟君にあたる。
(中略)
相殿奉祀の武甕槌神・経津主神は神護景雲元年に
常陸下総国より三笠山御遷幸の途次に奉斎。共に
奉斎された要石は土地の鎮め、地震除災の信仰を
あつめている。

大村の神が、東方では「大村守」ですね。
比那名居が遣えるのが名居で、
名居が遣えるのが大村です。

要石は鹿島神宮のものが良く知られておりますが、
鹿島の武甕槌命・経津主命が奈良の都の春日大社に祀られるその道中、
大村神社に休泊し、要石を奉鎮したと伝えられています。

ゆるぐとも よもやぬけまじ 要石 大村神の あらんかぎりは

鹿島の要石にまつわる、ゆるぐとも よもや抜けじの 要石 鹿島の神の あらんかぎりは、に酷似。
鹿島様が直接もたらしたものなので、当然ですが。
神社の方のお話では、東は鹿島の要石、西は大村の要石が
長年地震除の役割を担っていたそうで、
江戸の頃になると当時の震災の影響などで他の各地にも
要石が祀られる様になった、と掻い摘んでご説明下さいました。

これだけ鹿島と密接ですし、
しかもZUN氏はキャラ☆メルでの風神録インタビューで
武甕槌神にも言及されてますから、
鹿島も調べる必要があるかもしれませんね。

 

6月5日2時

(名居神社、大村神社探訪に対する
 拍手メッセージへのレスにて)

さて、三重県、地震以外の共通点となりますと、
一点、祭神の 天児屋根命 の共通が挙げられます。
天児…、天…児…、天…子…?
う〜ん、私もいろいろ奮闘してみましたが、
現在は春日三神に着目しています。
「雷」、「剣」 のタケミカヅチ、フツヌシ、
”天児”・名居神社のアメノコヤネ。
タケミカヅチと言えば、古事記では単身天下りますが、
日本書紀ではフツヌシと共に下りますね。
出雲國造神賀詞では布都怒志(ふつぬし)と共に
天夷鳥(あまのひなどり)が天下ったとされるようです。
このヒナドリは日照にも通じるようですし、
比那神社の祭神、比那鳥ですかね。
今のところはつながりきっておりませんで、
フツヌシ(刀剣)が主軸になっていますが、はてさて。

 

6月10日3時

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(6日1時)
> こんばんは。摸捫窩です。
(中略)
> 日本書紀に見られる地震(ナヰ)の神については、
> どのような神格かははっきりしないようです。
> 神代紀に見られる神ではないという見解もありますし、
> 大陸の陰陽道の影響もあるようです。
> 古語のナヰという言葉も、魚(な)+揺(ゆ)るだとか、
> 龍蛇を示すナギとかナワと同じ語源だとか
> の説があったかと思います。
> 言語学的な定説が何だったかは
> ちょっと失念してしまいましたが、
> ナヰとかナヰフルの形で使われていて、
> 前記の説は退けられていたかと思います
> (うろ覚えですみません)。

 (8日2時、補足頂きました)
> ナヰの語源ですが、有力な説は「な」が地の意味で、
> それに「ゐ(居)」が付いたもの、というもののようです。
> 語源説は沢山あるようで、根揺(ネユリ)とか
> 鳴動(ナイフル)とか色々あるようです。
> ちょっと気に入ったのは
> 黄泉を意味する泥犁(ナイリ)の略というものです。

なるほど、勉強になります。
広辞苑ではナヰの解説に
ナは土地の意。ヰは場所またはそのものの存在を明らかにする意。
とありましたが、なるほど、ヰの長い文は「ゐ(居)」を指していたのですね。

6月11日2時

そういえば、スサノオ関係を調べていてめっけたのですが、
オオクニヌシがスサノオのもとから逃走する際の一シーンでびっくり。
 即取持其大神之生大刀與生弓矢、
 及其天詔琴而、逃出之時、
 其天詔琴拂樹而、地動鳴。
 (須佐之男命の活力のみなぎる大刀と弓矢と、
  玉飾りのある琴を持って逃げ出したところ、
  その琴が木に触れて、大地がどっと鳴った)
ううむ、緋想天パッケージイラストの琴柱(ことじ)は
天の詔琴が元ネタかなぁー。

 

6月12日2時

昨日触れた「琴」ですが、
「うつほ物語」の名琴の方かもしれません…。
うつほ物語の主軸の一つが琴の伝授だったりします。
天女がもたらした名琴、南風と波斯風。
これを弾くと、様々な不思議が起り、
山が崩れたり、天変が見られたり、大地が揺れ池水が溢れたり。
さすが琴は古来から呪具であるだけのことはあります。

 

 

 

 

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