「東方儚月抄 〜Silent Sinner in Blue.」
第二十話 『最後にして幽かな穢れ』

 
あらすじ

  秋の名残の落ち葉と降り積もった雪が大風に吹き散らされる。
  月旅行の特ダネを待ち侘びた射命丸文が博麗神社に現れたのだった。
  月に向けて打ち上がった面々の中で巫女だけが未帰還であることに
  不穏な空気を醸し出しつつ、文は紅魔館へ潜入取材に飛び立った。


誌上情報

  扉アオリ   単行本中巻 大絶賛発売中☆
  柱アオリ   妖怪の影も見えない博麗神社…。
          次回、いよいよ最終回!
  あらすじ等  あらすじ、人物紹介あり
 


タイムライン

  1:神社 … 文
   「巫女の姿が消えてから早25日
   ロケット発射の三日月の日を陰暦3日と置き、
   文の情報収集が的確と仮定すれば、
   陰暦28日と言える。
  
  2:紅魔館時計台 … 文、咲夜
   「貴方たちが戻ってきてから10日近く経つ」 そんな日の15時頃。
   満月の日 (陰暦15日と言える) に即日強制送還と仮定し、
   文がその翌日に気付いたと仮定すれば、
   この日は陰暦26日近くと言える。
   文が気付いた日が不明であり、さらに 「近く」 の表現から
   実際に何日であるかはフレキシブル。
   最初の神社のシーンの前とも同日とも後日とも如何様にも出来る。
 
  3:神社 … 霊夢、魔理沙、文
   少なくとも、最初の神社のシーンよりも後だが、
   同日とも考えられるし、後日であるとも考えられる。

  4:月の海辺 … 霊夢、依姫、魔理沙、レミリア、咲夜
   戦闘シーンならびにその後。
   満月の日。

  5:綿月邸の庭先 … ペット達、幽々子
   兎達のセリフから、依姫が霊夢を連れ回している時であると知れる。
   陰暦16日〜28日の間のいずれかの日と推測される。

  6:神社 … 霊夢、魔理沙、文
   3:のシーンのすぐ後。

  7:綿月邸の庭先 … ペット達、幽々子
   5:のシーンのすぐ後。

 


セリフ解説

 ・不可で
 
  レミリアまたはパチュリーに対する取材を希望する文に対して
  メイドとしてスポークスマンを買って出た咲夜への文の応答。
  咲夜に対する取材は不可と言い、(レミorパチェへの)潜入取材を敢行すると宣言しつつ、
  気になることや取材テーマの話からそのまま咲夜と会話を続ける文であった。

 

 ・見た目古い扉は触れずに開くし
 
  自動ドア。
  第七話で既に登場済み。

 

 ・本に書かれた文字は拡大縮小自由自在だったわ
 
  電子書籍、電子辞書、電子ブックの系統。
  「本」 という認識なので、もっと発展したものかな。
 
    参考
    「Wikipedia」 (電子ブック

 

 ・打ち首獄門
 
  江戸時代の刑名。
  打ち首は罪人の首を斬ること。
  獄門は罪人の首を刑場または犯罪地にさらすこと。
  獄門の語は、獄屋の門に罪人の首をさらしたことに由来。
 
    参考
    「広辞苑 第五版」 (打ち首、獄門)

 

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