「東方儚月抄
〜月のイナバと地上の因幡」
第五回
※
以下、各4コマのオチについてはなるべくネタバレしません ※
あらすじ
里へ薬売りに出掛けようとする鈴仙だが、今回は一段と気が重い。
てゐはまだしも、何故か一緒について来る姫と、
その話を聞きつけた天狗が幻想郷お仕事見聞ツアーを買って出たため
結局鈴仙も仕事どころではなく、随行することに。
誌上情報
柱アオリ 来ちゃった…(ハートマーク)
泣かないで(by 館ひろ○)
タイトルラインナップ
・ひとりおおい
・いわゆる一つの社会見学
・添乗員
・読者投稿
・天狗だけに
・ドライブスルー
・今や貴重品
・さぼってないよ
・遊んでないよ
・最速で活字化
・あなたの笑顔と
補足
・(柱)来ちゃった…
女の子が来訪時に可愛らしく。
一方、山口弁では 「来られた」 「いらっしゃった」
の意。
後者が掛けられているかは不明。
・ひとりおおい
怪談系?
または、聖闘士星矢2巻の紫龍のセリフから?
「オレはどうも戦いがはじまったときから
ひとりおおいような気がしてならなかったのだ」
・いわゆる一つの
長嶋茂雄の特徴的な口語表現の一つとされ、モノマネで多用される他、
長嶋茂雄関連書籍タイトルに用いられるほどである。
「いわゆる」
や 「ひとつの」 は長嶋茂雄の口癖でもある。
「ひとつの」 は英語の不定冠詞 "a"
程度の意味合いであり
日本語表現では特に無くとも問題無い。
用いる場合は、「いわゆる、一つの社会見学」
のような区切りで、連語ではない。
・ドライブスルー
自動車に乗ったまま買い物をするサービス。
と言っても、店内に車で突入するわけではない。
・(柱)泣かないで(by
館ひろ○)
館ひろしはありがちな誤表記。
正しくは舘ひろし。
セリフ解説
・牛車
東方文花帖にて 「牛が引いているのに昔は宙を飛べたという牛車」 が、
東方求聞史紀にて 「空を飛ぶ牛車」 が
それぞれ月都万象展の展示品の一つに挙げられている。
「竹取物語」
には地上に姫を迎えに来た天人達の中に
「飛車 (とぶくるま)」
があった。
かぐや姫はこの 「車」
に乗り月へと帰ってゆく。
ビジュアル化される際にはその時代の車である牛車が描かれることがある。
・※小説『東方儚月抄』第二話より
小説版からのセリフ引用。
表記が長い英題は省き、代わりにジャンルを明示しての
この書き方が
「公式」 の略式と見て良いのだろうか。
・なんで あなたがいるのかしら 新聞記者 (ブンヤ)
さん
「猿田彦の先導」 (東方緋想天) つながりか。
猿田彦は天孫降臨を先導したガイドさん。天狗。
また、八咫烏は神武東征を先導したガイドさん。カラス。
つまり、カラス天狗は添乗員 (ガイドさん)。
・メモリーズ☆アレ
フランスの経済学者・物理学者のモーリス・アレだろうか。
記念写真のメモリーズとタレコミ報奨
(謝礼金→経済)?
または、「THEiDOLM@STER」 における
画像キャプチャシステム 「メモリーズ☆プリーズ」
や
関連グッズの 「メモリーズ☆アルバム」 からか。
・ピノキオか
有名な童話。ピノッキオ。嘘を吐くと鼻がのびーる。
また、高慢なこと、自負すること、その人を 「天狗」
と言う。
「天狗になる」 「鼻を高くする」 などの慣用句がある。
・ぶるま
ブルマーは運動時に着用する穿き物の一種。
男子の丸刈り強制に続き、女子のブルマー着用は幻想入りしていった。
・「あ はい お師匠」 「ま…」
「さ」
の脱字か。
最速と言いつつ普段は何日も、時にはそれ以上に昔のネタを
新聞にする文だが、「こういう時に限っては何故か」
というネタ。
超短時間発行や 「月の姫君」 の見出しはあくまで四コマネタってことで。