「東方儚月抄 〜月のイナバと地上の因幡」
第十一回

※ 以下、各4コマのオチについてはなるべくネタバレしません ※


あらすじ

  迷いの竹林に住む少女、妹紅登場。
  迷い兎を永遠亭に送り届けた妹紅。
  そこで矢張り一悶着起こるのであった。

 

誌上情報

  柱アオリ 冒険でしょでしょ?
        決闘は遠い日の花火ではない。

 

タイトルラインナップ

  ・登場
  ・お届けものです
  ・失礼な想像
  ・見返り美人
  ・気のせいでした
  ・3 人前
  ・食べたくなんかないぞ
  ・5 人目も
  ・※この後おいしくいただきました
  ・やっぱだめ――
  ・それじゃないけど それはそれで
  ・主犯
  ・お大事に
  ・輝夜と妹紅
  ・陰謀論
 
 
  タイトル雑学
 
  ・(柱) 冒険でしょでしょ?
   アニメ 「涼宮ハルヒの憂鬱」 のOP主題歌
   平野綾の歌 「冒険でしょでしょ?」 より。
 
  ・見返り美人
   菱川師宣の浮世絵、「見返り美人図」 より。
 
  ・※この後おいしくいただきました
   近年のTVにて、食べ物を粗末に扱う描写に付随して出されるテロップ、
   「このあとスタッフ一同でおいしくいただきました」 系統の文言にちなむ。
 
  ・(アオリ) 決闘は遠い日の花火ではない。
   サントリー社のウィスキー 「オールド」 のCMにおける
   キャッチフレーズ、「恋は、遠い日の花火ではない」 より。

 

セリフ解説

 ・私にデレ期は無いのポーズ
 
  「まんが4コマKINGSぱれっと」 にて連載中の
  結城心一のマンガ 「ちろちゃん」 より、
  ちろちゃんのセリフ 「あたしに デレ期はない!!」 と
  そのコマのポーズにちなむ。
  デレ期のデレはツンデレのデレ。
  常時ツンツン宣言。

 

 ・ういろう
 
  ういろう【外郎】
  「1:元の人、礼部員外郎陳宗敬が、応安(1368〜1375)年中、
     日本に渡来し、博多に住んで創製した薬。その子陳宗奇は
     京都に移って外郎家と称し、のち、小田原に伝えられ、
     江戸時代に評判を取る。痰の妙薬で、口臭を消すのにも用いる。透頂香。
   2:菓子の名。米の粉・砂糖・葛粉などを混ぜて蒸したもの。
     もとは黒砂糖を使っており、色が1に似る。山口・名古屋の名産。ういろうもち。

  (広辞苑より)
 
  菓子のういろうに、薬のういろうが掛けられているだろうか。

 

 ・あやつは我々の中で一番弱いもの!
 
  バトルマンガでありがちな展開の一つ。
  主人公たちが大苦戦して倒した敵が、
  実は敵軍の最弱と聞かされ、主人公達や読者に衝撃を与える。はず。

 

 ・私自らが出る――!
 
  第三回参照。

 

 ・忘れたとは言わせないぞ
 
  五つの難題により妹紅の父が受けた侮辱。
  (竹取物語通りならば、父の自業自得か)
  蓬莱の薬による不死化。

 

 ・ほし柿
 
  「渋柿の皮をむき、ほして甘くしたもの。ころがき
  (広辞苑より)

 

 ・ハライタのクスリ
 
  下剤
  「大便を排出させるために服用する薬剤。便通をよくする薬。くだしぐすり
  (広辞苑より)
 
  薬学的には瀉下薬
  浸透圧を変化させ、便が排出されるのを容易にする、
  小腸または大腸を刺激し排便を促す、
  副交感神経亢進により腸の蠕動運動を促進する、といった種類がある。

 

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