「東方儚月抄 〜月のイナバと地上の因幡」
第二十回

※ 以下、各4コマのオチについてはなるべくネタバレしません ※


あらすじ

  妖怪兎達のストライキ。
  前代未聞の待遇改善要求作戦に、
  永遠亭は兎達抜きでの生活を迫られた!
  あの頃の日常はもう二度と帰ってこない…なんてことはなかった。

 

誌上情報

  柱アオリ     平助先生とは関係ありません。
             イナバの子はイナバ。

 

タイトルラインナップ

  ・誤)ク→正)キ
  ・間は口ほどに物を言う
  ・おめでたい
  ・ウチの姫は幻想郷イチやー
  ・一人はみんなのために
  ・日常的風景
  ・抱きうさぎ
  ・ちょっと嘘つきました
  ・うさぎたちの警備力
  ・デフォでこれ
  ・板ばさみ
  ・4 つ 目
  ・パブロフのうさ
  ・終 戦
  ・で
 
 
 
  タイトル雑学
 
  ・(柱)平助先生とは関係ありません。
   4コマKINGS まんが ぱれっと誌にて
   「春風いちばんっ」 を連載中の作家、ストライク平助氏のこと。
   今回最初のネタが 「ストライク」 だったことを受けて。


  ・間は口ほどに物を言う
   ことわざ 「目は口ほどに物を言う」 より。


  ・一人はみんなのために
   "un pour tous, tous pour un."
   "One for all, all for one."
   (一人はみんなのために、みんなは一人のために。)
   より。
   アレクサンドル・デュマ・ペールの 「三銃士」 の言葉で、
   集団主義やラグビーなどのスポーツでよく用いられてきた。


  ・デフォでこれ
   コンピュータで、あらかじめ標準として用意されている状態や動作、
   初期設定を言う、「デフォルト」 の省略形。(デフォルトの意は広辞苑より引用)
   IT関係者など、この意を知る者が日常の事柄に適用して表現することがある。
   一般には通じないこともある。


  ・パブロフのうさ
   条件反射の代名詞、「パブロフの犬」 より。
   ベルの音を聞かされた後にエサを食べさせることが習慣付けられた犬が、
   やがてベルの音を聞くだけでよだれを垂らすようになったという実験。

 
  ・(柱) イナバの子はイナバ
   ことわざ 「蛙の子は蛙」 より。

 

セリフ解説

 ・(だるま)
 
  縁起物のだるま。
  祈願が叶うと目を書き入れる習慣がある。
  書き入れる前は両目とも白の場合と
  片方には予め書き入れられている場合とがある。

 

 ・プラカード
 
  「スローガンや校名・国名などを書いて持ち歩く、柄のついた看板。
   デモ・入場行進などに使う。

  (広辞苑より)

 

 ・開けるな
 
  最初とは書かれた内容が変化した張り紙。
  そっとしておかなかったのだろうか。

 

 ・しくしくしく
 
  ダンボール箱に閉じこもり悲しむのは
  アニメ 「バトリアスリーテス大運動会」 にて
  主人公の神崎あかりが落ち込んだ時に閉じこもる、
  「あかりハウス」 と書かれたダンボールを意識したものだろうか。
  側面には家のイラストも描かれている。
  箱に底は無く、閉じこもりながら移動できる。
 
  ここでは、アマゾンのロゴマークが描かれたダンボール箱であり、
  蓋の部分にも、"amazon.co.jp" と思わしき文字が見られる。
  箱に底が無い点では 「あかりハウス」 と一致する。

 

                                  →back