異変が起こる前に

 体験版の霊夢ストーリー、STAGE 1。いへんがおこるまえに
 対魔理沙戦。
 
 魔理沙 「ちょっと気になる事があったんで呼んだんだ
       もしかして異変の予兆じゃないかと」

 (中略)
 魔理沙 「いや、ここの所不自然な天気だったもんで
       ちょっとお前に注意して貰おうと思ったんだが」



雹害の森

 体験版の霊夢ストーリー、STAGE 2。ひょうがいのもり
 対アリス戦。
 
 ・雹害
   「雹による農作物の被害。」
 
 アリス 「それはともかく、雹は困るわよねぇ
       雹害も馬鹿にならないし……」

 
 【参考】
 「広辞苑 第五版」



最後の日常

 体験版の霊夢ストーリー、STAGE 3。さいごのにちじょう
 対文戦。
 
 文  「あーあ、何か大きな事件が起きないかなぁ」
 霊夢 「貴方の言う大きな事件って例えば?」
 文  「神社が倒壊したり巫女が下敷きになったり」

 (中略)
 文  「それでは面白い記事は書けません
     何か動いて貰わないと……」
 霊夢 「何かあったら動くわよ!
      本当に神社が壊れたりしたら、ね」

 
 地震で神社が倒壊する前の日常シーン。
 
 
 ▼会話
 「道案内は天狗の得意分野」
 
 → 風神録事典(岐符「天の八衢」) 参照。



緋色の霧雨

 霊夢ストーリー、STAGE 1。ひいろのきりさめ
 対魔理沙戦。
 
 霊夢 「それに魔理沙の周りだけ降っている
      あの雨を降らしている雲は緋色だったわ……」

 (STAGE 2 より)



氷の粒が降り注ぐ

 霊夢ストーリー、STAGE 2。こおりのつぶがふりそそぐ
 対アリス戦。
 
 アリス 「最近の天気はおかしいわね
       毎日、が降ってくるじゃないの」

 
 
 ▼会話
 「あ、いつぞやのサボマイスタ」
 
 サボタージュの略であるサボ
 マスターと同源のドイツ語のマイスター
 フランス語とドイツ語の妙な合成。
 「何だそれ」。
 (英語とドイツ語で合成した吸血鬼もいたけど)



三途の幻想郷

 霊夢ストーリー、STAGE 3。さんずのげんそうきょう
 対小町戦。
 
 小町 「ああ、もう 何処に行ってもジメジメしていやねぇ」
 霊夢 「あ、いつぞやのサボマイスタ」
 小町 「何だそれ
      仕事の合間に散歩していたら
      面白そうな事をしていたので見に来たのさ」

 (STAGE 2 より)
 
 小町の周辺で発生する川霧
 三途の河に発生する霧を彷彿させるそれは、
 仕事の合間 (=四六時中) の小町の散歩に付き纏い、
 小町にとっては幻想郷全体が霧に包まれ、
 幻想郷が三途の河のような状態であったと思えたのかもしれない。
 そこから、三途の幻想郷というタイトルだろうか。



雨にも風にも

 霊夢ストーリー、STAGE 4。あめにもかぜにも
 対文戦。
 
 霊夢 「よりによって酷い天気ねぇ……
      あんたには風と雨がお似合いって事ね」
 
 文の天候、風雨の風と雨。
 
 タイトル表現は、一般に 「雨ニモマケズ」 と呼ばれる
 宮沢賢治の詩からと思われる。
  雨ニモマケズ
  風ニモマケズ
  雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
  丈夫ナカラダヲモチ

 
 【参考】
 「青空文庫」>宮沢賢治 >[雨ニモマケズ]



天女の緋色

 霊夢のストーリー、STAGE 5。てんにょのひいろ
 対衣玖戦。
 
 ・天女
   「天上界に住むという女。女性の天人。てんじょ。」
 
 龍宮の使いである衣玖は天人ではないが、
 羽衣を纏っている事からの連想、あるいは、
 「普段は天界に住んでいる」 ということから広義には天女と言える。
 緋の衣を纏う天女
 緋色の雲を監視し、緋色の雲に泳ぐ龍宮の使い。
 
 【参考】
 「広辞苑 第五版」



天の娘、地の神、人の心

 霊夢のストーリー、STAGE FINAL。てんのむすめ、ちのかみ、ひとのこころ
 対天子戦。
 
 にして大地を制し」
 「にして要を除き」
 「の緋色の心を映し出せ」
 
 ・天地人
   「天と地と人。宇宙の万物。三才。」
 
 天地人にちなみつつ、比那名居天子自身を指すタイトル。
 天人である天子は天の娘。天子の名そのままでもある。
 元は地上出身であり、地震を鎮める要石を護る
 神官の一族であったことから地の神
 一族の格上げに伴って天人となっただけの、
 欲のない天人としての格を備えず俗っぽく、人の心を有する。
 
 
 ▼会話
 「天にして大地を制し」
 「地にして要を除き」
 「人の緋色の心を映し出せ」

 
 大地を制するとは、ここではおさえることではなくコントロールすること。
 要を除くとは地震鎮護の要石が天界として空に浮かび、大地に無いこと。
 その結果、大地が生き続け、地上は豊かになる。
 どちらも地震を発生させる事を意味する。
 また、いずれも人の気質を天気として映す緋色の雲を指し、
 ひいては全体で 「緋想の剣」 を指す、といったところだろうか。
 
 【参考】
 「広辞苑 第五版」



★対戦勝ち台詞

「ま、供養ってお寺の用語のような気がするけど」
(対アリス)

 ・供養
   「【仏教】三宝(仏・法・僧)または死者の霊に供物を捧げること。
    追善供養・施餓鬼供養・開眼供養などさまざまな種類がある。」
 
 実際は寺に限定されず、淡嶋神社など、人形供養で有名な神社も知られる。
 
 【参考】
 「広辞苑 第五版」



 

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