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2008年8月12日〜14日

神符「結びスギでフル奇縁」

 

ぶらりでかけました、山陰地方。

メニュー
1日目 出雲・松江
2日目 鳥取〜丹後
3日目 丹後・大江

 

 

というわけで、鳥取の朝です。

JR鳥取駅に到着です。

朝からデジャヴです。

大国主さんとてゐさんです。
何か兎増えてるし。

 

バスターミナルから日の丸バス・鹿野線に乗車。
浜村経由鹿野行き。

【関連リンク】 日の丸バス

 

バスに揺られて40分、白兎(はくと)橋バス停下車。

ここもかっ!
っていうか、ここが本場ですが。
白兎海岸です。
ん〜、まぁ、出雲大社も大国主の本場(?)ですが。

ということは、鳥取駅のが余計なのかっ。
一番スマートで見た目は良いですけどね、鳥取駅のは。

道の駅から海水浴場方面に架かる歩道橋より。
淤岐ノ島です。

高草の郡に住んでいた兎が、洪水のとき竹の切株にのって
淤岐島(おきのしま)に流され、兎は陸へ戻りたいばっかりに
近海のワニザメをだまして陸へ戻ったので、ワニザメは怒って
兎の皮をはぎ赤裸にしました。
兎が泣いていると
(以下略

割と近いですね。
兎にしては一大事、ですかね。
それにしても、「竹の切株」って…

同じく歩道橋より。
白兎海水浴場です。
あついぜー、泳ぎたいぜー。

おっと、離岸流。
乗っかるとあっという間に沖へ流されます。
足元を掬われても危険。

画面下側中央が道の駅とか歩道橋の位置。
淤岐ノ島と陸地の間にも離岸流発生ポイントが。
なるほど、意外と要警戒水域だったのですね。
てゐ、賢いなー。

さて、道の駅横に戻って、白兎神社です。

階段を昇ると、蒲のお出迎え。

素兎は大国主の教えを実践し、
蒲の穂でその身をくるみ、傷を癒した。

借符「大穴牟遅様の薬」

あるいは、にとり。

手水舎

接近するとセンサーに感知され、
大黒様の歌(かな?)が流れます。
ちょっとビックリ。

拝殿

注連縄が独特の形状ですね…?

御祭神 白兎神を主神として保食神を合祀している。
日本医療の発祥の地であり古来病気傷痍に霊験あらたかな神様である。
尚、大国主命と八上姫との縁を取りもたれた(仲人された)縁結びの神様でもある。

まさかここも 「縁結び」 だったとは…。
と、言いますか、縁を取りもってましたっけ…
てゐの詐称では…?

授与所横の休憩所に掲げられた解説には、
祭神は白兎神、保食神、豊玉姫命、とある。
豊姫との縁なら大歓迎ですよ〜。

本殿

菊座石

本殿を支える土台石(六ケ)に菊の紋章が彫刻(二十八弁)してある。
近郷の社はもちろん、全国的にも珍しい。
神社創設が皇室と何らかの関係があったものと云われている。

てゐだからねぇ〜…>皇室と何らかの関係

御身洗(みたらし)池、あるいは不増不減の池

素兎が身体を洗ったと言われる。
また、どんなに旱天でもいかなる豪雨でも
水の増減がないのだとか。
さすがてゐですね。

白兎神社から戻りがてら、道の駅を撮影。
一階は休憩所、お土産・海産物市場。
二階はレストラン。

このあたり、一昔前とは様相が一変していますね。
ネットで白兎神社の画像を見てみると、
一の鳥居近辺の様変わりが瞭然です。

【関連リンク】 山陰観光地案内(白兎神社)

 

道の駅でくつろいで、
実家用のお土産と会社用のお土産をまとめて実家に発送し、
(会社用のお土産は帰省のついでに回収する魂胆)
バスの時間が来たので、白兎バス停から日の丸バスに乗車。

海水浴シーズンで道路が混んでバスが遅れたらとハラハラしましたが、
国道9号線の流れは比較的スムーズで、バスは遅延もなく、
なんとかギリギリ、末恒駅に着けたー!
と思ったら、山陰本線が15分ほど遅れてました。
焦って損した…orz

そうだった…単線の遅延リスクの高さを計算に入れてなかった。
まぁ、とにかく、リスキィな山陰本線に無事間に合い、
鳥取駅、浜坂駅と乗り継ぎを経て、
2時間と20分後
降り立ったのは…

兵庫県は城崎温泉の南方、玄武洞駅。

玄武洞駅から東へ少し行くと、川にぶちあたります。
玄武洞は対岸です。
玄武洞駅なのに玄武洞へは易々とは辿り着けない、
行き当たりばったり者泣かせの駅です。

その昔は渡し舟が出ていたのですが、それも近年廃業。
玄武洞へは城崎温泉駅や豊岡駅からレンタサイクルかタクシーで行きましょう、
玄武洞駅からは行けませんよ、なんて、ますます詐欺駅だったわけですが、
その渡し舟がこの7月下旬に復活していたのでした!

【関連リンク】 玄武洞ミュージアム

河川の増水や天候によっては渡し舟は運航しませんので、
予め電話で確認すると良い様です。

桟橋(?)に到着してから、渡し舟来て下さい、と電話します。
写真の看板に渡し舟連絡先が書かれていますので、
行きあたりばったりでも大丈夫。
ちょっと心配していましたが、携帯の電波も良好でした。

しばらくすると、対岸の建物の辺りからボートがやって来ました。
だいたい乗船時間は片道3分ですかね。
船頭さんの準備や都合もありますから、
時間に余裕を持った方が良いです。

対岸に到着しましたの図。
乗ってきたボートと船頭さんを勝手に撮影。
船頭さんと言っても、手漕ぎじゃないですよ。
(片道3分ですし)

日差しはきついですが、夏の川面をぐいぐい行くのは爽快。
ボートに驚いて魚が跳ねたり、短時間ながら面白かったです。
片道300円、往復600円。
乗船券を持っていると、玄武洞ミュージアムの入場割引の特典あり。

対岸に到着してすぐの建物は、
一階が飲食休憩とお土産売り場。
地元の名物・特産品の他、宝石・鉱石を販売。
二階が玄武洞ミュージアム。
宝石・貴石・奇石・鉱石・化石の世界。
入館申し込みは一階売店にて。

建物のすぐお向かいに、玄武洞公園があります。

まずは一番端の青龍洞。
石柱が束を成して壁となっています。
硬質な岩石が滑らかな曲線を描く、
ダイナミックな美。

溶岩が流れ、冷え固まって玄武岩となります。
冷えて収縮するので割れ目が生じ、
溶岩塊の内部まで同様に割れ目が走ります。
柱状の節理(節理とは、岩石、特に火成岩にみられる
やや規則的な割れ目のこと)はこうして形成されます。

まぁ、青龍洞の柱状節理が溶岩の流れというわけではありませんよ、
ということで。

こちらはメインの玄武洞。
規制線が…
秋芳洞とかの鍾乳洞のノリで涼めるかと期待していましたが、
儚い夢でした(^^;;

その脇の斜面。
六角形が並んでいますが、
これが柱状節理の断面、六角形ないし多角形で
玄武洞の玄武の名を冠する由縁ですね。
ひいては玄武岩の命名にまで波及しました。
(写真下部はただの石垣かな)

白虎洞

小さいながらも、柱状節理とその断面の両方を
間近で見る事が出来ます。
こちらは柱状節理が水平方向に走っています。

南朱雀洞

こちらは規制線なし。
落石に注意しつつも、
洞に溜まった水に触れることも可能です。

北朱雀洞

全体的には、舗装や階段の整備がされているとは言え、
(一部改装中)
少々起伏もありますので、歩きやすい格好が良いですね。
洞窟内には入れませんので、涼を求めるつもりではいけません。
あとは、散策路の木々を見た感じでは紅葉の季節に訪れるのが
良さそうな印象ではありました。

 

さて、玄武洞ミュージアムの方に戻ってくつろいだりしまして、
玄武洞駅の列車時刻に間に合う様に、渡し舟を売店で頼みます。
船頭さんの都合もありますので、列車時刻の15分前とか
余裕をもってお願いするのがベスト。
というわけで15分前にでも、と思っていたら、
20分前くらいに他の方が渡し舟の依頼を申し出てはったので、
慌てて私も申し出ることに。油断は禁物。

 

玄武洞駅から山陰本線で豊岡駅へ。
ここの連絡がどうしても悪く、1時間を読書で潰す。
豊岡駅から北近畿タンゴ鉄道にて1時間。
陽光が強烈に射す上に満員で、暑い暑い車内でした。
う〜ん。

 

到着したのは天橋立駅。

天橋立は二度目です。
と言っても、以前来たのは小中学の頃だったかな。
随分と昔のことです。

17時の天橋立は、海水浴客も引き上げ終わりの頃で、
また、真上から照り付けると厳しい日差しも
松並木で結構遮られて、ほどよい按配。
と言っても、さすがに1時間程度も歩けばやはり汗だくですが。(^^;;

途中にあります磯清水。
四面海水の中にありながら、少しも塩味を含んでいないとことから、
古来不思議な名水として喧伝されている。
名水百選

橋立明神(天橋立神社)

なんとなく風景

【関連リンク】 天橋立観光協会(天橋立エリア)

18時頃、お宿に着。
当初の予定になかったものの、
折角来たのだし、と展望台から天橋立を見ようかと企んだけど
ケーブルカーは18時までだったため敢え無く撃沈。
まぁ、一度見た事があるからいいけど。

海の幸うまー。
お疲れ様でした〜。
二日目、了。

 

 

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