拍手レスと更新時コメント、4月分です。
拍手コメント多謝THANKS.GIF - 1,494BYTES
                     TOPへ→

2007年5月            2007年3月

4月1日2時

さようなら去年度。こんにちは今年度。
年度変わりディマーケイション(境界)。
というわけで(?)東方紅魔郷事典のステージ1更新です。
そーなのかー。

恒例のアレですよ、旦那。
・夢幻夜行絵巻
 前回は姫神の「夢幻夜行」を挙げておりましたが、
 今回、「百鬼夜行絵巻」と「夢幻花絵巻」を追加しました。
 元ネタの本命は姫神で変わらないのですが、
 百鬼夜行絵巻も重ねられてるかも?
 絵巻だけど縦スクロール。
・ほおずきみたいに紅い魂
 鬼灯&鬼火の解説を補強しました。
・ルーミア
 ポーランドの都市 "Rumia" 発見。
 たぶん、関係無いです。
・ナイトバード
 人気投票でのZUN氏コメントを追加しました。
 それに伴い、 "night-bird" としていた解釈を
 "night bird" に変更しました。
 元ネタのシャ(略)はたぶんコレ。
 http://www.youtube.com/watch?v=upkpZjnckAc
・ディマーケイション
 ややこしい解釈を一掃し、素直に弾幕と絡めて解釈し直しました。
 "demarcation" は馴染みの無い単語ですが、
 実はわりと身近に隠れているようです。
 エスカレーターの「黄色い線」が demarcation line なのだそうで。
 それにしても、カタカナ表記は
 デマーケーション、ディマケーションなど様々です。8通り。
・人類は十進法を採用しました
 難解表現というわけではありませんが、
 紅魔郷におけるネタリンクの一角を担っているので解説をば。

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(28日22時)
> 流れ水というか、流れてなくても吸血鬼って水ダメじゃないっけ。
「お嬢様、お茶の時間です」
(カチャ)
「ありがと。いい香りの紅茶ね」
(クイッ)
(ブバッ!:∵;(;:゜:ж;゜;,);:∵)
「お嬢様ー!?」
 
流れ水に限らず、水すべてダメというのは
さすがに酷です。(^^;;

(29日2時)
> ますます充実した事典を、いつも楽しませて頂いております。
> 毒の話題も面白かったです。
> 神主様はかなりの毒物マニアと見ました
> (冶葛とかコンバロとか福寿草とか?)。
> 私の見た本ではトロパンアルカロイドになっていましたが、
> ベラドンナアルカロイドとも言うんですね。
> 一口に毒と言っても効き方のメカニズムが多様で、
> 生物の勉強になりました。

ありがとうございます〜(^-^)
ZUN氏の毒物知識はかなりのものと私も思います。
ちょっとした毒関連の本ではカバーしきれないくらいマニアックで
調査の際には悪戦苦闘が常です。(汗)
トロパンアルカロイドとベラドンナアルカロイドですが、
どちらもだいたい同じものを指すようです。
アルカロイド自体が化学物質の総称で、けっこうだいたいです。
ベラドンナに含まれるアルカロイドだからベラドンナアルカロイドとか
化学構造でトロパン骨格を共通して持つからトロパンアルカロイド
という様に視点によって名前が流動的です。だいたいです。
生物屋と化学屋の違いかもしれませんね。
> 易についても触れられておられますが、
> 私には易は難しいです。
> 方位との結びつきからして後天図と先天図で全然違いますし。
> 五行の配当も、wikiと同じ形を掲載している本と、
> 違うもの(吉野裕子著だったか)もあって、そこでは、
> 乾・兌(金気)、離(火)、震・巽(木)、坎(水)、艮・坤(土)
> となっているんです。もう何が何やら(笑)。
> まあ、解釈の幅が広いのは、
> 占い師には都合の良い理論なのかも知れません。

至らぬ所のフォローをありがとうございますっ!
なるほど、先の拍手メッセージを下さった方は、
きっとこちらの五行の配当を指しておられたのですね。
説が分かれている(または複数)となると、
深入りは危険そうですね(^^;;
八卦の時点でふらつきがあるとなれば、
確かに、何が何やらです…。
これもまぁ、だいたいでOKってことですね。(ぇ
> 森さんの黒猫...、内容を殆ど覚えていなかったので、
> 久々に読み返して見ました。
> アポロとか月とか言ってる部分が有ったのですね。
> 印象が薄かったのは、ライアル・ワトソンが引用されてて、
> 引いてしまったからかもしれません。
> それにしても改めて見ると、森ねたは多そうですね。
> 少しずつ読み返してみようかと思っています。

私は東方東方…と先入観が頭の中を巡りながら森作品を読んでおり、
これはあまり良い臨み方ではないなぁと思いつつ…(汗)
アポロもそんな触覚でなければ印象に残らなかったと思います。
十進法や音速が遅いなどのネタも同様…。
ライアル・ワトソンって恥ずかしながら知らなかったのですが、
彼の著書のタイトルだけでも引けますね(^-^;;
> 今度はどこが更新されるのか、楽しみにしています。
ありがとうございますっ☆
ぼちぼちですが、ぐゎんばります!

(30日10時)
> 暇つぶしに『天路歴程』を読んでいたら、
> 虚栄の市の場面で、マリスという言葉が出てきました。
> 意味は悪意だそうです。あの光は、人の悪意の光………!

どうやら英単語にマリスがあるようです。
・malice … 「悪意、恨み、犯意」
悪意に走りすぎると身を滅ぼすもので、
精密動作は超ニガテ。
Malice hurts itself most.
(悪意のある人の最大の被害者は悪意のある人自身である)
なんてことわざもあるそうです。
言い得て妙なのでZUN氏も修整しはらないのかも?

 

4月2日1時

春ですよー!

桜を見てきました。
3月31日→ (京都:六道珍皇寺、伏見稲荷、墨染寺)
4月1日→ (大阪:弘川寺)
パーフェクト・チェリー・ブラッサム!
略してPCB!(危

森博嗣の「人形式モナリザ」を読みました。
キーワードは「人形」「操り」「モナリザ」と冒頭で示されます。
「式」=「操り」と取れますね。
あとは「乙女文楽」が描かれております。
東方に関連しそうなところはそんなところでしょうか。

今は藤木稟の「黄泉比良坂、血祭りの館」を読み進めています。
ルナ・ダイヤルが出てくる作品「暗夜行路」が物語の後編で、
「血祭り」がその前編なのですが、これは凄いです。
グロい描写もあるので、苦手な人にはお勧めできませんが、
この作品にも東方元ネタがちらつきます。
詳しくは後日…。

 

4月5日2時

門板の非公式設定スレで少し前(799〜あたり)に
永琳スペカ背景関連の話題があったので、少々…。
永琳スペカ背景が「上下反転した西行妖(?)」であることは
ほんのひなんじょ様の東方私見で早くから指摘がなされていますが、
改めて…(クリックで拡大)

右が永琳スペカ背景で、上下反転&縮小しています。
上下反転というのは、ちょうど月が水面に映る
その虚像と実像の関係と同じです。
上の虚像と実像は実に良く似ています。
枝ぶりがわずかに異なるのは、画像を加工する際に
選択範囲をあまり厳密に取らなかったものなのでしょう。たぶん。
 
幽々子スペカ背景は西行妖とは限りませんが、
幽々子の背景に象徴的に据えられるならば
満開の桜か西行妖かといったところでしょうし、
まぁ、西行妖でしょう。
西行妖は人を死に誘います。これは求聞史紀に記述されますが、
妖々夢のテキストにも(明言はされていませんが)そう解釈出来る
記述があります。
永琳の背景の樹木はその天地逆転です。
そして、永琳のスペルには生命遊戯や蘇活、
物語のキーワードとなる蓬莱の薬があります。
西行妖の死に対して、生命あるいは不死が見出されます。
 
さて、東方の物語中には具体的に何の樹木であるか、
といった言明はありません。
しかしながら、月には「桂」が生えていると中国の伝承があります。
「呉剛伐桂」。
呉剛が桂を切り倒そうと斧を振るいますが、
桂の木は傷ついても速やかに再生してしまうため
呉剛は永遠に木と格闘しているのです。
これがすなわち不死の樹。
 
また、上図では永琳スペカ背景の方を縮小していますが、
樹木に着目すれば永琳の方が樹木自体は拡大されています。
空を覆い尽くさんばかりに巨大な樹木ということで
世界樹・ユグドラシルも連想されます。
ユグドラシルもまた、傷つけられても
ノルンの魔法の薬草で再生し続けるとか、
ラグナロクで全てが滅んでもこの大樹だけは存在し続けるとか
言われています。
 
ちなみに、桂は中国でモクセイ(木犀)属の植物を指すようで、
日本で一般的に言うカツラ(桂)とは異なります。
ユグドラシルはトネリコの樹とされますが、
モクセイ属もトネリコ属も同じモクセイ科の植物です。
この2つに限らず、生命の樹(セフィロトの樹)でもいいかもしれませんし
それらをいずれも兼ねていると見ることもできますね。

(つづく?)

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(2日20時)
>> 言うわね。でも、発酵の能力は神の力。
>> 貴方達亡霊は神も見捨てたって事よ!(本編より引用)
> つまり、保存料・着色料を日常摂取しているため
> 死体が腐りにくい現代人は神様から
> 見捨てられかけているってことかな?[HN.亦紅]

然らば、神に見捨てられないためにも、
神秘の御技、プロバイオティクスですよ!
あなたの体内にも神の力。
特にヤゴコロ印のヨーグルト飲料は
生きて腸まで届くどころか、生きて座薬に打ち勝つ、
極めて優れた特定保健用食品です。
 特保 「生命乳業 −ライフゲーム−」
 
まぁ、雪○乳業の事件も黄色ブドウ球菌により発酵だったわけで、
神様にもいろいろある訳ですね。

(4日13時)
> 映姫さまがよく子供っぽいといわれるけど、
> 閻魔の本地仏である地蔵(賽の河原の子供を救う)が
> 本性だからでしょうか?

仰る通り、閻魔王と地蔵菩薩は同一視されたりしますね。
しかしながら、青森の地蔵菩薩は
たいそう大きくていらっしゃいます。(Wikipedia)
また、映姫様の言動からも子供っぽさはあまり感じられません。
そこで、より的を得た表現をするならば、そう、
映姫様は幼児体k(ラストジャッジメント

 

4月7日20時

前回のStage1ひとりごとに書き忘れたことが。
妖魔夜行。
ライトノベルの妖魔夜行シリーズ、
そのサブタイトルの一つに「鳩は夜に飛ぶ」があります。
「夜の鳩山を飛ぶ」は
夜の鳩山(地名)を飛ぶ and/or 夜の鳩、山を飛ぶ?

さて、先日(4月5日)の続きをば。
前回は世界樹・ユグドラシルに触れましたが、
その関連、世界軸(アクシス・ムンディ)=世界の中心に生える木
について引用を介しつつご紹介。
 スカンジナビアの伝説によるとね、イグドラシルには智恵と
 不老不死の生命を与える力がある。
(中略)
 イグドラシルにはニードヘッグという巨大な蛇が住んでいて、
 枝の一番上に住む鷲(わし)と敵対している。この鷲と蛇は
 互いに太陽と月の原理を表しているというよ。
(中略)
 鷲と蛇の「終わり無き戦い」は、コズモスの「終わり無き再生」を
 象徴しているんだ。古来から、蛇や蛙や蟹は月、
 鷲や獅子や烏は太陽と関係づけられる。

智恵と不老不死を具える永琳のスペル背景には大樹。
その周りで繰り広げられる「終わり無き戦い」と言えば
輝夜と妹紅の関係が思い起こされます。
 (螺旋階段が象徴するのは)蛇ではないよ。龍だ。
 しかし同義的だね。龍は蛇から進化した聖獣だからね。
 屋根のはおそらく鳳凰だ。鳳凰は中国では太陽を表す鳥だ。
輝夜=龍と見立てられるのは、スペル背景である慈聖宮の龍や
龍料理、籠目(竹に隠れた龍は『籠』、姫を秘匿するシンデレラケージ)、
そして蛇と龍が同義的であればニードヘッグにも見立てられます。
ついでに、龍が自分の尾を銜えればウロボロス、永遠。
妹紅もまた、鳳凰が太陽を表すことから太陽と関連する
鷲(フレスベルク)にも見立てることが出来ます。
 さてそこでだね、世界軸(アクシス・ムンディ)は
 聖書にも登場してくる。
(中略)
 「神はエデンの園の中央には、命の木と善悪の知識の木を
 生えいでさせられた」――創世記二・九にある記述だ。
 次に園に住む蛇に騙されたイブとアダムは智恵の木から
 禁じられた実を食べてしまい、哀れにも、神によって
 楽園を追放されてしまう。

前回の最後に仄めかした命の木です。
善悪の知識の木とセットで、智恵と不老不死の実をもたらします。
一方、アダムとイブは楽園を追放され、蛇は地を這うよう定められます。
ここでも蛇が現れますが、先と同様にこれを輝夜の見立てと見ると
どうなるでしょうか。
月の禁を犯した(犯させた)という大罪のため地上に落とされ、
以来「地上に這いつくばって暮らす」こととなった輝夜に
符合するとも考えられます。
妹紅は、輝夜ら月人の様に蓬莱の薬を禁じられていませんでしたし、
そそのかされて服用したわけでもありません。設定テキストからは
むしろ中身や効能を知らずに手を出したと思われます。
人間の範疇を越え、人間社会から外れはしましたが、
禁を犯した訳ではなく、ただ「最大の大罪の犠牲者」であるのでしょう。
 
輝夜の最大の見立ては「竹取物語」ですが、
罪を犯したため地上に落とされたかぐや姫との符合、
何より月には不死の樹木・桂が生えますから
輝夜・永琳は上述の「世界軸」2種に上手くリンクするという具合です。
世界軸が相手なのですから、敵は強大で
二人掛かりにもなるわけです。
 
上記引用(太字)はいずれも藤木稟「黄泉津比良坂、暗夜行路」より。
月時計(ルナダイアル)のネタ元の小説です。
これについては4月2日に「詳しくは後日」とか書きましたが、
さらに後日…(^-^;;

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(6日15時)
> 映姫=地蔵説を唱えた者ですが、
> 一応求聞史記での記述考慮に入れたんですが・・・

うあ…求聞史紀はすっかり失念しておりました。
というか、映姫=幼女説と完全に履き違えておりましt(弾幕裁判
求聞史紀の記述に従えば、
死神を部下に持つのが裁判官で、裁判官のさらに上司が十王になりますね。
小町を部下に持つ映姫様はつまり裁判官に当たる閻魔様。
そして、十王以外の閻魔様はお地蔵さんとされていますから、
映姫=地蔵説は成り立ちますね。
永く生きた妖怪は映姫様に一度はお世話になっているようですから、
賽の河原の水子救済と同時に幻想郷にも
折を見て顔を出しているかもしれませんね。
> 後、今更かもしれませんが小町の銭の穴が丸いのは、
> 冥府製だからでしょうか?

おっと、これは気にしておりませんでした。
確かに古銭で、特に江戸時代の国産銭で円孔円銭は無いですね。
折角の機会ですので検証を…
 
小町衣装の方は方孔ですね。
銭弾の方は…うぅ〜ん、微妙!
肉眼では丸とばかり思っていましたが、
一応方孔なのかもしれません…
ちなみに上図はPボタンスナップショット画像を200%拡大したものです。

(6日22時)
> ジンジャガストですが、考察通り
> 「金属ランプ」+「砂埃」の間柄で金土符だと思います。
> アラブイスラム圏が語源とすれば、
> 砂漠での風=通常の風ではなく砂嵐とかをイメージすると思いますし
> 関係ないけどロマンシングサガ2の合成術「サンドストーム」が
> 土と冥の組み合わせなので
> 土=砂のイメージではないのかなと思ったり。
> あと強引ですがジンが五行で火と木の属性が元ならば
> 火→金→木の相克関係から火と木の間の
> 「金」を選んだんじゃないかと思ったり。強引すぎますが。

おぉ、なるほど砂嵐。
黄色い小竜巻のビジュアル面でも合致しますね。
ランプの方が攻撃の源で、且つ、攻撃の主体は砂粒弾でしょうか。
細かい砂粒がビチビチ当たって地味に痛そうです。(^-^;;
埃+花粉で一時的に花粉症になる私には恐怖の攻撃かも。
先日の黄砂の折もえらいことになってました。
 
ロマサガや五行を絡めた考察もありがとうございます〜。
個人的には砂嵐がすっきりきております。

(7日1時)
> 森氏の本は「浮遊研究室」しか読んだことがありませんが
> 「すべてがF〜」も読もうと思いましたよっ!

東方に関連しそうなキーワードは
舞台としての孤島、レッドマジック、道流(みちる)、四季
ですが、あまり強くお気になさらずに作品をお楽しみ下さいませませ。
私はいつも変な先入観を持ちつつ読んでいますが
良い読み方ではないなぁと常々思っておりますので(^-^;;

(7日3時)
> ライアル・ワトスンは
> 「百匹目のサル」とか「グリセリンの結晶」とかの
> ニューエイジ系ホラ話をでっち上げた人物です。M。
> 追伸:『人形式−』っていきなり目次に誤植があるんですよね…。

なるほど、ライアル・ワトスンの与太話は有名な様で
ネットで容易に見出すことができました。
いやぁ、これはひどいですね…。
参考文献から情報をほんの一部切り出して
独創で大胆に改変とは呆れますね。
それが広く流布されたのも別角度ですが問題ですね。
後者はライアル・ワトスン本人以外にも、
こういったエセ科学(というよりオカルトとか神秘方面?)を
広めたい勢力が関わっていそうですね。
…とか書くと、捏造して全国放送しちゃった発掘番組は
ひどさも倍増ですね。(^^;;
 
「人形式〜」、誤植には気付きませんでした…。
私の読んだ版では修正されていたのかも。
東方三○精の単行本で誤植センサーは鍛えられたはずなので
うん、きっとそう。(^^)

 

4月11日2時

では、先日来引っ張ってきているアレについて。

ネタが遍く鏤められた東方では、
反対に著しく少ないのが明かされた元ネタ。
こんなにも仕掛けを施しながらほとんど明かさないなんて
一言居士の私には到底マネの出来ない事だなと驚嘆の日々。
さて、そんな数少ない「明かされた元ネタ」のひとつが
「月時計 〜ルナ・ダイヤル」ですね。

藤木稟の「黄泉津比良坂、暗夜行路」。
これは探偵SUZAKUシリーズの一つで、前後編ものの後編。
「黄泉津比良坂、血祭りの館」、「黄泉津比良坂、暗夜行路」でセットです。
紅魔郷事典で「月時計」にも触れるため、
改訂のためにと読み進めてみたのですが、
これがまぁ、なぜ東方ユーザーの話題にさほど上らないのか
ちょっと不思議に思えるくらいのものでした。
私の内部に構築された東方センサーの反応が
異常な頻度で起こり、前後編あわせて約1000ページの文庫本は
付箋だらけとなりました。あー、どれが何の付箋だろう。

あ、前にも述べましたが、グロ描写もあるので
決して皆様にお奨めするわけではありません。

まぁ、いくつかご紹介していきますと…
まずは物語の舞台となる、俗称「血祭りの館」。
人里離れた寂しい山奥に存在する異国風の館がそれで、
「血塊のような」赤い館です。
館は八角形の本体と三階建ての尖塔を持ち、
尖塔の七階部分には大時計が埋め込まれております。
館内には図書室もありますし、執事やメイドに庭師ばかりか門番まで。
……紅魔館のモデルに思えて仕方ありません。
次に、タイトルにもあるように黄泉津比良坂。
物語の舞台近辺が平坂と呼ばれる地で、
劇中でもそれに触れてイザナギの黄泉帰りなどが紹介されます。
反魂の語もありましたし、幽々子スペル(妖々夢、萃夢想)が浮かびます。
そして、前回(4月7日)紹介しました世界軸では永夜抄が思い起こされます。
さらには「最後の審判」も描かれ、
 「最後の審判」なんて、「嘘をつくと閻魔様に舌を引っこ抜かれるぞ」
 ぐらいの警句だと思い給え。

なんてことも言われます。
これで、紅妖永の三部作に花映塚まで揃い踏み。
三部作は当初から考えられていたようですし、
その構想のタネが一所に落ちていても不思議ではない気もします。
永夜抄のおまけテキストで「次回は、どうしましょうかね。」あたりを見ると
(界隈で「キャラリセット」が噂される根拠の段落ですね)
永夜抄の次回作構想(花映塚?)も立っていたようですし、
閻魔様も許容の範囲内ですよ。
いかがですか。(何が

単語レベルでもいろいろありました。
六芒星、白沢(はくたく)、天照大神、籠目、陰陽道、鬼門、岩戸隠り、
プリズムと七色と音律、蟄居、木菟、護摩、呪(じゅ)、小悪魔、
四大精霊(ウェンディネ、サラマンダー、ジュルフ、コボルト)、
さざれ石の巌となりて、橙色がかった毛並みの猫、風葬、水葬、鳥葬、
竹の花、弘法、三位一体の神、オルレアン城、仏蘭西、
何かに追われて夜の竹林を走る、三種の神器、金神、
陰陽の霊印(陰陽玉のあのマーク)、「時間稼ぎ」、などなど。

しかし、「血祭りの館」に仕込まれた複雑怪奇な暗号に倣って
東方にも暗号が仕込まれていたら超難解でありましょう。
…それらしいのは妖々夢咲夜時符のボム背景くらいでしょうか。
もちろん、さっぱり解りません。(^^;;

上記は事典に追い追い追記して行く事にします。

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(8日6時)
> 捏造ニュースしか放送しないTBSよりは遥かにマシ
TBSは約10年前に死んで以降、生き返っていないイメージです、私の中で。
アニメは見ますけどね、MBS製作ですし。(ぉ
まぁ、ニュース番組は今日日どこも同じ内容同じ構成ですし、
大きな話題はメディアスクラムで見苦しい事甚だしいですし、
捏造・誇張・過剰演出に頼ってしまうのが常態なのかもですね。(過言
ニュースは番組最初か最後のダイジェストだけで充分でしょう。
重要なトピックはネットで複数のソースから補強できますし。
(あまり効率化に走りすぎるのもバランスに欠けてしまいますが)
…と、話が脱線しました。
発掘某の場合は常々科学を装って
仮初めの説得力を振りかざしておりましたが、おいたが過ぎましたね。
関連記事がネイチャーにも載っちゃって、グローバル。
まぁ、どちらがマシかマシくないかよりも
どっちも腐ってるなぁ、で良いと思います。納豆絡みで。(酷いオチ

(9日15時)
> うあ、第一印象で小町の銭は円孔とか思ってました。
> いや法輪とか輪廻の象徴かなとか妄想してたんですが
> かなり微妙ですね

法輪も輪廻も妖夢が取っちゃってますね(天界法輪斬、六道関係)。
あ、それを言ったら十王も妖夢が先でした…。
小町の銭はちょっと微妙です。
ドットで円を描くにも、サイズが小さいほど四角になってしまいますし、
実際、銭弾自体も滑らかな円ではありませんよね。
円孔を表現したのか、方孔を描いたのか、微妙…
と思ったら銭に描きこまれたツヤはちょっと滑らかですね。う〜ん。(^^;;

 

4月17日2時

東方紅魔郷事典のStage2&3を更新しました〜。
更新ポイントはこんな感じです。
・ルーネイトエルフ
 これまでの「おバカ妖精」の解釈に加え、
 「湖上の魔精」とのシャレ説を記しました。
 あとはエルフについて少し補足。
・チルノ
 公式の綴り "Cirno" に近い名称で "Crno 湖" を発見。
 一致じゃないし、関係はほとんど無いかな。
・チルノのスペル
 ツララや雹などの解説を追加しました。
・パーフェクトフリーズ
 マイナスKに書いた文章を引っ張ってきました。
 いらぬ蛇足も付記しました。
・上海紅茶館
 紅茶について補強しました。
・紅美鈴
 「由来不明」の一文で片付けていた(汗)のを改善。
 名前の由来候補を3つほど挙げてみました。
・明治十七年の上海アリス
 ZUN氏のコメントについての解説を追加しました。
・芳華絢爛
 伍芳のアルバムに関連する可能性をおまけ.txtから補強。
・セラギネラ9
 引用文を追加しました。
・彩虹の風鈴
 風鈴について解説を追加しました。
・彩光乱舞
 書くことが無かったので、突飛な解釈をでっち上げました。(ぉ
・極彩颱風
 上々颱風の可能性を追記しました。

弾幕形状の解説は、とりあえず前回とほとんど変えず、
後日書き直すかどうかちょっと考え中です。
経時変化もあって少しややこしいので悩み中。
(例えば、アイシクルフォールはセット毎に氷弾の角度が変わり、
 チルノ直下のスペースが狭まりますし、
 ヘイルストームはセット毎に弾速が上がります。
 また、彩虹の風鈴は美鈴がじわじわ下降してきますし。
 細かく見ていくとえらく時間がかかりそうな予感です。)

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(11日14時)
> ところで美鈴のスペル見てて
> どうしても「虹」を連想してしまうんですが、
> 虹ってのは竜の眷属だそうで

彩虹ですかー!(ぉぃ
幻想郷的には「龍の通った跡」(求聞史紀)だったり
「龍の姿が空に映ったもの」(三月精)だったりするのが虹のようですね。
我々の世界の伝説においては各地でしばしば
虹は巨大な蛇あるいは龍とみなされていたようです。(Wiki:虹蛇
古代中国では「虹(こう)」と呼び、龍の一種とみなしていたようです。
だから虹の漢字も蛇と同様に虫偏なのだとか。(Wiki:
蛇神信仰や自然信仰から、虹を含め人間の認識範囲すべてに
龍の存在が想像されたようで、虹はもちろん、
大河の流れや風水思想における気の巡り(龍脈)に見出されたり、
自然を司る神獣として水中あるいは地中に棲むとされたり、
北斗七星や日本列島が龍に例えられたりしてきました。(Wiki:
幻想郷の最高神とされる設定も頷けますね。
虹に象徴される美鈴が仮に龍としても、
そんな最高神ではなくせいぜい眷属の下っ端?
ヴラド・ドラクラよりも下とか。

(13日21時)
> その本は読んでないので単なる印象なんだけど、
> 単語単位で拾っても意味無いんじゃない?
> そういった民俗学系オカルトを扱う内容だったら
> その辺の単語は頻出だと思う。
> ここでその手の単語を出されても逆に説得力無い気が。
> ま、文脈とか雰囲気とかそれっぽいのかもしれないけど
> 多分「帝都物語」とかでも同じくらい拾えると思う。
> 仏蘭西って単に漢字で表記したってだけじゃないの?
> 八角形で図書館、暗号といったら「薔薇の名前」でしょ。

ご指摘の通り、意味はありません。(^-^;
紹介ついでのおまけですね。彩虹の蛇足です。
こっそり意図したことと言えば、
推理小説にカテゴライズされる作品ですので
東方ユーザーに馴染み深い推理小説の
森博嗣作品やクリスティ作品よりもその手の単語が多く、
例に挙げて下さった帝都物語などに匹敵するくらいですよ、
という仄めかしです。
私はオカルト系小説にはあまり触れておらず、
帝都物語も漫画しか読んだことが無いので
具体的に比較できなかったため、その辺は言明しませんでした。
結果的に、言葉足らずの文章ですみません。(^^;;
あとはまぁ、後々ここか事典で書きたいことのキーワードを
特に意味も無く予め埋め込んでおきたかったとか、そんな意図もあります。
つまり、忘れない様にカンペを仕込んだ、いわゆる備忘録です。
したがって、多くの人の主に感覚的なところに、あるいは特定の人に対して
ほんのちょっぴり意味があるかもしれない程度です。
仏蘭西はご指摘の通り、単なる漢字表記です。
敢えてオルレアンと接近して置きましたので
何か意図があったかもしれません。
……無かったかもしれません…。(ぉぃ
八角形は、萃夢想の紅魔館ロビーを思いながら記しました。
ZUN氏の監修がそこまで及んでいるかは不明ですが。

(16日2時)
> 世界樹ユグドラシルの解釈面白いですね。
> 個人的には月の桂の方が可能性が高い気がしますが。
> 確かにニドヘグとフレスベルクの対立軸も符合しますね。
> ただフレスベルクには死のイメージがあって
> (語源もそんな感じ)、鳳凰と親近性は余り感じられない気がします。
> むしろフレスベルクの頭に留まっているという鷹(とも雄鶏とも)
> ヴィゾルフェルニルの方が近いような。
> そういえばニドヘグとフレスベルクの反目を煽っている
> ラタトスクという栗鼠がいるらしいのですが、
> 当て嵌めるとしたら…、兎?
> あまり関係ないですが、生命の樹と智恵の樹と言うと、
> 諸星大二郎の「生命の樹」を思い出します。M。

御粗末様でした。(^-^)
仰る通り、ユグドラシル伝説周辺に更に(というより少しでも)
踏み込むだけであっさりと不具合を生じます。(^^;;
「黄泉津比良坂〜〜」中の表現から外へは踏み出せないという欠点。
メガテン系では風や氷ですものね、フレスベルグ。
マハブフダインのイメージも妹紅と反発傾向ですね。
(最近、携帯アプリの20XXをプレイしまして、
 凶鳥 フレスベルグに手酷くやられたことがあるので印象に残っております)
ラタトスクに兎を当て嵌めるのは面白いですね。
詐欺兎も浮かびますが、メッセンジャーという点では優曇華も?なんて
私の中で最近、御サイトの黒うどんげ(違)説に傾いてきているので
そんな考えなぞも浮かんだりしました。
「生命の樹」を主題とした創作はいくつもあるようですね。(Wiki:生命の樹
私は未読ですが、気に留めておきます☆

(16日16時)
> 妹紅のスタンダードポーズの
> もんぺにとぉ突っ込む姿が、承太郎っぽくおもえてきました

実は背後の首無し鳳凰がスタンド!
必殺技はオラオララッシュならぬ、蓬莱蓬莱ラッシュ!
彼女が不死身なのをいいことに
調子に乗ってリザレクションさせ過ぎると猛烈な反撃にあいます。
 「てめーのつけは ボムでは払えねーぜッ!」
 「蓬莱蓬莱蓬莱蓬莱(略

 

4月21日0時

左のメニューをちょっといじりました。
これまでにここの欄でぶらり旅の様子をご紹介してきましたが、
そのページへのリンクを施しております。
ちょいと往来をぶらりと歩く気軽さで適当にうろうろした記録です。
個人的なライブラリー。

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(17日15時)
>>承太郎っぽくおもえてきました
> 文花帖の文に向けて「焼き鳥にしちまうぞ」で
> 指おったてるシーンが「裁くのは私の弾幕だ」って
> 言ってる様に見える

 「だから」(指をおったてる)
 「私が裁く!」(ピチューン!)

何か変な刺激を受けて、荒木風初挑戦。
いわゆる誰てめ絵。
意味も特にありません。やれやれ。
> きっと肝試しの直前では、自機の8人は
> 一列に並んで「いざ、竹林へ」ってやってるに違いないw

そこは是非とも、1〜2組やられた後でやって欲しい名シーン(ぉ
フェニックスに憑依されたりで妹紅のスペルに手酷くやられ
悔しがりあるいは恐れる面子を見て、
霊夢は鋭い眼光で力強く言い放つわけですな。
 「言え!『対策を!』」(ZUN!)
> ついでに妄想ながらあの姿勢はきっと
> 接近戦で居合いを応用した貫手を放つためので
> 格ゲーに出たら予備動作無しの一撃が自機を苦しめ(パゼ

加えて拳速を魔力で増大させれば
遠距離でも十分な効果を発揮する拳圧となり、
遠近両用メガネですな!(メガネ違う)
> ということは白黒つける映姫様との対戦時には、
> 右か左か白黒付けようとしたら両方白だったんで
> 「もしかしてー、蓬莱ですかー!?」のセリフが出るんでしょうーか

 「死に!死に!死に! "死んで死の終わりに冥し"」
 「蓬莱蓬莱蓬莱(略

(19日4時)
> 弧状の魔精
語感で突っ走ります。(^-^)
チルノだから大した意味が無くてもオッケー。(そうか?

 

4月22日23時

前回は濃ゆいラクガキだったので、口直し…(^^;;

ヤキトリヴォルケイノ!
もう少しいじったものは拍手絵に。

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(22日3時)
> うお、どうも申し訳ありません。
> 軽く電波書こうと思っただけなのに絵描いて頂いて

こちらこそ、軽く(ジョセフのカル〜ク並みに軽く)描いてみただけですので
お気になさらず〜(^-^)
いつもラクガキは突発的なのです…。
> ただ、居合い発言は眼鏡よりも
> チャイニーズミスターアンチェインの方を連想したんですがw

つまり、こういうことですね。
Yahoo!にて画像検索、「龍書文」の検索結果
なっ!? 座ったままの姿勢!膝だけであんな跳躍を!何者!?
> ハア、てえことは鈴仙サバイバー!?
狂気を操る鈴仙らしいですね!
そして、師匠に大改造されます。(逃げてー!
他には、光波を操ることでアクトン・ベイビーとかテナーサックスとか
…って、ショボ!(失礼
あとはまぁ、銃弾を操作とか(^^;

(22日15時)
> なんという黄金の精神……
デフォルトでセト神を無効化できます。えらいねェ〜。
あ、完全無効化とまではいかないかな。

 

4月25日2時

ひさびさに、昔の「つづく」を引っ張り出してみる。
3月6日とか9日とか、そのへんより。
求聞史紀からごく一部をキーワードにへろへろ書くやつです。
特に、「紫関連は後回し」とか書いていましたし。

取り出だしたるは「紫=メリー」説。
と言っても、単に題材として。
私がこれを信じているとか強く唱えるとかではありません。
「紫の夢」説や「偶然シンクロ」説、あるいは「完全にそれぞれ独立」説の
いずれでも良いのですが、ここでは「紫=メリー」説に着目してみます。
考えを巡らせる遊びとして。

紫=メリーが唱えられる場合、
その成り立ちの中でポピュラーなものは以下の様です。
1.メリーの能力が何らかのきっかけで、あるいは自然にレベルアップ。
 境界を操る能力を手に入れる。
2.時空を越え、過去にタイムトラベル。
 紫は幽々子(生前)を知っていること、及び求聞史紀の記述から
 1000年以上前とされる場合が多い。
3.人間と妖怪の境界を越える。
これらの三条件(順不同)を満たす、すなわち、
能力の進化、過去に出没、妖怪化の3つが揃って
メリーが紫となる最小限を備えるわけですね。
これらが偶然起こる、または、メリーの意思が介在する、
このあたりの話作りは二次創作者の腕次第ですが、
3つも出来事や原因などを考えなければならないのは
なかなか骨が折れます。
しかも、上記三条件だけでは不足で、なお可逆性が残されます。
偶然にせよ意図的にせよメリーが紫となったとしても、
境界を操れますから、その気になれば
元の時代に戻り、人間に戻れるわけです。
メリー(紫)にその気を起こさせないための理由付けも
時には求められるかもしれません。更に骨が折れます。

前フリが長くなりましたが、これら3〜4のハードルを
一気に飛び越えてしまいたいなぁ、と面倒くさがりの私は思うわけです。
まず、メリーの能力進化は自然に起こったとしましょう。
「夢違〜〜」でその兆候はありますし、
さらに境界越えを繰り返せば熟練度が上がる寸法で。
きっかけはまぁ、単に遊び心でも蓮子との些細なケンカでも
あるいは世界をリセットしたくなるほどの深く冥い絶望でも
何でもいいのですが、要は何か1つのきっかけである境界を弄ります。
「虚と実の境界」
虚言と実話の反転。虚構と現実の置換。
すなわち、幻想郷はその歴史も含め全てが元々はメリーの創作で、
それが何らかのきっかけでメリーが現実化してしまった、とする考え。
紫という妖怪は、もちろんその能力柄、メリーが自己を投影したもので、
1000年以上前から記録に残るとか諸々の設定と共にあったもの。
(幻想郷の歴史どころか、過去の幻想郷の事実すらも、そういうメリー設定)
その性質から、虚と実の境界を弄った時にメリーは紫となる。
紫の設定には、蓮子をはじめとする色々なメリーの思い出があるはずもなく、
従って、メリーは虚と実の境界を弄った瞬間に記憶が上書きされてしまう。
これで元の世界に戻ろうなんて気は起こるはずも無く、
不可逆性が成り立ちます。あぁ、悲劇。
「夢違〜〜」は、想像していた世界を具現化する兆候が昔からあったのか、
メリーの創造世界にシンクロした過去のメリーが彷徨いこんだだけなのか、
とかぼかしてストーリーを作ると面白いかも。
「竹林のメモ」は、前者ならメリーの無意識の後付け創造、
後者なら空間的なものにとどまらず時間的な幻想郷も
創造世界である裏付けであるとかでっちあげられますね。

まぁ、夢オチに毛が生えた程度の思考遊びです。(^-^;

それにしても、紫の監査が漫画版求聞史紀で大きく描かれた割に
「幻想月面戦争騒動」なんて自身の敗戦記録が残されている胡散臭さ。
妖怪の広告塔としての役割を阿求自身もやむなしとしている以上は
嘘も書き放題であるにも関わらず、あの記述。
しかも、「虚と実の境界」なので。
通常の記事なら、嘘かな、ホントかな、と二択なのに
嘘を本当化したのかな、と第三の選択肢が生じる始末。
月に勝利しても月を支配したいとかそういうことはないので
別に敗戦でも問題無く、とにかく月に攻め入れる程度には強い
(幻想郷では最強クラス)という箔が欲しい。
しかし、勝つにしても負けるにしても面倒くさいじゃないか、
って時に素敵なほどラクチンで最適な能力の行使の仕方なのですよ。
まぁ、事実化した嘘に巻き込まれて何体かの妖怪は消滅したかもですが。
というわけで、求聞史紀を通して紫の胡散臭さは
私の中では著しく増強されたのでした。

と、お気付きの方が大半と思いますが、
「虚と実の境界」で虚言と実話を弄れるというのは二次設定です。
でも、なかなか便利。
使いすぎると虚しいだけなのでバランス取って敗戦の記録なのかな?
軽いことには使い勝手が良いです。
 霊夢 「今日も今日とて普段通り。賽銭箱は音沙汰無しね。」
  紫  「あら霊夢。相変わらずね。でも、貴女の目は節穴かしら。」
 霊夢 「不死人よりは変化に富んでいるつもりよ。
      で、何が見えてないって言いたいのかしら。」
  紫  「音が無いのはその通りよ。一円札ですもの。箱の隅に一枚。」
 霊夢 「貴女の目は箱の中にあるの?それにさっき見た時……あれ?」
  紫  「箱の中に目があるのは当たり前じゃない。相変わらずね。」

拍手メッセージ、ありがとうございます〜m(_ _)m

(23日14時)
> ラクガキネタの提供として楽しんで頂いたなら幸いです
> ただ、>銃弾を操作とか、は三月精の方がピンとしますね。
> 後波長ならヘビーウェザーもそうでは?

うぉ、ヘビーウェザーの狂った世界を忘れていました。
あれはまぁ、気体操作が本態ということで…(^^;;
銃弾はあれです、永でのうどんげスペル。
あ、そうか!あれは座y…(赤眼催眠

(23日21時)
> 竹に関する話を二つ。
> 竹から生まれた人間について『華陽国志』に
> 竹から生まれた男の話があるそうです。
> 成長したその男は、大竹王と名乗ったとか。
> 二つ目の話は、十五世紀くらいになると、東南アジアの方にも、
> 竹から生まれた人間の話が確認されるそうです

竹取物語関連ですね。ありがとうございます。(^-^)
私は大雑把にしか把握しておりませんが、
ご提示下さった中国・東南アジアやオセアニアにも
類型の物語があるようですね。
チベットにも20世紀になって採集された民話「斑竹姑娘」があるそうです。
伝播過程など、根拠も含めてなかなか幅も広く難しいところですが、
興味深いところですね。(^^;;
> ところで、こんな考察サイト
> ttp://www.max.hi-ho.ne.jp/keiya/を見つけました。

東方考察の雄、PARADOX 様ですね。
知らなきゃモグリですぜ!

 

4月25日23時

あれですな。
半分眠ってる頭でろくに推敲もせずに
文章投下してちゃいけませんな。(^-^;;
反省反省。

 

    

  

2007年5月            2007年3月

TOPへ→