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5月5日〜9日

GWに有休ぶっこんで、ぶらぶらしてきました。
鉄道移動を描くと、歪な無限大に。

「メイスプリングインフィニティ」

五月の春の永遠。意訳して、永遠の五月病。(ぉ
永メイ線でも可。

 

メニュー

05: 静岡、富士宮
06: 十島、下諏訪
07: 下諏訪、茅野
08: 伊那市、豊川
09: 伊勢神宮

 

5月5日
「53ミニッツの青い海に紅く」

 

いろいろ回りたいので、手っ取り早く東海道新幹線で関西から浜松へ。
浜松にて東海道本線に乗り換え、菊川駅を目指します。
乗り換え時、浜松駅に入ってきた列車にさあ乗ろうと思ったら、
何やら切り離しがどうとかアナウンスが。
どうやら、列車を切り離して、一方はそのまま西へ、
他方は折り返し東へ行く模様。
ややこしやー。

菊川駅からしずてつバスで浜岡方面へ。
浜岡バス停下車。
バスに揺られて30分、徒歩で東へ20分。

んー、ポツポツと雨が降り始めました。
残念ながら、天候はすぐれません。

池宮神社

御祭神は瀬織津比当ス、事代主命、建御名方命。

上は、本殿東側の鳥居。
駐車場側からのアクセス。

こちらは本殿南側の鳥居。
今回の様に西からアクセスすると、先にこちらの鳥居に出会います。

池宮神社本殿(拝殿)と境内社

本殿

池宮神社と言えば、桜ヶ池とお櫃納め。

比叡山の名僧皇円阿闍梨が衆生救済の為龍蛇と化し入定され池の主神となられた。
この霊を高弟の浄土宗開祖法然上人が供養の為に檜づくりのおひつに赤飯をつめ、
一つは池宮神社に、一つは師の皇円阿闍梨にと池心に沈めたことから始まり、以来
今日まで続いている奇祭で遠州七不思議の一つにあげられている。

沈められたお櫃は、数日後には空になって浮かんでくると言われる。
また、沈められたお櫃が諏訪湖に浮かぶこともあるという伝承もある。
一方、東方では神秘「葛井の清水」のスペルで知られる、
諏訪の葛井神社の清池はその底が遠州のサナキの池とつながっていると言われ、
その池こそがこちらの桜ヶ池であると言われる。(佐鳴湖であるという説もある)
加えて、長野の善光寺の阿闍梨池にも、
桜ヶ池につながっているとする通底伝説がある。

その桜ヶ池。
個人的に想像していたより大きい…。

皇圓阿闍梨大龍神

こうえんあじゃりと読みます。
オーエンではありません。(^^;

また、この桜ヶ池は信州(長野県)諏訪湖と底が続いているとも言い伝えられている。
それはすべての命をはぐくむ水の神様を共に崇め、感謝するという古代人から現在の
我々に至るまで心の底が通じていることを象徴している。

対岸の光景が風神録のスタッフロールにあった一枚に思えて
何枚も撮影してみましたが、特に一致するものはありませんでした。

水面がぶつぶつしているのは降雨のためです。

龍神殿

境内(境内外?)の東にある社。
龍の彫刻が印象的だったのでご紹介。

 

さて、同じ道を歩いて戻り、同じ経路のバスで菊川駅へ。
うぅ、バスと電車の乗り換えに9分余裕があったので楽観していたら、
まさかのバス延着で目的の電車に乗れず…。
待ち時間に行動計画を見直してみたけど調整しきれず、
泣く泣く一箇所削除。
まぁ、次の目的地はその分ゆっくり見ますかね。

菊川駅から東海道本線で40分。
静岡駅下車。

静岡駅から大通り沿いにてくてく。
大きな交差点は地下道の利用が基本の様です。
想定したよりちょっと時間がかかります。
駅から神社までバスも出ておりますが。

大歳御祖神社
おおとしみおやじんじゃ

静岡浅間神社の一社。

神部神社・浅間神社(以上二社同殿)及び大歳御祖神社の三社を総称して、
静岡浅間神社(通称おせんげんさま)と申し上げ、何れもご創立は
千古の昔にさかのぼり、駿河国総社として広く信仰されている。

(参拝の栞より)

大歳御祖神社拝殿

主祭神は大歳御祖命。
倉稲魂神、すなわち大年神の母神で別名、神大市比売命。
配祀神は雷神。

ありゃ、よく調べもせずに、大歳神を祀っていると思い込んでいました。
いかん。

木立に隠れた本殿

大歳御祖神社脇の階段を上がっていきますと、賤機山 (しずはたやま) 古墳。

賤機山古墳は、静岡平野の中心部に突き出た賤機山の南端に造られています。
葬られた人物は特定できませんが、6世紀後半に
この地方を治めた有力な豪族の墓と考えられます。

賤機山はまた、賤ヶ丘を経て静岡藩の藩名の由来でもあります。

古墳内はもちろん立ち入り不可ですが、

古墳の模型は屋外展示されています。

古墳を挟んで模型の反対側には石碑も。

こちらは、賤機山上に鎮座の麓山 (はやま) 神社。
主祭神は大山祇 (おおやまづみ) 命。咲耶姫の親父さん。
日本武尊を配祀。

麓山神社本殿。
漆塗極彩色が美しい。

麓山神社前から山の麓に下りると、八千戈 (やちほこ) 神社。
主祭神は八千戈命。大己貴命の荒御魂。
スポーツ・武道・開運の守護神。
こちらも漆塗極彩色。

静岡浅間神社の三社に加え、
境内社の麓山神社、少彦名神社、八千戈神社、玉鉾神社を巡れば
七社参り。

いったん仕切り直して、石鳥居と神部神社・浅間神社の総門。

楼門

舞殿

大拝殿

本殿

向かって右が神部 (かんべ) 神社本殿。
主祭神は大己貴命。
延命長寿・縁結び・除災招福のご神徳とされる。
瓊々杵 (ににぎ) 命、𣑥幡千々姫 (たくはたちぢひめ) 命、東照宮を配祀。

向かって左が浅間 (あさま) 神社本殿。
主祭神は木之花咲耶姫命。
安産・子授け・婦徳円満のご神徳。
瓊々杵命 (咲耶姫のダンナ)、𣑥幡千々姫命を配祀。

 

さて、静岡浅間神社前 (石鳥居の近く) にバス停があるので
静岡駅にはバスで戻ることにします。
しずてつバスの通常の路線バスだと15分程度ですが、
同じくしずてつの駿府浪漫バスという循環路線のバスだと20分程度。
後者の方が100円均一でお得。

ちょうどバス停にレトロモダァンな緑色のバスが滑り込んできましたので、
せっかくだから俺はこれを選ぶぜ!ってことで浪漫バスに乗車しました。
時刻表を覗き込んでいるときに余りにもバッチリタイミングだったので
写真撮影はできませんでしたが。(^^;;

関連リンク (しずてつジャストライン)

静岡駅のホームで富士見そばの立ち食いで昼食を済ませ、
静岡駅から東海道本線で清水駅へ。

清水駅前のしずてつバス9番のりばから三保松原方面へ。
5月中旬から乗り場の位置が変わるようです。
日付をよく見ていなかったもので、その案内に従ってしまい、
バス停を探して駅周辺をうろうろしてしまいました。(汗)

 

さて、清水駅前バス停から東海大学三保水族館バス停(終点)まで30分ほど移動。

東海大学海洋科学博物館です。

関連リンク (海洋科学博物館)

船頭が多かったのでしょうか。

水族館にほぼ隣接して、自然史博物館もあります。
そちらは、恐竜・化石がメインのようです。

まぁ、連休ですし、水族館ですから当たり前ですが、
カップルまたは家族連れの多いこと。
気にしても仕様が無いので、気にせず展示を堪能しましたが。

 

ここに来た目的はただ一つ。
リュウグウノツカイです。

りゅうぐうのつかい

1989年10月20日 由比町西倉沢の定置網で2尾同時にとれました。
全長5.18mの雌と4.85mの雄のペアです。

リュウグウノツカイは5.5mに達するといわれていますので、この標本は
最大級に近いものといえます。標本では色がなくなってしまいましたが、
生時の体色は薄い紫がかった銀白色で、頭頂部から体の後端まで続く
背鰭と長く伸びる腹鰭は鮮やかな赤色をしています。

(展示横に置かれた解説のプリント紙より)

りゅうぐうのつかいのつがいですね。

でかいよ、ながいよ、きもいよー。

◆リュウグウノツカイはどんな魚◆
その名前からは幻想的で浮き世ばなれした生きものが連想されます。
体付きはタチウオに似ていますが、縁の遠い魚です。
リュウグウノツカイは細長い紐状の体付きをしていることから
紐体類 (ちゅうたいるい) に分類されています。
このなかまは皆リボンのような形をしており、フリソデウオ、サケガシラ、
テンガイハタなどといった変わった名前の種類がいます。

◆リュウグウノツカイのすみ場所◆
少し前までリュウグウノツカイは深海魚といわれていました。
しかし、今までの採集記録や体のつくりなどからみると、
水深100〜700mの大洋の中深層で頭を上に体を斜めにして、
背鰭を波打たせ漂うようにゆらりゆらりと泳いでいると考えられるようになりました。

(展示横に置かれた解説のプリント紙より)

リュウグウノツカイの子ども

1990年12月15日 三保半島の内側の海面で泳いでいるところを発見されました。
日本でこのような小さなリュウグウノツカイがとれたのははじめてのことです。
となりの大きなリュウグウノツカイと見くらべて下さい。

その他の展示もご紹介。
こちらは一番大きな水槽。
海遊館などに比べればもちろん小さいですが、
一方で、お子様受けや女性陣受けのするクマノミコーナーや
波や水、海の不思議を学べるマリンサイエンスホールなどは強みですね。

 

さて、雨の中バスに乗り込み、清水駅へ戻ると、
次は東海道本線で富士駅へ。
うーん、今回は断念しましたが、
由比駅の東海道広重美術館はまたの機会に。
晴れて富士山も拝めるような日がいいなー。

富士駅で身延線に乗り換え、富士宮駅にて下車。
もう暗くなり始める時間ですが、せっかくなので、と
富士山本宮浅間大社を目指します。
てくてく。

わー!
しまった、祭日の事を全く考えておりませんでした。
よりによって、流鏑馬のしかも本祭の日じゃないですか。
人が多いよう…。

しかし、大社クラスになると縁日もすごいものですなぁ。
屋台が多い。人は、まぁ、天候のせいもあるでしょうが
それでも結構な人出で。

楼門をくぐるとあら不思議、人が居ない。
拝殿。

明るく写っていますが、デジカメ補正のためで、
実際はそんなに明るくない時間です。

本殿

主祭神は浅間大神 (あさまのおおかみ) と
木花之佐久夜毘売命。

境内には富士山噴火の火山弾が。

咲耶姫がその力により富士山噴火をコントロールすれば、
そりゃ兵士たちは全滅しますわな。

境内社の厳島神社。
湧玉池の島に鎮座。
あたりはすっかり夜ですが、なんとか頑張って撮影。
藤の花が咲き誇っております。

では、ビジホにチェックインしまして、
一日目は終了でございますー。

 

二日目へ

 

 

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