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5月8日
「守屋の神社」

 

さぁ、四日目です。
今日は天気がもちそうな予報。
まぁ、実際は相変わらず、小雨続きでした。
お諏訪様、ご機嫌麗しすぎ。

高遠駅からJRバスに乗車し、
30分後、古屋敷にて下車。
4月の一時期なら、茅野駅と高遠駅間のバスがあるのですが。

守屋神社

物部守屋神社とも。
物部守屋を祀っております。
というわけで、東方的には関連はそれほどでもないですが、
今回の目的は守屋山ということで。

ちなみに、古屋敷バス停はこのすぐ脇にあります。
さらに諏訪寄りに、守屋山登山口バス停があるのですが、
古屋敷が終点なので、お車でどうぞ。
4月の一時期は、先述のようにバスが通りますが。

登山という点では、守屋山登山口からのルートが一般的でおススメ。
守屋神社からのルートは短いけど傾斜がきついらしいです。
てか、実際登山素人にはきつかった…。

神社のすぐ脇に、片倉地区の住人以外の者の
立ち入り・入山を固く禁じる旨の看板が立っているのですが、
伊那市の観光課に確認したところでは、山中での迷惑行為や違法行為を嫌って
きつい表現になっているが、登山ならば問題無いとの回答を頂いております。

まぁ、守屋神社もじっくり参拝させてもらいますけどねー。

拝殿

千羽鶴×2付き。
裏側に隣接した本殿は無く、首を傾げたところ、

何やら階段と本殿らしき建物を発見。

どうやら覆殿のようで。

本殿…は、ご覧の有り様…

さ、さて、気を取り直して、山道を奥へと進んでいきます。

うむ、しょっぱなから結構厳しい斜面だ。

少し進むと、なにやら鳥居が。

ちょうど十字路に道が交わっており、
右へ行くと立石コース、まぁ、一般的な登山ルートに合流、
左はよく知りませんが、森林浴コースとはまったり魅力的な予感。
でも、どこへ行くか分からないので、
十中八九、守屋神社奥社に続いているであろう
正面の鳥居ルートを選ぶぜ!

しかし、稜線っぽいコースで、これはきつい。
雨で足場は悪いし、というかポツポツ今も降ってるし、
足を滑らせれば谷方向へ滑落して甚大なダメージを被りそうだし。(大袈裟)
山の空気と春告鳥の声が癒し効果だけど、
足がしんどいよう。

足湯と旅館の温泉(温泉だったかな?)効果で
前日までの疲労が無いのが救い。
ちょっと慣れてるはずの靴だったけど、
やはり長時間の歩行で特定部位が圧迫を受けたためか
やたら痛むけど、そちらも靴紐の縛りを変えて解決済み。

ハァハァ。
ちなみに、雨は撥水性の少しあるパーカージャケットで凌いでいます。
本降りになったら、昨日コンビニで購入したレインコート発動予定。

40分も登った頃かな…
「守屋山東峰」の立て札が!
俄然、精神に輝きが。

しかし、前方が下りになっても、
左手に見える稜線はまだ仰角を持っていたのでした。
つまり、東峰はまだ先なのね…。

そして、ようやく東峰に到着。
かれこれ1時間強かかりました。

左が今来た方向、
右が西峰方向です。
西峰は東邦より高く、すなわち守屋山山頂。

ひとまず東峰です。

守屋神社奥宮

物部守屋大連大神が祭神と石碑の裏に刻まれていました。

何か弓のようなものが供えられています。
守矢のシャレ?(違

登山安全、山の神

いや、しかし、頑張って登ってきましたよ。
ここまで登ると、感動もプラスされて素晴らしい景色が…

なんも見えねぇー!(北島康介風に)

てか、やばい、こっちもガスってきた!

それでも休憩がてら、風雨に打たれつつ、(しかも肌寒い)
十数分も待っていると、向こうの山のガスが晴れてきて…
…あー、またガスってきた。だめだこりゃ。

というわけで、退却ー。
急斜面と悪い足場と疲労した足で非常にリスキィなため、
ゆっくりゆっくり下りました。
結局、行きと同じくらいの時間を掛けて。

バスで高遠駅に戻り、さらにJRバスを乗り継いで
高遠駅から伊那市駅へ。
どちらのバスも同じ運転手さんで、
(古屋敷から一人乗り込んだ珍しい)私を覚えていて下さり、
私の場合は乗り継ぎが利用できて150円安くなるのだそうな。
ふむ、そう言えば、高遠駅で下車する時に
乗り継ぎがどうこうアナウンスがあった気がする。(ぉ
とにもかくにも、感謝です。

 

伊那市駅から飯田線でのんびり南下。
雲は空に残っていますが、雨はおさまり、
車窓からの景色を堪能しました。
いいなぁ、この路線、いいなぁ。

とはいえ、鈍行では愛知まで6時間とかかかりますから、
飯田駅で特急に乗り換え、トンネルの多い区間をかっとばしつつ、
豊川駅へ。18時ちょいすぎ着。

豊川と言えば、豊川稲荷ですよ。
ダキニ天を祀っているので、伏見稲荷よりも
スペルの「憑依荼枳尼天」的に八雲藍要素が強いと個人的におもっちょります。

鎮守堂
別名、龍天堂

山門

もう陽が沈んでしまいましたが、鳥居から本殿方向。
暗くて分かりにくいですが、鳥居の両脇にはお狐さまが。

接近中。
右手には法堂。
左にはみこし殿、豊楽殿、札所が並びます。

豊川いなり大本殿

豊川吒枳尼眞天通称「豊川いなり」のご本体が祀られており、
全国幾千万のご信者の信仰の中心でありご祈祷の根本道場である。

豊川稲荷と言えば、千本幟ですね。

こちらはおさすり大黒天。

霊狐塚

いかん、あたりはすっかり暗くなりつつありますぞ。
近くの学校にて部活道に励む若人の声が聞こえなければ
異界を意識しても不思議ではない雰囲気に。

だって、千本幟がずらーっと続く薄闇で、

幟だけかと思いきや、狐さまが等間隔で両脇に現れるのだから。
ひきかえせー
ひきかえせー
というドラクエ的なセリフを連想してしまう。

お、奥には照明の気配。

霊狐塚です。
フラッシュを焚いたのではなく、灯火の光。

ちなみに、フラッシュを焚くと…

こう

こうなります。

こわいよー。

法堂

千手観世音菩薩の尊像を本尊仏として奉祀している。

 

もうすっかり暗くなり、鐘も突かれて異界の塩梅となってきましたので、
そそくさと退出し、ビジホにチェックイン。
さすがに明日は晴れる予報。

 

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