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8月8日
「縛られた大地の神」

 

つづき。

 

佐支多神社から南下しました。

諏訪神社

主祭神、建御名方(たてみなかた)命・八坂戸賣(やさかとひ)命

御本社は信濃(そなの)国諏訪郡諏訪上社

由緒
命若年の時 父(大国主命)に従い南方の大国山に上り下方
の学頭、神庭、荘原、伊志見の地を統括し賜わり是即ち後氏
社諏訪神社として奉体する根源なり             
米原高瀬城主の信仰(文禄元年 西暦1592年)      
高瀬城主、米原平内兵衛が住民繁栄、五穀成就祈願の為
神庭に諏訪神社を建立 時の大工多久和勘兵衛      

鎮座
神庭村の中央より十四、五丁奥なる神庭に鎮座〜〜
二百五十年前に現在の此予地に移る。神庭谷は本宮と
称し谷中の惣荒神と奉れる。             

諏訪神社御神徳記(案内板)より

タイプミスは無いはず…(^^;

階段を上がると、楼門と拝殿が見えて参りました。

楼門は例のタイプですな。

振り返ってみると、彼方に宍道湖が。

なんとなく、神之原から諏訪湖を見たイメージを想起しましたが、
単なる先入観ですね。(^^;

拝殿

賽銭箱の脇には、諏訪の神社でよく見た
「二拝 二拍手 一拝」の作法書きが。

本殿

向こうに小さな小屋が見えますが、
これが人形供養の人形だらけで恐怖でした。
ガクガク。

おっと、ここにも五角柱が。

天照皇大神、少名持之命、埴安姫之命、稲倉魂命、大己貴命の時計回り。
表記は異なりますが、順番は同じですね。

幸いにも案内書きがありました。

社日(しゃにち)神社

春分の日、秋分の日近い戊(いぬ)の日
即ち土、気候の日で春には
五穀の種を 秋には初穂を
土の神(社)に供えて豊饒(ほうじょう)を
祈願する

んー? 判ったような判らんような日本語。
とりあえず、Wikipediaの社日の記事から引用。

社日とは雑節の一つで、産土神を祀る日。
春と秋にあり、春のものを春社、秋のものを秋社ともいう。
社日は古代中国に由来し、「社」とは土地の守護神、土の神を意味する。

春分または秋分に最も近い戊(つちのえ)の日が社日となる。
この日は産土神に参拝し、
春には五穀の種を供えて豊作を祈願し、
秋にはその年の収獲に感謝する。

大山大神と刻まれた石碑と、奉納の牛置物。

スサノヲを祀る岩

総荒神祭

荒神さんには、屋敷荒神、講荒神のような地域荒神が
あります。屋敷荒神は、かまどの神とか土地の
守り神で、大体宅地内に祀ってあります。
また同族荒神は、その名のとおり、一族一統で
祀りますが、斐川町にはほとんどありません。
地域荒神は、総荒神といって、その土地の人が
神木に幣串や赤飯などの志を供え、藁で作った
大きな龍蛇神(へび)を巻いて祀るものです。
しかし神庭の弓原地区や原鹿等に残る総荒神には、
大きな大きなそれこそ大蛇が祀られているところから、
収穫感謝の祭りであると同時に、あのおろち〜つまり
川の氾濫に代表される大自然の恐ろしさに対する
崇拝もあろうと思われます。

表参道に平行した裏?参道
バリアフリー。

 

お次は東へ歩を進めます。
駅方向。

と、思いがけず、波志姫神社に遭遇。

およそ450年前の昔、高瀬城二代城主
米原平内兵衛尉綱広公の息女、波志姫様を祀っているそうです。
人々に慕われ、信仰に篤い姫でしたが、身を投げてしまったそうな。

文章を見る限りでは、橋姫とは関係なかった。

水田と南方の山々。
右手方面が荒神谷かな?

 

さて、東へしばらく歩きますと、別の神社に近づきます。

諏訪神社です。別の。

階段を上がって、楼門越しに拝殿。

拝殿

本殿と、石の祠

境内には石の祠が数多く。
諏訪っぽい。
縦長な祠は出雲アレンジ?

社日。

どうせ同様じゃろうと思ってこれ一枚しか撮影しませんでしたが、
並びが異なる!?
並び順にこだわりは無かった模様。

菅原神社・八坂神社

神奈子様ー(違

こちらの諏訪神社は案内書きは無し。
しかし特定地域の神社をいくつか巡れば、
何か地域パターンが見出されるのは楽しい。

 

この後、荘原駅へと戻り、出雲駅でいったん下車して
コインロッカーの荷物を回収。
西出雲のビジネスホテルで休息ー。
お疲れさまでした。

大屋根特別拝観のドレスコードを満たすため、
カッターシャツにスラックスで歩き回りました。
歩き回る予定だったので、さすがに革靴は避けましたが。

しかし、さすがに曇天とは言え、一日歩けば焼けますな。
ほどよい日焼け具合。

 

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