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Level 2
 
 [ステージ]
 
 全6シーン。
 うちスペルカードは4種。
 ステージは紅魔郷Stage2、ないしは花映塚の「霧の湖」。
 
 被写体は、
  チルノ、ターゲットコードネーム:不自然な冷気
  レティ・ホワイトロック、ターゲットコードネーム:局所的な大寒波
 の2名。



雪符 「ダイアモンドブリザード」
 
 [スペル]
 
 チルノのスペル。
 チルノ周辺の弾源から、それぞれ6WAYの氷弾あるいは小弾を連射する。
 撮影成功毎に多段階強化。
 連射速度増大 → 小弾が弾丸に → 8WAYに → 弾丸が中玉に(WAY数は6に戻る)
 
 東方紅魔郷事典参照:雪符「ダイアモンドブリザード」



寒符 「コールドスナップ」
 
 [スペル]
 
 レティのスペル。
 レティ周辺に発生した寒気団から
 多量の弾丸が突発的に襲いかかる。
 撮影成功毎に多段階強化。
 弾量が増す。
 
 ・cold snap …「突然の(急激な)寒波」
 
 コールドスナップは、地球科学用語で、
 氷河期においてしばしば発生したとされる
 強烈に低温で乾燥した天候に見舞われた期間を指す。
 また一般的には、春に起こる季節外れの寒冷期間をいうこともある。
 
 カナダのロックバンド・Weeping Tile のアルバムに同名のものがある。
 関連は不明。

 参考
 「SPACE ALC」(cold snap)
 「Wikipedia(英語)」(cold snap



凍符 「マイナスK」
 
 [スペル]
 
 チルノのスペル。
 自機照準3WAYで楕円弾を放つ。
 楕円弾は少し飛んで凍結、その後破裂し
 氷弾と小弾を進行方向を中心におよそ90°の範囲にばら撒く。
 撮影成功毎に多段階強化。
 連射速度増大二段階 → チルノから8WAY氷弾放射が追加される
  → 8WAY氷弾が6WAY中玉に
 
 "" は温度単位であるケルビンであると思われる。
 我々に馴染み深いセルシウス度(摂氏、セ氏)や
 多少耳にするファーレンハイト度(華氏)などの
 測定尺度としてだけの温度単位(℃のように°をつける)とは異なって、
 測定尺度としての温度単位でもあり国際単位系の基本単位の一つでもあるのが
 熱力学温度絶対温度)、ケルビンである。
 温度はそもそも物質を構成する分子の運動エネルギーに由来する、
 寒暖の度合いを表したものである。
 空気であれば窒素分子だとか酸素分子だとかの一つ一つが運動しており、
 気温が高いほど分子の動きが激しいということであり、
 固体であればそれを構成する分子や原子の一つ一つが振動している。
 低温であるほどこれらの分子運動エネルギーが低く、
 古典的には分子の運動が停止する温度がいわゆる絶対零度であり
 0K(ゼロケルビン)=マイナス273.15℃である。
 熱力学第二法則によれば、この温度に到達するには無限の仕事が必要となり
 それより低い温度(負の値のK)は存在しない。
 量子論によれば、この温度においても粒子は零点エネルギーを持ち
 不確定性原理に基づいて完全な静止状態には到らない。
 また、物体を、多量の分子により構築された物と見れば
 統計熱力学的観点から分子エネルギーの分布も考慮に入れる必要がある。
 
 絶対零度でも起こり得ない完全静止を実現するスペルが
 マイナスKであり、凍符「パーフェクトフリーズ」であろうか。

 参考
 「Wikipedia」(ケルビン温度熱力学温度



冬符 「ノーザンウイナー」
 
 [スペル]
 
 レティのスペル。
 自機照準に3WAY大玉を放つ。
 大玉の経路上には寒気が停滞し、
 寒気からは乱雑に飛び去る弾丸群が発生する。
 撮影成功毎に多段階強化。
 大玉を放つインターバルが短くなる。
 
 Northern Winner.
 「北方の勝利者」
 
 おそらくはルーン文字のティールを表したものと推測される。
 上矢印「」に似た形のルーン文字で、本スペルの弾幕形状に似る。
 ルーン文字とはゲルマン語の表記に用いられた文字体系で、
 1世紀頃に北イタリア文字などを参考に成立したものとされている。
 ルーン(あるいはルーネ)は「神秘」「秘儀」などを意味する名であり、
 日常生活の他に呪術や儀式的な要素から装飾に施されてもいたようである。
 件の「」は北欧神話における軍神テュールを意味するとされる。
 本来は天空神として最高神としての地位にあったが、
 戦争の神であるオーディンへの信仰の台頭に従い
 一介の軍神に転落したのではないかと考えられている。
 軍神テュールに由来するルーン文字のティールは、「勝利」を意味する。
 また、ルーン占いにおいてはティールの意味に「勇気・決意・勝利・星」が挙げられる。
 
 ちなみに、世界最古のルーン文字は
 北ドイツで出土した1世紀の遺物のブローチに彫られたものであると言われている。
 レティの胸元のブローチは、ルーン文字の「エオロー」をもじったものであろうか。
 ルーン占いにおけるエオローの意味は、「お守り・友情・信頼・保護・記憶」である。
 
 ルーン占いに加えて紹介するならば、
 テーブルターニングは西洋の占い遊びあるいは降霊術の類である。
 こちらは怪符「テーブルターニング」参照。

 参考
 「Wikipedia」(ルーン文字テュール



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