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Level 3
 
 [ステージ]
 
 全8シーン。
 うちスペルカードは7種。
 ステージは花映塚の「大蝦蟇の池」。
 
 被写体は、
  アリス・マーガトロイド、コードネーム:見た目だけ賑やかな妖怪
  上白沢慧音、コードネーム:堅苦しい歴史家
 の2名。



天狗が見ている 〜 Black Eyes
 
 [音楽]
 
 Level 3〜5での撮影曲。
 〜撮影曲2です。
  怖いような可愛らしいような奇妙なノリを持たせました。
  人を攫ったり喰ったりが当たり前の妖怪なのに、
  どこか陽気で人当たりも良さそうな所が、幻想の天狗のイメージ。
  この曲には、その怖さと陽気さ、暢気さを
  混ぜた感じになっているかと思います。〜

 (曲解説より)
 
 ・black eye …「黒い目。(殴られた後の)目のまわりの黒あざ。恥、不名誉」
 
 鵜の目 鷹の目、天狗の目。
 鴉の様に黒き瞳。
 文の目は黒くないけど。
 
 天狗・見る・不名誉
 これらのキーワードで想起される話として
 木下順二の「彦市ばなし」が想起される。
 悪知恵の働く彦市という男が、ただの釣竿を遠眼鏡と偽って
 子天狗の持つ隠れ蓑と交換する話。
 好奇心に駆られた子天狗はまんまと騙されてしまい、隠れ蓑を奪われてしまう。
 その上、子天狗は大天狗に叱られ、さらに、隠れ蓑は彦市の妻に燃やされてしまう、と
 とことん不名誉である。
 熱光学迷彩的な便利アイテム「天狗の隠れ蓑」を
 文が使用しないのはそんな理由があったため……なのかどうかは定かでない。
 
 また、能面の種類に「癋べしみ)」がある。
 下あごに力を入れ、口をぐっと結んだ表情の鬼神面である。
 中でも、主に天狗に用いるものが「大癋見(おおべしみ)」である。
 瞳にあたる部分には穴が開いているため、ブラックアイ。
 大癋見が使われる能曲としては、
 「大会(だいえ)」「鞍馬天狗」「是介(ぜがい)」「車僧(くるまぞう)」「大六天」がある。

 参考
 「ジーニアス英和辞典」大修館書店
 「物語要素事典」>天狗
 「Yahoo!辞書」(べしみ)
 「Wikipedia」(能面
 「能面ホームページ」>天狗面



光符 「アマテラス」
 
 [スペル]
 
 慧音のスペル。
 自機照準16WAY青レーザーブレード放射と
 そのちょうど間を縫う16WAY赤レーザーブレード放射を
 交互にそれぞれ四連射する。
 1、2枚目の撮影成功で強化二段階。
 青赤レーザーセットの連射数が4→5→6と増し
 インターバルが無くなる。
 
 アマテラスとは、
 日本神話に登場する神である天照大御神あまてらすおおみかみ)である。
 天照大神とも。別名、大日孁貴神 (おおひるめのむちのかみ)。
 アマテラス、ツクヨミ、スサノオは、いわゆる三貴子と呼ばれ、
 黄泉の国から生還したイザナギが穢れを洗い流す禊の際に共に生まれた。
 アマテラスは太陽を司る神で、高天原を治める主神。
 スサノオが高天原で粗暴な振る舞いを続けた結果
 アマテラスが天岩戸に隠れてしまい、世界は闇と禍に包まれてしまった。
 岩戸隠れの解決にはオモイカネ含め八百万の神々が尽力した。
 その折に三種の神器のうち八尺瓊勾玉と八咫鏡が創られたとされる。
 スサノオがヤマタノオロチを倒して入手した草薙剣とともに
 三種の神器は日本の歴代天皇が継承している。
 初代天皇である神武天皇は系譜上、アマテラスの来孫(やしゃごの子)に当たるとされる。
 
 上記の文章だけでもこれまでの事典項目に関連するキーワードが多数現れる。
 未来「高天原」
 萃符「戸隠山投げ」萃鬼「天手力男投げ」
 八意永琳(オモイカネ)
 国符「三種の神器 剣」同「玉」同「鏡」
 始符「エフェメラリティ137」(神武天皇)

 参考
 「Wikipedia」(天照大神
 「神魔精妖名辞典」>天照大御神



操符 「ドールズインシー」
 
 [スペル]
 
 アリスのスペル。
 アリスの周囲を18体の人形が米弾を撒きながら巡る。
 18体の人形は時計回りと半時計回りの二組からなり、
 1つの組は三方向にアリスから近・中・遠と3体ずつ、計9体から成る。
 撮影成功毎に多段階強化。
 米弾の連射数が増大する。
 
 確信出来る候補に思い到らないため、以下にいくつか挙げる。
 
 Dolls in Sea.
 「海の中の人形」
 青い米弾の群れが模した弾幕の海。
 海に存する人形達は創造物でありながら弾幕を創造する。
 海は「原初の創造」の象徴である。
 
 Dolls in Sea.
 「中海人形」
 上海人形の下位ランク。
 上海人形 > 中海人形 > 下海人形
 なんちゃって。
 
 Dolls in Sea.
 「海の人形」
 略して、うみにん。
 うみにんは、メサイヤのシューティングゲーム
 「超兄貴」(1992年)に登場した味方キャラ。
 独自の人気を得、2000年ごろにはキャラクターものでの展開を見せた。
 色違いでやまにん、たににんなどもいるらしい。
 
 Dolls in Sea.
 「内海人形」
 人形彫塑師である内海清美(うちうみきよはる)氏の
 和紙人形をもじったものか。
 日本の歴史・文学作品を和紙人形で表す作品で知られる。
 平家物語、源氏物語、近松門左衛門、空海などに取材した展示会などで
 国内外問わず高い評価を得ている。
 
 Dolls Ying Xi.
 「傀儡影戯」
 中国語で影絵を「影戯(インシー)」、
 人形芝居を「傀儡戯(クイレイシー)」と言う。
 実は「上海アリス」並に中洋折衷なのでは?、という説。
 多数の人形を同時に操っての、アリスの影絵芝居。
 人形の影がスクリーンに踊る。
 弾幕の幕だけど。

 参考
 「ジーニアス英和辞典」大修館書店(sea)
 「Wikipedia」(超兄貴うみにん
 「うみにん Webアニメーション
 「内海清美の世界
 「空海アートホロニクス/内海清美の物語空間
 「excite 辞書」>日中 >(人形、影絵)



包符 「昭和の雨」
 
 [スペル]
 
 慧音のスペル。
 慧音は、自機方向を除く全方位に、弾速の異なる24WAY米弾を連射する。
 また、慧音の周囲を源に、自機照準レーザーブレードが発生する。
 撮影成功毎に多段階強化。
 レーザーブレードの連射速度が増大。
 
 昭和はもちろん、昭和天皇の時の年号である。
 1926年12月25日〜1989年1月7日。
 書経尭典の「百姓昭明、万邦協和」
 (百姓昭明にして、万邦を協和す)に由来。
 六十年以上続いた元号は、日本では昭和のみ、
 他には中国の康煕だけである。
 
 昭和は六十余年と長く、また激動の時代であったため
 そのイメージも世代や個人により様々である。
 戦争時代の悲劇、高度経済成長時代の希望と活気、
 そして、現在の平成の世から見ての懐かしさ。
 
 戦争に関連して「昭和の雨」と言えば、
 各地の大空襲に由来する絨毯爆撃か
 原子爆弾に伴う「黒い雨」か…。
 原子爆弾はその爆発時の大過剰のエネルギーのため
 爆発の火球の中の物質はすべて気化・プラズマ化してしまう。
 爆心が地表付近ならば人や建造物や大地もろともである。
 これらは、核分裂生成物などに由来する残留電離放射線と結合し、
 放射性の塵あるいは雲となり上昇、大気中に拡散する。
 上空に舞い上がった後に地上に降下するため放射性降下物、あるいは死の灰と呼ばれる。
 発生した放射性降下物の内、特に大きい粒子は成層圏まで上昇せず、
 局地的な降雨と共に降り注ぐ。
 特に広島・長崎では木造家屋や動植物などの多い環境での爆発であったため
 有機物に由来する多量の煤(すす)が生じたため、「黒い雨」となった。
 黒い雨は非常に強い放射性物質を含むため、
 爆風・熱線の直接被害の無い地域でも
 外部被曝や井戸水などを経由しての内部被曝から急性放射線障害が相次いだ。
 …それを表現した弾幕にしては、難易度や表現が不釣合いなので
 この線では無いかな…。
 
 昭和のノスタルジーという線で考えれば、
 昭和の名曲、八神純子の「みずいろの雨」。
 聴けば感じるレトロスペクティブな印象は、
 ZUN氏の言うところの「私のレトロさ」だろうか。
 
 また、慧音と言えば、忘れてはならないのは天皇である。
 昭和天皇について語るべき所は多いが、
 ここではWikipediaの項で「足跡」に挙げられる事柄に触れたい。
 昭和天皇の活動と言えば、短歌と生物学研究が注目される。
 短歌については、昭和天皇は生涯に約1万首の短歌を詠んだとされ、(うち公表は869首)
 歌集もいくつか出版されているようである。
 生物学については、粘菌やヒドロゾアの分類学的研究で知られる。
 多くの発見と研究成果が発表されているが、天皇の研究の意義としては見解が種々ある。
 1929年、昭和天皇は和歌山県の神島(かしま)に行幸をした際、
 粘菌研究の第一人者であった南方熊楠の進講を受けた。
 昭和天皇の短歌と生物学、そして「」を結ぶ要が南方熊楠である。
 熊楠は1941年に死去。
 1962年、昭和天皇は南紀白浜にて、海上の神島を眺めつつ熊楠を偲ぶ歌を詠んだ。
  にけふる 神島を見て 紀伊の国 生みし南方熊楠を思ふ
 ちなみに、奇行が多かったことで知られる南方熊楠は、
 「てんぎゃん」(天狗さんの意)と呼ばれ、天狗扱いされたという話も残る。

 参考
 「Yahoo!辞書」(昭和)
 「Wikipedia」(昭和昭和ノスタルジー黒い雨放射性降下物昭和天皇南方熊楠
 「南方熊楠顕影館」>「知の巨人」の生涯



呪符 「ストロードールカミカゼ」
 
 [スペル]
 
 アリスのスペル。
 アリスから見て横・斜め上方・真上の5方向に
 それぞれ2体ずつ(計10体)人形が射出される。
 画面端で人形は反射し、自機照準後、
 弾丸と小弾を交互に組んだ弾列を引きながら特攻してくる。
 撮影成功3枚で強化一段階。
 人形は計15体となり、人形および弾幕の速度も増す。
 
 ・straw …「麦わら、わら」
 ・kamikaze …「神風特攻隊員、神風特攻機」
 ・わら)…「稲・麦などの茎を干したもの」
 
 藁人形は、藁を束ねて編み、人間の形を模した人形である。
 東方文花帖(書籍)でも言及がある様に呪術的用途の人形としてよく知られる。
 一般的に、他人に呪いをかけるための呪詛の道具として使用された。
 その呪術作法として成立したものが丑の刻参りである。
 毎晩 丑の刻(午前1時〜3時)に、神社の御神木に憎い相手に見立てた藁人形を
 五寸釘で打ち付けるという方法で対象を呪う。
 鎌倉時代から室町時代にかけて、丑の刻の願掛けが生まれ、
 さらに陰陽道の人形祈祷と結びついて成立したものと考えられており、
 呪詛をかける者の装束など細かなルールが完成したのは江戸時代とみられている。
 また、同様に、ルールに則っての呪詛が中国明代の小説「封神演義」にも描かれる。
 姜子牙(=太公望)は、相手の名を書いた草人(=藁人形)と霊壇を作り
 三日かけて「釘頭七箭書」を読み上げたのち、七本の桃枝矢を打ち込むことで
 呪詛により趙公明を抹殺した。
 
 神風かむかぜ、しんぷう、かみかぜ)は
 元来は神道用語で、神が吹かせる風を意味する。
 古くは日本書紀において倭姫命(やまとひめのみこと)がアマテラスから受けた神託、
 神風の伊勢の国は常世の波の敷浪の帰する国この国に居らんとほっふ」などに登場する。
 1274年と1281年の元寇の折に元・高麗の軍勢を壊滅したとされる暴風が著名である。
 これを受けてか、太平洋戦争末期の自爆攻撃部隊である特別攻撃隊(特攻隊)の中で
 特に海軍の編制した海軍航空機から成る部隊を神風特別攻撃隊と呼称された。
 本来の読みは「しんぷうとくべつこうげきたい」だが、
 報道では「かみかぜ〜〜」と読まれ、これが定着した。
 あまりにも有名である為、「カミカゼ」と言えばこの神風特別攻撃隊を指し、
 特に諸外国での "kamikaze" はこの意が強い。
 
 Straw Doll Kamikaze.
 「藁人形神風特攻」
 五寸釘を携えつつ、自ら御神木に体当たりする藁人形。

 参考
 「ジーニアス英和辞典」大修館書店
 「Yahoo!辞書」(藁、神風)
 「Wikipedia」(人形藁人形丑の刻参り神風特別攻撃隊
 「物語要素事典」>藁人形



葵符 「水戸の光圀」
 
 [スペル]
 
 慧音のスペル。みとのみつくに
 慧音の両脇に控える使い魔が砲塔を巡らせ赤レーザーブレードを投射する。
 慧音からは青鱗弾の放射とリズミカルな三拍子で撮影チャンス魔法陣が展開される。
 撮影成功毎に多段階強化。
 レーザーブレードが長くなる。
 
 水戸の光圀と言えば、江戸時代の水戸藩2代目藩主である、徳川光圀
 水戸藩初代藩主・徳川頼房の三男で、徳川家康の孫に当たる。
 歴史書「大日本史」の編纂作業で知られる。
 「大日本史」は、神武天皇から後小松天皇までの
 百代の帝王の治世を紀伝体で記した歴史書である。
 (紀伝体とは個人や一つの国に関しての情報がまとめて紹介される記述形式)
 徳川光圀によって執筆が開始され、その死後も水戸徳川家の事業として
 執筆・校訂が継続され、およそ250年の歳月をかけて明治時代に完成された。
 後の世には水戸学と呼ばれる歴史学の形成につながった。
 全体的に尊王思想で貫かれており、幕末の尊王攘夷運動に強い影響を与えたとされる。
 
 水戸黄門は徳川光圀の別名である。
 現在の我々には水戸黄門の方が馴染み深い名である。
 徳川光圀は1690年に隠居し、権中納言となっている。
 (1700年の没後、1832、1869、1900年に功績から贈位が与えられている)
 中納言の唐名が黄門である。
 江戸時代には「水戸黄門」として諸国行脚伝説が生まれ、
 講談や歌舞伎の題材として流布・発展を遂げる。
 光圀はお供の俳人を連れて、諸国漫遊を兼ねて藩政視察の旅に出、
 悪大名・悪代官の悪政を正す。
 明治以降、お供の二人は佐々木助三郎こと助さんと
 渥美格之進こと格さんに定まったとされる。助さーん。格さーん。
 ただし、
 実在の徳川光圀は、「大日本史」編纂のために家臣の儒学者らを
 日本各地へ派遣したとは言われているが、自身が諸国を漫遊したという史実は無いとされる。
 また、「大日本史」のために藩の財政は傾き、光圀の藩政は問題視されることが多い。
 
 余談ながら、現在、「水戸黄門」はナショナル劇場枠で放映されている。
 あっかるーい、なっしょなー♪
 
 黄門さまと言えば、「ひかえおろう。この紋所が目に入らぬか」の有名な台詞。
 印籠に描かれるのは徳川氏の家紋、三つ葉葵の紋所である。
 「あおい)」と言えば一般的には「立葵(たちあおい)」を指すが、
 徳川家の紋所や京都の葵祭りの「」は「双葉葵ふたばあおい)」である。
 ハート型の葉が特徴的。
 当然ながら、慧音の青い鱗弾が黄門さまのの御紋ということだろう。

 参考
 「Yahoo!辞書」(黄門、葵)
 「Wikipedia」(徳川光圀水戸黄門大日本史水戸学紀伝体
 「季節の花 300」> 葵、双葉葵



赤符 「ドールミラセティ」
 
 [スペル]
 
 アリスのスペル。
 アリスは砲塔を巡らせながら三方向に赤鱗弾を撒きつつ
 魔法陣展開前に全方向に赤楔弾を二連射する。
 また、アリスよりも上方に5体の人形が配置され、
 人形からは自機狙いで赤大玉が8連射される。
 撮影成功毎に多段階強化。
 大玉連射数が1ずつ増加し、弾速も増す。
 
 Doll Mira Ceti.
 「くじら座の不思議な人形」
 
 ミラくじら座のο(オミクロン)星にあたる赤色巨星。
 また、歴史上最初に発見された変光星であり、最も有名な脈動変光星である。
 一般名が Mira であり、学名は ο Ceti
 Mira Ceti とも呼ばれる。
 Ceti はくじら座(Cetus)の意である。
 ひとつの星座内の各恒星には、光度の順番などによって
 ギリシャ語のアルファベットが振られる。
 
 ミラは太陽の440倍の平均直径で、約322日の周期で2.0等〜10.1等の間を変更する。
 発見当初は新星と考えられたが、周期的に変更する星と改められた。
 1662年、ヨハネス・ヘヴェリウスの論文「Historiora Mira Stella (不思議な星の小史)」から
 ラテン語で「不思議なもの」を意味するミラの名がついた。
 近年になると、変光星である主星のミラAと白色矮星である伴星のミラBから成る
 実視連星であることが明らかとなった。
 
 歳をとった恒星は、水素の核融合産物であるヘリウムが中心核を形成し、
 その外層を水素が取り巻く構造と成る。
 ヘリウムは水素よりも核融合が起こりにくく、中心部は重力により収縮する。
 その重力エネルギーで生まれる熱のため、外層の水素核融合反応は加速され、
 その熱により外層は外へと膨張する。
 星の外層は大きく膨らみ、星の表面温度は低下するため赤色に見える。
 これが赤色巨星である。
 赤色巨星の外層は重力による束縛が弱く、徐々にガスが星から流出してゆく。
 外層を失い中心核が露出、核融合反応が終了したものが白色矮星である。
 太陽もあと50億年もすれば赤色巨星と化し、白色矮星へと変化してゆくとされる。

 参考
 「Wikipedia」(ミラくじら座星座赤色巨星変光星



倭符 「邪馬台の国」
 
 [スペル]
 
 慧音のスペル。やまとのくに
 慧音は全方向に12WAYレーザーを張り、少し回転させつつ移動する。
 慧音の周囲から青鱗弾が撒かれる。
 撮影成功毎に多段階強化。
 青鱗弾の弾量が増す。
 
 本スペル名は、
 一般的には「邪馬台国やまたいこく)」として知られる、
 女王・卑弥呼が治めていた国を指す。
 畿内説・九州説とどこに存在したかも大きく二分されているが、
 そもそも国名も諸説ある。
 「邪馬壹國」、「邪馬一國」(共に「やまいちこく」)、「邪馬臺國」(やまたいこく)。
 (「壹」は壱、「臺」は台、である)
 また、古代中国語音の研究が進み、邪馬台は「やまと」に近い発音と考えられ、
 このことから「やまと」の当て字であるとする説もある。
 なるほど納得。
 
 中国の歴史書「三国志」魏書東夷伝倭人条(通称、「魏志」倭人伝)に
 女王・卑弥呼が治めていた国として著される。
 もと男の王の国が70〜80年続いたのち、倭国に乱が何年も続いた。
 ようやく一人の女王として卑弥呼を共立し、治まったとされる。
 卑弥呼の死後、男王がたったが治まらず、
 「壹與」(壱与)または「臺與」(台与)が女王になって、再び治まったとされる。
 
 卑弥呼についても諸説あり、
 例えば当時の中国語での読み「ビミファ」から「日神」と解釈したり
 「日巫女」の当て字から日神に仕える巫女としたりする説がある。
 日神とは前述の「アマテラス」である。
 名前の音以外にもアマテラス=卑弥呼とする要素も見られる。
 卑弥呼がアマテラスのモデルとなったとか。
 また、垂仁天皇の皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)を卑弥呼とする説もある。
 倭姫命はアマテラスの神託を受けたことでも知られる。(「ストロードールカミカゼ」の項参照)
 もちろん、他にも多様な説があり、定まってはいない。
 
 わ、やまと)は、中国各王朝が日本列島を中心とした地域や住人を指して用いた呼称。
 倭人、倭国など。
 古代日本の政治勢力もこれを受け自称した。
 語源・語義はいくつか説がある。

 参考
 「Wikipedia」(邪馬台国魏志倭人伝卑弥呼



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