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Level 6
 
 [ステージ]
 
 全8シーン。
 うちスペルカードは7種。
 ステージは妖々夢Stage5、花映塚の「白玉楼階段」。
 
 被写体は、
  橙、ターゲットコードネーム:目にも留まらない化猫
  魂魄妖夢、ターゲットコードネーム:斬り捨て御免
 の2名。
 
 ・切り捨て御免きりすてごめん
  …「江戸時代、武士に与えられていた特権の一。町人・百姓などが無礼な行為に及んだ場合、
    殺しても処罰されなかったこと。ただし、正当な理由がない場合は処罰の対象となった」

 参考
 「Yahoo!辞書」(切り捨て御免)



東の国の眠らない夜
 
 [音楽]
 
 Level 6、7およびEXでの撮影曲。
 〜撮影曲3です。中盤以降に使う曲として用意しました。
  ボスも文も楽しんでいる感じを出しつつ、
  ボスに威圧感を持たせるのは難しい物です。
  この曲はそれを意識して、軽快で明るいながらも
  ボスが強そうに見える様に格好つけて書きました。特にピアノ。〜

 (曲解説より)
 
 人類の文明、殊に灯火の発達に伴い、夜間に明かりをつけた下での活動は
 自然形態に近い闇により引き起こされる活動に加えて夜の活動の範疇を拡大させるものとなった。
 現代社会において昼間の活動といえば仕事や学業に集約されるため、
 夜は遊ぶ時間とするなど活発な活動に注力する者も多く、モノの集中する大都市においては
 煌々と灯される灯火の輝きと人の流れや喧騒はむしろ昼間よりも活気を伺わせることもある。
 眠らない夜、眠らない街、などといった表現は現代では主にこのような
 人工の光に満ちた夜の繁華街を指す場合が多く、「不夜城」の表現も用いられる。
 それら現代社会により駆逐されてしまった方の、「原始の夜」がテーマなのであろう。
 幻想となり果てた概念が幻想郷で息づく。
 
 その昔、ヒトは火を手に入れ、夜に対抗する手段を得てきたわけだが、
 夜よりは昼の方が視覚が利くため、生存に有利なのは絶対的に昼の方であり
 従って活動の主体は昼、日の光の下に限局される。
 夜は睡眠・休息の必要があり、また、夜目も利かない。
 夜行性の獣や、ヒトの中でも闇に紛れて被害をもたらす者など厄介なモノもあり、
 夜と言えば古来より危険や悪と関連付けられてきた。
 魔法使いが怪しげな術式を施すのも、魔女達がサバトを催すのも、
 連続殺人鬼が暗躍するのも、吸血鬼が活動するのも、
 幽霊が出没するのも、妖怪が跋扈するのも、
 百鬼が夜行するのも、墓場で運動会するのも、
 いずれも夜である。
 怪異達の形成するコミュニティは、夜こそが活動の時間帯であり、
 妖怪の国は眠らない夜を繰り返す。
 試験も何にも無い。
 
 余談。
 年に一度、ローマで開催されるイベントに「ラ・ノッテ・ビアンカ (La Notte Bianca)」がある。
 直訳で「白夜」だが、しばしば「徹夜、眠らぬ夜」と訳される催しである。
 夜20時から翌朝8時まで、350ものイベントがローマを埋め尽くす。
 公共施設から商店まであらゆる施設が夜通しオープンし、
 百万単位の人々が眠らぬ夜を大いに楽しむ。

 参考
 「JAPAN-ITALY Travel On-line」>ローマ市公式ページノッテ・ビアンカを楽しもう



人智剣 「天女返し」
 
 [スペル]
 
 妖夢のスペル。てんにょがえし
 東方妖々夢でお馴染みの、スローがかかる。
 スロー解除の一瞬後、妖夢は画面のもう一方の側の横方向へと瞬時に移る。
 同時に妖夢の下方に、一瞬間に刻み付けたと思われる剣閃が×印状に出現する。
 ×印の交点を弾源に、8WAY青鱗弾ばら撒きが8連射される。
 撮影成功毎に多段階強化。
 鱗弾のWAY数が8→24→40→56と等差で増大してゆく。
 
 ・天女 …「天上界の女性。吉祥天女・弁財天女など。また、この世に二人といないような
       美しい女性をたとえていう語。」
 ・人智 …「人間の知恵。人間の知能」
 
 天女が地上へ降下し、再び天へと昇る伝説については
 三保の松原の羽衣伝説など幾種か知られるところである。
 地上の人間に奪われてしまった羽衣と引き換えに舞を舞う他、
 羽衣を隠した人間の要求で人間と天女が結婚する類型など多様である。
 羽衣伝説以外にも、琴の音に惹かれる様に舞い降りた天女が舞を披露し
 天へと戻る話がうつほ物語などに見られる。
 羽衣伝説の系統では、天女は羽衣を見つけ出すと天へと昇ってしまう場合が多く、
 他の天女伝説においても自発的あるいは天界の命に従い天女は天へと戻る。
 人間が天女に天へと戻るように意図した行動としての「返す」ニュアンスではない。
 
 能に「泰山府君」が知られる。
 源平盛衰記に取材した作品である。
  桜町中納言(藤原成範)は春の花盛りの名残を惜しみ、泰山府君を祀っていた。
  そこへ桜の美しさに惹かれた天女が現れ、
  月が翳った隙に一枝を手折って天へと帰ってしまう。
  それを知った泰山府君は天女を通力で呼び出し咎め、
  天女の舞を舞わせ、桜の枝を元へと戻させる。
  泰山府君は通力をもって、花の盛りを七日から三七日(21日)に延ばした、
 という話である。
 東方妖々夢の異変において、妖夢と幽々子はに関わる。
 幻想郷の春度を集め、その影響で冥界の桜の盛りは延びた。
 剣閃の交差が桜の枝の手折りを、弾幕はその修復と花の盛りの延長を意味するだろうか。
 泰山府君については、東方妖々夢事典;「反魂蝶」でも少し触れた。
 
 また、妖夢関係で天女が関わるものに「劫」がある。
 極めて長い時間を意味する仏教用語で、六道剣「一念無量劫」人鬼「未来永劫斬」に使われる。
 一劫の定義は、天女が3年に一度舞い降りて四十里四方の岩を羽衣で撫でる、
 この繰り返しで岩が擦り切れてなくなってしまうまでの、人智を超えた時間を指す。
 
 以上は全て前フリ(何
 
 剣術で「○○返し」と言えば、もっとも有名なのが
 佐々木小次郎の「燕返しつばめがえし)」であろう。
 ・燕返し …「身を急に反転させること。
         ある方向に振った刀の切っ先を、急に反転させて相手を斬る刀法」
 は、翼が細長く、尾も長くて先が二またに分かれている。
 そのため、敏捷な飛翔と急旋回が得意であり、その特性で昆虫を捕らえる。
 佐々木小次郎の「燕返し」は、得物が長剣であったにも関わらず
 燕の速度についていけるほど速かったと伝えられる。
 の別名としては乙鳥、玄鳥などが知られるが、
 古く室町時代の国語辞書、広本「節用集」には
 の異名に天女が挙げられている。
 すなわち、本スペルは、×字の剣閃もスペル名も含めて
 「燕返し」が本態であると考えることもできる。

 参考
 「Yahoo!辞書」(天女、人智、泰山府君、劫、燕返し、燕)
 「Wikipedia」(
 「物語要素辞典」(天人降下、天人女房、水浴)
 「月刊Sakura」>バックナンバー(2005年4月)今月の特集「桜に魅せられた人々
 「情報言語学研究室(駒沢大国文科)」>



星符 「飛び重ね鱗」
 
 [スペル]
 
 橙のスペル。とびかさねうろこ
 橙は回転しながら鱗弾群を設置しつつ、画面を左から右へ、右から左へと高速で飛び回る。
 橙が設置した各弾塊は3つの黄鱗弾から成り、自機照準の鱗弾を中心に三方向へ飛び去る。
 弾塊は線を描き出し、画面左右に渡る線分を6本と、その半分の長さの線分が2本描かれる。
 画面上方中央に戻った橙は自機照準32WAY楕円弾を5連射し、再び飛び回り始める。
 撮影枚数に応じた変化は無い。
 
 ・ …「動物の身体を覆って保護する硬い薄片。鱗形の略。三角形をしたもの」
 ・鱗形 …「三角形を、うろこが重なり並んだような形に配列した文様。
       紋所の名。三角形と逆三角形または円形を組み合わせたもの」
 
 天罰「スターオブダビデ」や本作のチャンス魔法陣などでお馴染みの六芒星は、
 三角形△と逆三角形▽を重ね合わせた象形図である。
 紋様において「」は三角形を指し、
 六芒星はすなわち「重ね鱗」でもある。
 一方の三角形が塗りつぶされている(▲)六芒星は「陰陽重ね鱗」と呼ばれる。
 同じ向きの三角形同士を少しずらして重ねたものも重ね鱗と呼ばれるが、
 星符であることから、前者の、六芒星の類似型としての重ね鱗を指すものと思われる。
 重ね鱗を纏いつつ高速で画面を飛ぶ橙。
 複数本の斜線を描いた後、仕上げに円形を形作る、全体で一つの重ね鱗。
 
 星型の紋様はシリーズを通して幾つか関係している。
 先述の六芒星や篭目紋の他に、晴明紋・五芒星など。
 陰陽「晴明大紋」は橙のスペルである。 

 参考
 「Yahoo!辞書」(鱗、鱗形)
 「紋百科」>文様;鱗



妄執剣 「修羅の血」
 
 [スペル]
 
 妖夢のスペル。しゅらのち
 自機に]軸を合わせ、妖夢は画面外から画面外へと縦方向の高速移動を繰り返す。
 その経路に剣閃が一定時間残され、剣閃の数箇所を弾源に米弾が撒かれ続ける。
 ちなみに、斬り下ろされた剣閃からは青米弾、斬り上げられた剣閃からは緑米弾が生じる。
 撮影枚数に応じた変化は無い。
 
 ・修羅 …「阿修羅の略。修羅道の略。醜い争いや果てしない闘い、また激しい感情の表れ等の例え」
 ・阿修羅 …「インド神話で、不思議な力を備えていた神々の称。のちに、悪神とされて、常に
        インドラ神と争う悪魔・鬼神とされた。仏教では、仏法を守護する天竜八部衆の一」
 ・阿修羅道 …「六道の一。阿修羅の住む、争いや怒りの絶えない世界。そういう生存のあり方」
 ・妄執もうしゅう)…「(仏教用語)迷いによる執着。成仏を妨げる虚妄の執念」
 ・修羅の妄執 …「修羅道におちた者が現世に抱く執念」
 ・修羅の巷(しゅらのちまた)…「激しい戦闘や闘争の行われる場所」
 
 妖夢のスペルは、特に東方妖々夢において六道に関するものが主要であった。
 東方妖々夢事典;修羅剣「現世妄執」を参照。
 上に挙げた「修羅の巷」は、音が似ていたので載せてみただけ。
 これは「修羅場」と同義。
 
 仁侠映画に「修羅の血」(2004年)がある。
 関連は不明。

 参考
 「Yahoo!辞書」(修羅、阿修羅、阿修羅道、妄執、修羅の妄執、修羅の巷)



鬼神 「鳴動持国天」
 
 [スペル]
 
 橙のスペル。めいどうじこくてん
 画面中央に位置した橙は不動のままだが、術が発動し画面が鳴動、弾幕が展開される。
 画面上下端から次々と多量の小弾が発生し、もう一方の端へと移動する。
 撮影成功3枚で強化一段階。
 画面左右端からの小弾も追加され、四方からの弾幕を掻い潜ることになる。
 チャンス魔法陣は発生しない。撮影弾量がモノを言う。
 
 ・鳴動 …「大きな音をたてて揺れ動くこと。また特に、地震のときに起こる土地の震動と音響」
 ・持国天 …「仏法の守護神、四天王の一。東方を守る」
 ・鬼神 …「荒々しく恐ろしい神。化け物。変化。天地万物の霊魂。死者の霊魂と天地の神霊。
       (仏教用語)超人的な能力を持つ存在の総称」
 
 持国天は仏教における四人の守護神、四天王の一人。
 仏の住む世界を支える須弥山の四方を護る四天王の中で、東の方角を守護する。
 南方は増長天、西方は広目天、北方は多聞天(毘沙門天)により護られる。
 
 関連;天符「天仙鳴動」鬼神「飛翔毘沙門天」

 参考
 「Yahoo!辞書」(鳴動、持国天、鬼神)
 「Wikipedia」(持国天



天星剣 「涅槃寂静の如し」
 
 [スペル]
 
 妖夢のスペル。ねはんじゃくじょうのごとし
 画面上方からは常に白小弾が発生し、速度も角度もランダムに、深々と降り注ぐ。
 集中スローが発動すると共に音は掻き消え、画面上方ランダムな位置に
 次々と約百個の弾源が出現し、それぞれ自機照準で白鱗弾4つから成る弾列を射出する。
 撮影枚数に応じた変化は無い。
 
 ・涅槃 …(仏教用語)「煩悩の火を消して、智慧の完成した悟りの境地。一切の悩みや束縛から
             脱した、円満・安楽の境地。仏教で理想とする、仏の悟りを得た境地」
 ・寂静 …「ひっそりとしてもの静かなこと。(仏教用語)煩悩を離れ、苦しみを去った解脱の境地」
 ・涅槃寂静 …(仏教用語)「仏教の基本的教義である三法印の一。悟りが絶対の静けさであること」
 
 上記の様に、涅槃寂静は共に悟りの境地を指すが、
 煩悩の炎が吹き消された悟りの境地(涅槃)は、静かな安らぎの境地(寂静)である
 と表現されることもある。
 仏教の三法印(さんぼういん)は、仏教の独自性と自身の特徴を説くもので、
 諸行無常、諸法無我、涅槃寂静の3つを言う。
 これに一切皆苦が加われば四法印である。
 無常と無我とを自覚する事が涅槃寂静の姿であり、
 その生活こそ煩悩を全く寂滅することの出来た安住の境地である。
 悟りの境地に達し、入滅(死)には至っていないならば、有余涅槃とも言える。
 入滅し肉体も灰となれば、無余涅槃である。
 関連:「西行寺無余涅槃」
 
 ただし、本スペルはあくまで「如し」である。
 意識の一点集中に伴う感覚の遮蔽、
 その無音は涅槃の如き寂静
 聴覚の他、おそらく味覚や嗅覚などもカットされている、脳の神秘。
 
 天星は詳細不明。
 天に座す仏性や星光の静けさ、星にも似た舞い散る雪片などを例えるだろうか。
 「転生」の変換かもしれない。
 また、満天星といえば、ドウダンツツジのことである。

 参考
 「Yahoo!辞書」(涅槃、寂静、涅槃寂静、満天星)
 「Wikipedia」(涅槃涅槃寂静三法印四法印
 「WikiArc」(涅槃、寂静)



化猫 「橙」
 
 [スペル]
 
 橙のスペル。ちぇん
 橙自身が回転しつつ画面端から画面端へと高速移動する。
 下・右・左・下・上・左・右・上の順で画面端を巡り、
 左右移動を連続で行う時以外は端で一度停止し、自機照準11WAYの青鱗弾を放つ。
 また、上下間あるいは左右間の移動の際には自機照準で突っ込んでくる。
 それ以外は自機と]軸かY軸が揃う位置の画面端に向かう。
 撮影成功毎に多段階強化。
 青鱗弾の連射数が一ずつ増加する。
 
 ・化け猫 …「魔力をもっていて、人などにばける猫。猫の妖怪」
 
 一般に、怪異を為す猫を指して化け猫とするが、
 猫又との区別は明確ではない。
 猫が長い年月生きると化け猫になるとされ、
 尾が複数本ある、二足歩行する、人間に化ける、人を呪う、
 言葉を喋る、山に潜み旅人を襲う、死体を操る、人に憑く、などするようになるとされる。
 人間に殺された猫が化けて出る類の化け猫も伝えられ、
 一概に化け猫といっても、歳月を経た猫には限らないようである。
 一方、猫又は年をとった猫が変化した妖怪で、尾が二股であるのが特徴である。
 人語を操り、人に化け、人を喰う。
 開けた襖はきちんと閉める。
  「奥山に、猫またといふものありて、人を食ふなる」と人の言ひけるに (徒然草)
 
 東方妖々夢・エキストラでは、スペル:式神「橙」があったが、
 本スペルは橙単独で発動されるものであり、橙自身の魔力による攻撃であろう。

 参考
 「Yahoo!辞書」(化け猫)
 「Wikipedia」(化け猫猫又
 「神魔精妖名辞典」(猫又)
 「日本妖怪大事典」角川書店(化け猫、猫股、山猫)



四生剣 「衆生無情の響き」
 
 [スペル]
 
 妖夢のスペル。しゅじょうむじょうのひびき
 自機とY軸を揃えて画面左右端いずれかに妖夢は移動し、スロー発動。
 スロー解除と同時に妖夢はもう一方の端へと瞬時に移動し剣閃を経路に残す。
 剣閃の随所に弾源が次々発生し、×印のような4方向へ4色の米弾を撃ち出す。
 撮影成功4枚で強化一段階。
 弾色が寒色系4色から暖色系2色に変わり、発生する弾源が著しく増える。
 
 ・衆生 …(仏教用語)「生命のあるものすべて。特に、人間をいう。有情」
 ・無情 …(仏教用語)「精神や感情などの心の働きのないこと。また、そのもの。非情」
 ・四生ししょう)…(仏教用語)「生物を生まれ方から4種に分類したもの」
 
 生物すなわち衆生の、4種の生まれ方が四生
  母胎から生まれる胎生(たいしょう)…人間、獣
  卵から生まれる卵生(らんしょう)…鳥など
  湿気から生まれる湿生(しっしょう)…魚、蛇、カエルなど
  依りどころなく、ただ業力によって忽然と生まれる化生(けしょう)…天界・地獄・中有の衆生
 
 生きとし生きるものには魂や精神が宿り、心の働きがあると観察される。
 しかし、それらは全て錯覚にすぎず、思考や感情も外界からの刺激を受けて
 脳という器官で機械的に発生する電気信号の特定のパターンによるものでしかなく、
 命あるものと認識されるすべても石や土くれ同様の物体である。
 衆生は無情である。
 そんな思考を誘起するような響きであろうか。
 白玉楼の鐘の声、なのかどうかは不明。
 
 平家物語の冒頭、祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響き有りのシャレ。
 諸行無常も仏教用語。世の中の一切は常に変化・生滅し、永久不変は無い。
 諸行無常衆生無情の音の類似。
 また、衆生無情とは音が似る。
 加えて、衆生は有情(うじょう)という語と同義語で、有情と無情は対義語である。
 すなわち、衆生と無情は対義という、ユニークな作り。

 参考
 「Yahoo!辞書」(衆生、無情、四生、胎生、卵生、湿生、化生、諸行無常、有情)
 「WikiArc」(四生)



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