歴史喰いの懐郷 [タイトル] Stage3のタイトル。れきしくいのかいきょう。 余りにも大きな異変。 夜や月の異変は人間に影響は無いが、 妖の者たちは騒ぎ立ち 二次的な影響が何時人間達に及ぶやも知れぬ。 強大な妖気も近付きつつある。 小さな里の守護者は、その能力で里を外界から遮断することにした。 歴史喰いとは、Stage3ボスである、上白沢
慧音を指す。 歴史を食べる(隠す)程度の能力で、里の歴史を隠し、誰の目にも触れぬ様にした。 しかし、懐郷は「故郷を懐かしく思うこと」の意で、合致しない。 ここでは「懐(なつ)かしい、懐(なつ)かしむ」の意ではなく、 「懐(いだ)く、懐(ふところ)」の意であろうと思われる。 歴史喰いに懐かれた郷。 タイトルと共に以下の字幕が表示される。 「一本道の先には人間達が住む小さな里がある。 だが里があるはずの場所には、何も、無かった。」
懐かしき東方の血 〜 Old
World [音楽] Stage3テーマ曲。 〜これは懐かしい感じがする……、 東方を古くから知っている人には判るかも知れないけど、 数年前の私の曲みたいな曲です。 創り方も同じ テーマは懐かしい感じのする曲、 ですが私だけが懐かしく思う曲を創ってどうする(笑) かなりテーマを勘違いしてますね。人生80年代テイスト。〜 〜古の地。 地と血をかけていますが、意味するところは同じ。 地と書いた場合はユーザーに対しての名前で、 血と書いた場合は勿論私に対しての名前。〜 (曲解説より)
上白沢
慧音 [キャラクター] Stage3のボス。かみしらさわ
けいね。 「知識と歴史の半獣」 普段は人間だが、満月時にはハクタクに変身する妖怪。 妖怪だが、人間が好きで(食料的な意味では無く)立ち位置は人間側。 人間の為にならばその能力を惜しみなく行使する。 人間時は、歴史を食べる(隠す)程度の能力を持ち、 ハクタク時は、幻想郷の全ての知識を持ち、歴史を創る程度の能力を持つ。 ハクタク(白沢、白澤)は、有徳の王に対して神々や妖怪の知識を授けるとされる中国の神獣。 姿には諸説あるが、牛の体に人面で、 顎鬚と9つの目(顔に3、胴に6)、6本の角(額に2、胴に4)を持つとされる。 人語を解し、万物に通暁しており、黄帝から邪気悪神について尋ねられた時は 11,520種について一つ一つ語ったとされる。 慧音は、満月時にハクタク化するワーハクタクである。 これはヨーロッパ起源のモンスター・狼男(werewolf,
werwolf)にちなむ種族名であり、 ファンタジー等で見られるワータイガー、ワーラットなどの応用例と同様である。 "werewolf"
の発音は、ウェアウルフ あるいは ウィアウルフであり、 おそらくは ウェアハクタク →
うえはくたく → 上白沢 →
かみしらさわ といった具合の命名であろうと思われる。 また、歴史を食べる能力は、同じく中国起源の霊獣・貘(ばく)に似ると思われる。 鼻は象、牙は猪、目はサイ、尾は牛、足は虎、体形は熊に似るとされる。 元は金属を食らい、破邪の霊力を持つとされたが、 中国の夢を食らう神・莫奇(ばくき)に発音が似ていることから混同され、 日本において貘は人の夢、特に悪夢を食べるとされている。 慧音の名は、仏教用語の八音(はっとん)に基づくだろうか。 八音とは、如来の具えている音声(おんじょう)の八つの良い特徴を言う。 八種清浄音、八種梵音声(はっしゅぼんのんじょう)とも呼ばれる。 極好音(ごくこうおん); 聞く者を仏道に導く妙なる音声。 柔軟音(にゅうなんおん); 聞く者を喜悦させるやさしくおだやかな音声。 和適音(わちゃくおん); 聞く者に理を会得させる調和のとれた音声。 尊慧音(そんえおん);
聞く者に智慧を体得させる尊い智慧の音声。 不女音(ふにょおん);
聞く者に畏敬の念を起させる音声。 不誤音(ふごおん);
聞く者に邪を離れ正見を得させるあやまちのない音声。 深遠音(じんのんおん);
十方に徹し、聞く者に深遠な道理を悟らせる音声。 不竭音(ふかつおん);
尽きることのない音声。 智慧(ちえ)は仏教用語で、空など仏教真理に即して正しく物事を認識し判断する能力を言う。 慧は特に悟りを導く精神作用を意味する。
【改訂用の備忘録】 歴史を創る能力は、白澤と似た、牛の体に人面を持つとされる 件
(くだん)
やクダベといった予言系の妖怪に関連か。 (2007年8月7日、15日の拍手メッセージに拠る所が大きい。多謝)
プレインエイジア [音楽] 慧音のテーマ。 〜ままの東方。 曲名もかざりっけが無い。〜 (曲解説より) ・plain
…「平原、明らかな、飾り気のない、率直な、簡素な、味の付いていない、そのままに」 Plain
Asia. 「そのままのアジア」 そのまんま東ではない。 プレーンオムレツとかプレーンヨーグルトのプレイン。
産霊
「ファーストピラミッド」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。 慧音の周囲を3つ1組の使い魔が巡り、弾丸を打ち出し続ける。 難易度により使い魔の組数が増える。 また、慧音から自機狙い3方向大玉列の発射がある。 使い魔の配置、大玉の発射方向いずれも慧音を中心に正三角形を描く。 〜世界最古のピラミッドパワー。 産霊の神の象徴である三角。調和。〜 〜むしろおむすびの事。〜 (スペル解説より) ・産霊(むすひ)…「天地・万物を生み出す神霊」 (後世においては「むすび」とも読まれる) 産霊は神道における観念で、天地・万物を生成・発展・完成させる霊的な働きを言う。 産巣日、産日、産魂などとも表記される。 神名に「むすひ」「むすび」を含む神は多数あり、いずれも産霊としての働きをする神とされる。 スペル解説に書かれる世界最古の三神の調和とは、 古事記における天地開闢で言及される造化三神を指すと思われる。 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) 高御産巣日神(たかみむすひのかみ) 神産巣日神(かみむすひのかみ) これらの中で天之御中主神が一番最初に高天原に出現した神であるとされ、 名は天(高天原)の中央に座する主宰神を意味し、宇宙の根源の神であり、宇宙そのものである。 天之御中主神の後、高御産巣日神、神産巣日神が共に現れたとされる。 神産巣日神だけは女神であるともされ、高御産巣日神と対になって 男女の「むすび」を象徴する神でもあると考えられている。 高御産巣日神の子に、八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)と 萬幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)がいる。 これら造化三神はいずれもすぐに姿を隠したとされる。 次いで、国土が形成されて海に浮かぶようになった時に、 宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)と天之常立神(あめのとこたちのかみ) の二柱神が現れ、この二神もまた身を隠したとされる。 造化三神とこの二神、これら五柱の神を天つ神の中でも特別な存在として 「別天つ神」(ことあまつがみ)と呼ぶ。 最も初期に誕生した別天つ神は、その神性も特別扱いされるが、 高天原の最高神・天照大神の子孫が天皇であると主張する権威(天皇・朝廷)にとっては これは都合の悪い矛盾であったため、古事記・日本書紀編纂に際して 別天つ神は隠れたことにされたのだと考えられている。 ピラミッドは、古代エジプト文明や中南米のメソアメリカ文明遺跡などに見られる 四角錐状の巨石建造物の総称である。 語源は、ギリシア語で三角形のパンを意味するピラミス(pyramis)である。 また、古代エジプト語ではギザのピラミッドを指して メル(ヒエログリフで△と表記する;
昇るの意)という言葉を当てていた。 というわけで、ピラミッドは四角錐を意味するが、根源的には三角。 First Pyramid. 「原初のピラミッド」
【改訂用の備忘録】 明石散人は 「謎ジパング」
において、オムスビの三角を日本古代史に結び付け、 上述した様な 「ムスビ」 の神を憑拠として 「オムスビの不思議 なぜ三角になったのか」
の題で 三角状の立体と神奈備の山とともに神の霊力と日本最古と考察している。 オムスビの三角と神奈備の山を印象付けてピラミッドを連想させ、 オムスビ百三十万年、ピラミッド僅かに五千年、とした上で、 「世界最古のピラミッドパワー」
と表現される。 本文中では三種の神器と国体護持についても語られる。 (明石散人著 「謎ジパング 誰も知らない日本史」
講談社文庫より)
始符
「エフェメラリティ137」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。 複数個の使い魔が一方の画面端に向けて放たれる。 画面端に接触した使い魔は、はじけて弾丸群を撒き散らす。 〜親は何十万年と生きていたのにね。 人間ってのは儚い、まるではじけとぶ泡の様だ。〜 〜とはいえ、137年も凄く長く感じる。 きっと健康に良いものばかり食べていたのでしょう。〜 (スペル解説より) ・ephemerality
…「短命」 日本の神話上の初代天皇である神武天皇(じんむてんのう)を指すと思われる。 日本神話に登場する神の分類に天津神(あまつかみ)、国津神(くにつかみ)があり、 高天原にいる、あるいは高天原から天降った神の総称が天津神であり、 地に現れた神々の総称ならびにスサノオの子孫である大国主が国津神である。 (天つ神、国つ神とも表記される) 神武天皇は天津神系であり、系図上は天照大神の来孫(やしゃごの子)にあたる。 明治時代に、紀元節を新暦に当てはめ、 神武天皇即位は西暦紀元前660年2月11日であるとされ、 よって2月11日は建国記念日である。 古事記において、神武天皇は137歳で亡くなったとされる(日本書紀では127歳) Ephemerality 137.
野符
「武烈クライシス」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。ぶれつクライシス。 Easy
でのみ使用される。 定点を小さく回る使い魔群が2箇所に配置され、それらから粒弾が撒かれる。 また、慧音から自機狙い中玉が時折放たれる。 ・crisis
…「危機、重大局面、難局、重大な分かれ目、岐路、転換期」 ここでのクライシスは、天皇制の重大局面を意味する。 武烈天皇は、第25代天皇として在位したが、在位期間はわずか8年、 わずか18歳で崩御と極めて短命の天皇であった。 日本書紀においては、悪逆暴虐の限りを尽くし一善も無し、という意味合いの記述があり、 猟奇性を帯びた愚行、天下の飢えを忘れ昼夜酒食に溺れたとされる。 しかしながら、古事記にはその様な悪劣振りは描かれていない。 武烈天皇は短命にして世継ぎの子が無く、 跡継ぎは16代天皇・仁徳天皇の兄弟筋から選ばれている。(第26代・継体天皇) この即位を正当化する為に、武烈天皇を暴君に仕立てたのではないかとする説が根強い。 「野(の)」は、粗野であるということで卑しめる意、だろうか。 また、「野(や)」であれば、官職・政権の対義語である。
野符
「将門クライシス」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。まさかどクライシス。 武烈クライシスの上位版。Normal
でのみ使用。 使い魔数の増加。 〜妙な逸話が多い将門様。 やっぱり加藤の所為? 将来は加藤の様になろうと思う。〜 (スペル解説より) 平将門(たいらのまさかど)は、桓武天皇の子孫で、平安時代中期の武将。 朝廷への租税滞納により追捕令が出ていた藤原玄明を匿い、 939年
常陸府中へ赴き追捕撤回を求めた際に突如受けた攻撃に対して反撃を行う。 結果的にこの行為が朝廷に対し反旗を翻したとされてしまう。 同年、関東一円を手中に収め「新皇」を名乗り、関東独立を目指す。 940年
平貞盛と藤原秀郷に討たれ非業の死を遂げる。流れ矢に当たったとされる。 将門の首は平安京で晒し首となった。 歴史上、朝廷に刃向かった朝敵、自ら新皇を名乗った逆賊と扱われ続けたが、 江戸時代、大納言・烏丸光広による奏上により朝敵の汚名そのものは返上されている。 将門の首塚伝承は各地に残るが、東京・大手町の首塚が最も有名。 将門の首は京都の七条河原に晒されたが、 数ヶ月間
目を見開き歯軋りをしているかの様であったとされる。 ある時、歌人の詠んだ歌に呼応して、首は笑い、地面が轟き、稲妻が鳴り、毎夜声を響かせたという。 その後、突然関東へと胴体を求めて飛び、落ちたところが今の首塚だと言われている。 妙な逸話。 江戸時代には、江戸の霊的守護を目的として 神田明神の祭神の一柱として祀られ、神田明神は江戸城の鬼門にあたる地に遷座された。 荒俣宏の「帝都物語」においては、 将門は千年間、東京の中心を鎮護し続けている、東京最大の地霊とされ、 スペル解説中に見られる加藤こと加藤保憲は、将門の怨霊を呼び起こし帝都破壊を目論む。 ここでの「野」は、野心・野望の野だろうか。
野符
「義満クライシス」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。よしみつクライシス。 将門クライシスの上位版。Hard
でのみ使用。 使い魔の巡るサークルより出でた粒弾はクナイ弾へと姿を変える。 〜義満、足利さん。 ちょっと屈折し始めました、弾道。悪い事は考えない。〜 (スペル解説より) 足利義満(あしかがよしみつ)は、室町幕府の第三代将軍。 1369年、13歳で正式に将軍に就任し、帝王学を学ぶ。 その後、官位の昇進を続け、1383年には名実共に公武両勢力の頂点に上り詰める。 1392年、南朝方と交渉を進め、後亀山天皇が保持していた三種の神器を 北朝の後小松天皇に接収させて、南朝が解消される形で南北朝合一を実現し、 60年にわたる朝廷の分裂を終結させた。 1394年、将軍職を嫡男に譲り隠居するが、政治の実権は握り続け、従一位太政大臣に昇進。 1395年、出家。 征夷大将軍として武家の頂点に立ち、太政大臣・准三宮として公家の頂点に立った義満は 次いで寺社勢力を支配する目的で出家したものと考えられている。 1399年までに、西日本には最早
義光に対抗できる勢力は排除されていた。 1401年、明との国交を樹立し、明の皇帝に朝貢する形式の勘合貿易が1404年から始められた。 公家社会では聖徳太子以来、対等通交が建前であったが、親明派の義満の権威の前に、 明皇帝の臣下となる朝貢貿易への不満や批判は大きな声にはならなかった。 明の太祖・洪武帝にあやかり、日本の年号にも「洪」を用いるよう働きかけたが、 さすがにこれには朝廷側も拒否。 義満はへそを曲げ、自身の生きる間には年号を変えさせなかった。 「応永」が明治以前で最も永い年号となっているのはそのためである。 幾人かの作家は、義満の皇位簒奪計画とそのための暗殺説を呈示している。 ここでの皇位簒奪は、義光自らが天皇に即位するものではなく、 上皇となって天皇の権力を簒奪するとしたり、あるいは、 息子を天皇として天皇家を継がせる意図があったのではという推測である。 息子の元服が親王並みであったことや、明の外圧を利用できる立場であったことから 皇位簒奪計画、ならびに、義光の突然の死を簒奪阻止のための毒殺とする説があるが、 当時の記録等にこれを裏付ける直接の証拠はない。
野符
「GHQクライシス」 [スペル] 慧音のスペル。 義満クライシスの上位版。Lunatic
でのみ使用。 発射された粒弾は楔弾に変容し飛来する。 〜そして現在に至る。 もはや手の施し様がない位に崩壊気味。がんばれ日本。〜 (スペル解説より) GHQは、第二次世界大戦の停戦合意に基づき、ポツダム宣言の執行のために 日本国土の大部分を保障占領し、統治と社会改革を行った 連合国軍の日本における司令本部の、日本での通称である。 正式には、連合国軍最高司令官総司令部、連合国最高司令官総司令部、連合国総司令部などと 呼ばれ、英語では
General Headquarters / Supreme Commander for the Allied
Powers(GHQ/SCAP) (総司令部 /
連合国軍最高司令官)が正式な名称である。 最高司令官はダグラス・マッカーサー陸軍元帥であり、GHQにはおよそ6年9ヶ月の間 日本の最高統治権限が与えられていた。 総司令本部は第一生命相互ビルに置かれ、 皇宮を見下ろす形で、連合軍が天皇の上に君臨するという政治的意図が込められた。 A級戦犯29名の起訴を天皇誕生日に行うなども同様の意図が表れている。 天皇・皇室の神聖性の除去や国家神道の廃止が行われ、明治からの社会思想が解体された。 天皇は明治憲法(大日本帝国憲法)下で最高権力者とされていたため、 第二次世界大戦後、天皇の戦争責任を問う声があり、 実際、極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)において ソ連、オーストラリアなどは天皇を戦争犯罪人として裁くべきだと主張した。 連合国も当初は軍国主義の一因としての天皇を処罰し、皇室制度を廃止すべきと考えていたが、 日本政府が維持を強く唱えた、昭和天皇の責任感に満ちた態度にマッカーサー元帥は感銘を受けた、 また、国民感情を逆撫でせず占領政策を円滑に行いたいという政治判断などから 結局、連合国は天皇制の維持の必要性から戦犯とはせず、戦争責任は問わなかった。 1945年9月、それまで神格化され、その写真も「御真影」とされた天皇が、 マッカーサー元帥と並んで写っている写真が普通に新聞に掲載され、国民は大きな衝撃を受けた。 また、1946年年頭、昭和天皇より「年頭、国運振興ノ詔書」、 通称、新日本建設に関する詔書、いわゆる「人間宣言」が発表される。 天皇神格否定の勅諭である。 「朕ト爾等国民トノ間ノ紐帯ハ、終始相互ノ信頼ト敬愛トニ依リテ結バレ、 単ナル神話ト伝説トニ依リテ生ゼルモノニ非ズ。天皇ヲ以テ現御神トシ、 且日本国民ヲ以テ他ノ民族ニ優越セル民族ニシテ、 延テ世界ヲ支配スベキ運命ヲ有ストノ架空ナル観念ニ基クモノニモ非ズ。」 (詔書中、特に「人間宣言」とされる部分の抜粋) 1947年5月3日施行の日本国憲法により、天皇は日本国と日本国民の総意に基づく「象徴」とされる。
国符
「三種の神器 剣」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。 Easy
でのみ使用する。 使い魔群から棘弾、慧音から弾丸放射。 〜三種の神器の一つ。神話時代のアイテムがあるだけで凄いが、 草刈鎌と大差ない使われ方。〜 (スペル解説より) 三種の神器(さんしゅのじんぎ)は、天孫降臨時に天照大神から授けられた三種の宝物。 日本の歴代天皇が代々継承している。 神器とは神の依代(よりしろ)を意味する。 三種の神器・剣は天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を指す。 草薙剣(くさなぎのつるぎ)、都牟刈の大刀(つむがりのたち)とも呼ばれる。 現在は熱田神宮に神体として奉斎されている。 スサノオが出雲国で倒したヤマタノオロチの尾から出てきた剣で、 天照大神に奉納され、天照大神から天皇家に手渡されたとされている。 三種の神器のうち、玉と鏡は天照大神の岩戸隠れの際に作られたが、 この時に剣も作られたとする説もある。
国符
「三種の神器 玉」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。 Normal
でのみ使用。 使い魔群が粒弾を吐きながら勾玉の様な曲線を描いて飛び去ってゆく。 慧音から自機照準3WAY
大玉が放たれる。 三種の神器・玉は、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を指す。 「さか」は元は長さの単位・咫(あた)であり、八咫は約1.4m
にあたるが、 ここでは通常よりも大きいあるいは長いという程度の意味である。 八尺瓊勾玉は大きな勾玉であるとも長い緒につないだ勾玉であるともされる。 瓊は赤色の玉の意味で、慧音の放つ大玉も赤色であるのはこれに基づくと思われる。 日本神話において岩戸隠れの際に、 玉造部(たまつくりべ)の祖神・玉祖命(たまのおやのみこと)により作られたとされる。 天照大神から天皇家に手渡され、現在は皇居に安置されているとされる。
国符
「三種の神器 鏡」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。 三種の神器
玉の上位版。Hard
でのみ使用。 使い魔から放たれた粒弾は画面端で反射しクナイ弾へと変わる。 慧音からの大玉も自機照準7WAYに強化。 三種の神器・鏡は、八咫鏡(やたのかがみ)を指す。 咫の意味については前項を参照。 ここでも八咫は実際のサイズを指すのではなく、単に大きいと言う意味である。 日本神話において岩戸隠れの際に、 作鏡連(かがみづくりのむらじ)の祖神・石凝姥命(いしこりどめ)により作られたとされる。 岩戸から少し外を覗った天照大神自身を鏡に映し、興味を持たせて外に引き出した。 のちに天照大神から天皇家に授けられ、現在は伊勢神宮に神体として奉斎されているとされる。 玉と鏡はその作出の時期も岩戸隠れの折りと神話に描かれており、 名称ともども関連は深い。 したがって、スペルでの弾幕形状も類似性が保たれているのではないかと推測される。
国体
「三種の神器 郷」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。 三種の神器
剣の上位版。Lunatic でのみ使用。 使い魔から多量の棘弾が撒かれ、 慧音からは自機狙い多WAY
中玉が放射される。 ・国体
…「国家の状態。国柄。国のあり方。国家の根本体制」 国体は国家体制を意味し、君主制・共和制・民主制などに分類されるが、 単に国体と言っても、特に「天皇を君主とする日本の国家体制」を指す。 万世一系の天皇を君主とする、日本の国家を称揚する観念である。 称揚しない場合は天皇制とも言う。 論者によっても内容は多様であるが、皇統の連続性・易姓革命の否定は共通である。 天皇を君主とした国家統治、君主国体説、日本国と皇統は神話に由来するとする神国思想、 忠君報国や親孝行を称揚する国民道徳論、日本を一大家族に擬制する家族国家論など 内容・要素については多様。 三種の神器は、天皇の即位・皇位継承の際に代々伝えられている宝物であり、 単に王権の象徴であるに留まらず、皇統の連続性をも示すものである。
終符
「幻想天皇」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。 Easy,
Normal
にて使用。 慧音からは自機照準で楔弾の放射、 加えて画面各所に配された使い魔が小さく旋回しながら レーザーブレードを発射し続ける。 日本国憲法において、天皇は日本国・日本国民統合の象徴とされ、 また、国民主権が採用されたため、その制定によりいわゆる国体論争が起こった。 新憲法に伴い、国体が変革したか否かを巡る論争である。 憲法により天皇を君主とした国体は変容し、 GHQの政策により天皇の神格は失われている。 これをそのままに解釈すれば、国体の変革であり、 皇統の連続性は保たれているが、日本神話に基づく神格は失われ、「終」、 古よりの天皇の概念も幻想と化した、と捉えたものであろうか。 神格を具えた天皇は神々しい。 あるいは、まだ見ぬ日本国最後の天皇、だろうか。 実際の国体論争について言えば、 国体や主権についての定義の問題や政治的、国民感情的な考えも加えれば如何様にも解釈できる。
虚史
「幻想郷伝説」 [スペル] 慧音のスペルの一つ。 幻想天皇の上位版。Hard,
Lunatic にて使用。 〜幻想郷は史書には残らない。 何故なら、書き留めるのが面倒で誰もやらないからである。〜 〜でも、慧音は記憶力が良いので覚えている。頭良い。凄く良い。〜 (スペル解説より) 「幻想郷伝説」は、東方萃夢想の魔理沙ストーリーにて 魔理沙 VS
霊夢戦のタイトルでもあった。 Stage4の予言?
未来
「高天原」 [スペル] 慧音のラストスペル。たかまがはら。 使い魔からのレーザー群と慧音からの自機照準粒弾群。 〜高天原(たかまがはら)は光に満ちていた。 眩しいほどのレーザー。〜 (スペル解説より) 高天原(たかあまはら、たかまのはら、たかまがはら)は、 日本神話などにおける、天津神(天つ神)の住まう場所。 地下世界である根の堅州国に対し、一般に天上・天空にあると考えられており、 それらの中間に人間の住む地上世界である葦原の中つ国が存在する。 高天原を「未来」としたのは、天空あるいは宇宙空間に住まう様になった 未来人を想定してのものだろうか。 天より地を這う人類を眺め下ろし、 歴史は繰り返す、輪廻の歯車の様に。 そして、妄想は手塚治虫の「火の鳥」の様に。(そして妹紅へ) あるいは機動戦艦ナデシコでも良いよ。コミック版の方。(何の話か)
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項目 / 自機 / Stage1 / Stage2 / Stage3 / Stage4A / Stage4B /
Stage5 / Stage6A / Stage6B / ED / Extra / LastWord / Acknowledgements
& References /
補遺:「永夜考」 / 補遺:「東方竹取考」 / 補遺:「ルナリアン考」
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