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魔力を含む土の下
 
 [タイトル]
 
 Stage4 Powerful(いわゆるStage4B)のタイトル。
 結界組(霊夢&紫)と幽冥組(妖夢&幽々子)ストーリーのStage4。
 歴史喰いの情報から、異変の元を求めて竹林の中へ。
 進めど進めど同じ光景の、さながら迷いの竹林。
 永夜と欠けた月の下、妖しい輝きの染入る森と大地。
 行く手を遮るは、夜の迷惑を成敗せんと立つ顔見知り。
 
 竹は全体に青々としながら天に向かいまっすぐ伸びる。
 その様から古来より清浄な植物の一つとされている。
 成長力も強く、ピーク時には1日で1m以上も伸長するとされる。
 通常、地下茎を広げることにより生息域を広げ、地中にはネットワークが形成される。
 竹林の地中に無数に広がる地下茎のつながりが、
 一連のつながり、あるいはファミリーを形成していることも珍しく無く、
 地中で複雑にネットワークが展開されることで土壌が強固になることで知られている。
 地震の時には竹藪へ逃げろ、と言われたのはそのため。
 
 魔力を含む土の下、張り巡らされた生気の経路は
 龍脈と合わさり、魔法を増幅しうる陣を成すか。
 
 タイトルと共に以下の字幕が表示される。
 「力強い竹の下には、さらに力強い根が張り巡らされて
  いる。表面しか見れないのは愚かな人間と妖怪だけだ。」

 
 
霧雨 魔理沙
 
 [キャラクター]
 
 Stage4Bのぼす。きりさめ まりさ
 「普通の黒魔法少女」
 月の異変には気付かなかったが、
 さすがに永夜の異変には誰もが気が付いた。
 夜明けを迎える位の時間が過ぎても真夜中である異常に魔法の森を飛び出し、
 面白そうな妖気を目掛けて迷惑な妖怪退治に赴いた。
 
 結界組と幽冥組に立ちはだかる永夜の報い。
 星弾と魔法陣の弾幕で攻撃を繰り出す。
 画面中に色鮮やかに濃密度に、星屑が銀河を成す。
 必殺は大地と大気を激しく揺るがす大口径レーザー。

 
 
恋色マスタースパーク
 
 [音楽]
 
 魔理沙のテーマ。
 〜ここまで行くと懐かしいもへったくれも無い曲です。
  封魔録は第2弾ですからねぇ。そんな昔の曲のアレンジです。
  今の魔理沙でこの曲だと違和感あるかな、と思ったら
  何にも違和感無くてびっくり。こんなに変わらない人間も珍しいです。〜
 〜もはや、ストーリーと無関係の曲名。
  我が道を行くのは、黒い少女か。〜

 (曲解説より)
 
 東方萃夢想事典に記載あり;「恋色マジック」

 
 
魔符 「ミルキーウェイ」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 魔理沙から全方位に中星弾が放射され、
 魔理沙の周囲を巡る魔法陣から星弾の塊が撒かれる。
 星弾の塊は画面外に飛び去った後、画面の左右それぞれから飛来する。
 
 〜魔法の天の川
  星の砂はカラフルに。〜
 〜織姫(魔理沙)は、星の砂で彦星を遠ざける。頑張れ彦星。〜

 (スペル解説より)
 
 七夕伝説では、織姫と彦星は結婚生活に夢中になる余り仕事が手に付かなくなり、
 怒った天帝(織姫の親父)が二人を天の川で隔てて引き離したのだが…。
 魔理沙が織姫役をすると物語の収拾がつかなくなるのは目に見えている。
 
 東方妖々夢事典に記載あり;魔符 「ミルキーウェイ」

 
 
魔空 「アステロイドベルト」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 ミルキーウェイの上位版。Hard, Lunatic にて使用。
 
 〜二つの大きな惑わせる星が、引き裂かれるほどの小惑星帯
  魔理沙の出す星は、漫画星だけど。〜
 〜メテオなんか比じゃない小惑星帯攻撃。
  でも、密度薄そう。ボイジャーも当たらなかったし(当たり前)〜

 (スペル解説より)
 
 東方萃夢想事典に記載あり;「アステロイドベルト」
 
 スペル解説では、自機と魔理沙を二つの惑星に見立て、
 その間を隔てる弾幕を小惑星帯(アステロイドベルト)としている。
 小惑星帯は木星と火星の間に存在する。
 小惑星帯の成因は巨大な質量の木星による。
 また、火星はギリシア神話の戦争の神・マルスの名を冠している。
 魔理沙に当てはまるのはどちらだろう…?

 
 
魔符 「スターダストレヴァリエ」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 画面中央に陣取った魔理沙の周囲を複数の魔法陣が踊る。
 魔法陣は魔理沙に対して螺旋を描いて収束あるいは拡散を繰り返しながら
 星弾を点々と配置してゆく。
 配置された星弾は規則正しく中央に向かって収束あるいは外側へ拡散する。
 自機が人間の時(霊夢以外)は魔法陣に轢かれないよう注意せねばならない。
 
 星屑幻想
  内なる宇宙。〜
 〜魔理沙らしい攻撃。万華鏡の様に姿を変える星屑の庭。凄く嫌。〜

 (スペル解説より)
 
 毎度おなじみのスペル(従来はボム)。
 東方紅魔郷事典に記載あり;魔符 「スターダストレヴァリエ」

 
 
黒魔 「イベントホライズン」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 スターダストレヴァリエの上位版。Hard, Lunatic にて使用。
 
 魔理沙の地平線
  プレイヤーはある点より近づく事も、離れる事も出来ない。〜

 (スペル解説より)
 
 ・event …「できごと、事件、催し、結果、場合、種目、事象」
 ・horizon …「地平線、水平線、地平、視野、展望」
 
 Event Horizon.
 「事象の地平面」
 物理学あるいは天文学用語。
 光であっても脱出不能な領域の境界面で、事象の地平線、事象の地平とも呼ばれる。
 最も知られた例はブラックホールである。
 通例、重力あるいは引力を振り切るには速度が必要である。
 例えば、地球の重力を振り切るのに必要な最低速度を第二宇宙速度と言い、
 太陽の重力を振り切り太陽系外に飛び出すのに必要な最低速度は第三宇宙速度と言う。
 しかし、ブラックホールなど超重力場に対し、ある距離まで近づくと
 脱出に必要な速度が光速を上回ってしまう。
 つまり、光速以上の速度で無ければ何もかも飲み込まれてしまう。
 しかし、光の速度を上回ることは不可能であり、光や電磁波であっても外に漏れ出ない。
 ブラックホールの中心から見て、光が脱出不可能である領域の
 最大の半径で描かれる境界面が事象の地平面である。
 ブラックホールがブラックホールたる所以である。
 また、膨張宇宙を観測する立場から見ると、距離が離れるほど空間の拡大速度が速く、
 ある距離以上の深宇宙は光速よりも速く離れるため観測が出来ない。
 このような事象の地平を特に宇宙の地平線とも呼ぶ。

 
 
恋符 「ノンディレクショナルレーザー」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 魔理沙の周囲を巡る魔法陣は次の二種類の攻撃、
 小さな円周の外側に向けてのレーザー掃射と内側に向けての中星弾発射を行う。
 また、魔理沙から自機方向を中心に星弾を降らせる。
 
 全方向レーザー
  どっかで見たことのある攻撃。〜

 (スペル解説より)
 
 東方紅魔郷にてパチュリーが通常弾幕に使用した技。
 東方妖々夢では既に魔理沙スペルとなっていた。
 
 東方妖々夢事典に記載あり;恋符 「ノンディレクショナルレーザー」

 
 
恋風 「スターライトタイフーン」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 ノンディレクショナルレーザーの上位版。Hard, Lunatic にて使用。
 
 〜ノンディレクショナルレーザー改良版。
  弱点(レーザーの照射時間)を改良したら、
  弱点が全く別の処に移動してしまった。〜
 〜魔理沙自体も何がしたかったのかどんどん判らなくなっていく。〜

 (スペル解説より)
 
 ・starlight …「星の光、星明かり、星の出ている、星明かりの」
 ・typhoon …「台風」
 
 Starlight Typhoon.
 「星光台風」
 魔理沙を中心に巡る魔法陣が巻き起こす、星光の渦。
 時には流れに乗り、時には流れを上手く横切る。

 
 
恋符 「マスタースパーク」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 大口径のレーザーを自機照準で放出する。
 中星弾の全方位放射も併用され、
 また、マスタースパークの影響で画面全体が激しく振動する。
 
 〜極太魔法レーザー照射。
  真の敵は余りにも強いエネルギーで振動してしまう画面。〜

 (スペル解説より)
 
 魔理沙の代名詞的なスペル。
 東方紅魔郷事典に記載あり;恋符 「マスタースパーク」

 
 
恋心 「ダブルスパーク」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 マスタースパークの上位版。Hard, Lunatic にて使用される。
 
 〜極太魔法レーザー照射。
  二本撃っちゃいます。もっと太くすれば即死なのにね。〜
 〜それにしても、嫌な恋心だなぁ。滅殺の恋。〜

 (スペル解説より)
 
 Double Spark.
 「二重閃光」

 
 
光符 「アースライトレイ」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 直上(魔理沙方向)に向かってレーザーを発する魔法陣を
 画面下端に複数設置する。
 また、魔理沙から自機依存の星弾群が放たれる。
 
 地球の光
  サーチライトみたい。〜
 〜万策尽きた魔理沙は、仕方が無く懐かしい魔法を引っ張り出して来た。
  この攻撃は、自分が撃たれているみたいで嫌だから封印していたのだ。〜

 (スペル解説より)
 
 懐かしい、というのは、
 東方Project 第3作 「東方夢時空」にて登場した
 魔理沙のライズレーザーが元であるため。
 
 Earthlight Ray.
 「地球光」
 スターライトは星の光、ムーンライトは月光、
 アースライト地球光で、地球外から見た地球の輝き。
 地球の夜に月が拝めるように、
 月の夜空には地球が昇り、地球光が降り注ぐ。
 地球から月へ向けての光を、月視点で見ればアースライトレイ
 地球視点で見ればシュート・ザ・ムーンという具合。
 
 「地球光」と言われれば、∀(ターンエー)ガンダム劇場版のタイトルを
 思い浮かべる方もいるかもしれないが、これには元ネタがある。
 アーサー・C・クラークの作品「地球光(Earthlight)」(1955年)である。
 現代を代表するSF作家で、「2001年 宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)」(1968年)で有名。
 「地球光」はいわゆる宇宙戦闘もののSF作品で、クラークにしては珍しいとも言われる。
 資源問題から緊張高まる地球と月の間での諜報戦と戦闘が描写される。
 「地球光」には、月面上での戦闘シーンなどもある。
 下記「シュート・ザ・ムーン」が皮肉であるのと同時に
 「アースライトレイ」も永夜抄ストーリーの皮肉である。
 それもあってライズレーザーから改名したのではないかなぁ、と推測される。

 
 
光撃 「シュート・ザ・ムーン」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のスペルの一つ。
 アースライトレイの上位版。Hard, Lunatic にて使用。
 
 月を撃て!
 〜月を撃つというのは、実はこのゲームの最大の皮肉でもある。
  勿論、魔理沙は意識していない。〜

 (スペル解説より)
 
 Shoot the Moon.
 「月を撃て!」の他に「月で狩りをする」とも訳せる。
 月に攻め入る地上人。
 "shoot the moon" には「夜逃げする」という意味もあるが、
 夜逃げとは関係ない同名の映画や楽曲もあり、夜逃げがメインの意味ではなさそう。
 

 
 
魔砲 「ファイナルスパーク」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のラストスペルの一つ。
 Normal, Hard にて使用。
 大口径レーザーを自機方向に少し薙ぐ。
 中星弾もばら撒く。
 
 〜最後にして究極の魔砲。
  魔理沙が渾身の力をこめて放つ魔のレーザー。本人はすっきり。〜
 〜でもはっきり言って、細くしてでも旋回能力をあげた方が強いと思う。〜

 (スペル解説より)
 
 東方萃夢想事典に記載あり;魔砲 「ファイナルスパーク」

 
 
魔砲 「ファイナルマスタースパーク」
 
 [スペル]
 
 魔理沙のラストスペルの一つ。
 ファイナルスパークの上位版。Lunatic にて使用。
 
 Final Master Spark.
 「最終最大閃光」



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