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 Acknowledgements & References

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射命丸文
 
 [キャラクター]
 
 エンディングを9つ見ると使用できるキャラ。しゃめいまるあや
 「伝統の幻想ブン屋」
 元は鴉の鴉天狗で、普段は山に住み、風と伴に移動する。
 噂好きで、特に幻想郷の女の子達の噂を好む。
 天狗仲間の情報交換や自ら観察および取材することが情報源となる。
 真面目で融通は利かないが、取材の相手には常に礼儀正しい。
 「文々。新聞(ぶんぶんまるしんぶん)」を執筆、発行している。
 幻想のアナログカメラを駆使してネタ写真も自ら撮影するが、
 こちらは東方文花帖で存分に発揮される。
 風を操る程度の能力を持つ。
 
 幻想郷を広範に包み込む花の異変。
 異変自体がどうこうよりも、こういう時は個性的な人妖が顕著に動く。ネタの予感。
 幻想郷一の速度を活かし、風に乗り、面白そうなネタを探して
 滑らかに空を過ぎる一陣の風。
 
 幻想郷のめぼしい面子と戯れつつ事件や大きなネタを探すが、成果は芳しくない。
 仕方が無いので花の異変の真相を暴いてしまうことにする。
 結局、幽霊に着目して真相に辿り着くが、引き寄せられるように無縁の塚の桜にまで至る。
 彼女の、自己の好奇心ばかりが優先される報道姿勢が、断罪される。
 
 射命丸の姓は、物事の真髄をとらえる、くらいの意味合いだろうか。
 真実を的確に把握し記事にする、とか。
 由来は、やはり写メールからだろうか…。
 カメラ付き携帯電話で撮影した画像をメールに添付して送信するサービスを指すのが
 写メールだが、ボーダフォンの商標である。
 個人的にちらっと考えたのは、"sham mammal"(偽の哺乳類)という語呂。
 元は鴉(鳥類)で、今は鴉天狗。
 「人にて人ならず、鳥にて鳥ならず、犬にて犬ならず」と、
 天狗についての描写が平家物語にある。
 文は見た目、哺乳類。
 う〜ん、写メールの方が音も近い。
 もうひとつ、スメールという筋もあるが、
 これについては「風神少女」にて。
 
 文章に関係が深いので「」、かな。
 また、文章、文面というぶん)以外にも、
 例えばあや)には
 「表面には見えないが、たどると見えてくる社会や世の中の入り組んだ仕組み」
 という意味もあり、なかなか深い。
 ふみ)と読めば、「文書。書物。手紙。書状」である。
 特に関連が強そうなものとしては、
 「天狗の投げ文てんぐのなげぶみ)」という語がある。
 どこから来たかわからない怪しい手紙、を意味するが、
 東方文花帖(書籍の方)や東方香霖堂の「洛陽の紙価」においては
 文が、自身の作製した号外を豪快に投げ打ちつつ配布している様子が描かれる。
 
 当たれば大きいが、空振りも多い、
 しかし、それに頓着せず、とにかく振り回すような人を
 特にスポーツなどで「ブンブン丸」と渾名する。
 元ヤクルトスワローズの池山隆寛、K-1ファイターの藤本祐介などが有名。
 不振の文々。新聞は、当たれば大きい……はず。
 
 天狗は、古くは中国の「天狗星」にまで遡るが、
 これは大音響を立てて流れる流星のことを指していたようである。
 日本に伝わり、「日本書紀」にも同様に流星を指して、天狗あるいは天狐(アマツキツネ)と
 呼んだ事が記述されているが、平安時代になると
 山に棲む不可視の精を天狗と考えるようになった。
 この種の天狗は、近代に至るまで民俗伝承において色濃く受け継がれてきている。
 また、今日よく知られる一般的な天狗の姿、
 高い鼻、赤い顔、背には翼、山伏のような装束、一本歯の高下駄と葉団扇を身につけている
 といったものは、山の精としての天狗と修験道が結びついたものと考えられ、
 中世以降に誕生し、江戸時代になると、赤い鼻高天狗を大天狗として、
 また、その配下に烏天狗を配する考えが定着したものとされる。
 さらに、大天狗と小天狗とに分類し、小天狗に烏天狗や木葉天狗を含めるなどの分類も知られる。
 大天狗の中には神・山神として信仰の対象となるものもある。
 このような天狗の直接の原型となったのは、
 天魔などの仏教の魔物とされる。
 鎌倉時代の「源平盛衰記」においては、傲慢な僧侶は死して天狗と化し
 世に災いをもたらすとされた。
 この類の天狗としては、崇徳上皇が有名である。
 第75代天皇であった崇徳天皇は、保元の乱に敗れ、
 流された讃岐の地で恨みの日々を過ごす。
 自らの血で大乗経を書き、舌を噛み切った血で呪詛をしたという逸話が残る。
 生きたまま天狗になったとも言われ、
 また、その死後の怨霊や呪詛については後世まで伝えられ、恐怖の対象となっていた。
 天狗と化した上皇は、全国の天狗を眷属とする天狗の王として君臨し
 様々な戦乱、祟りを引き起こす。
 酒呑童子や九尾の狐とともに、日本三大悪妖怪と恐れられる。

 参考
 「キャラ設定.txt」
 「Wikipedia」(写メール天狗烏天狗大天狗
 「Yahoo!辞書」(文(ぶん、あや、ふみ)、天狗の投げ文)
 「神魔精妖名辞典」(天狗、大天狗、烏天狗)
 「Dictionary of Pandaemonium」(崇徳上皇)



大蝦蟇の池
 
 [ステージ]
 
 文の対戦時ステージ。おおがまのいけ
 巨大な睡蓮の葉が広がる大きな池と、その上空が舞台。
 人間二人分に相当する大きさの妖怪大蝦蟇が棲む。
 この大蝦蟇はチルノをひと飲みしたことで知られる(東方文花帖)。
 
 ガマ、ガマガエルとは、ヒキガエルの異称。
 妖怪としての大蝦蟇は、主に架空の忍者である児雷也が乗るあるいは
 児雷也が術で変身することでよく知られる。
 児雷也は、美図垣笑顔の「児雷也豪傑譚」に登場する忍者で、
 後に多くの忍者ものの題材にもされている。
 大蝦蟇の術などもしばしばそれに付随する。
 ガマパックン。
 
 古池や蛙飛込む水の音

 参考
 「Wikipedia」(ヒキガエル児雷也



風神少女 (Short Version)
 
 [音楽]
 
 〜射命丸文のテーマです。
  これは、「東方文花帖」の曲のショートバージョンです。
  原曲は6分程の長い曲ですが、このゲームそんなに長く対戦できないので、
  メインの部分だけのループになっています。
  天狗少女がトランペットを吹いている姿が格好良くのを想像して作曲しました。
  気持ちよく飛ぶ風の世界。花映塚のイメージそのものです。〜

 (曲解説より)
 
 風神としては、
 ギリシア神話のアネモイ達、ローマ神話のヴェンティ達、
 インド神話のヴァーユ、ルドラ、マヤ神話のフラカン、メソポタミア神話のエンリル、
 日本神話のシナツヒコ、エジプト神話のセトなど
 多くの風や嵐や、それらにまつわる神が各種神話に知られる。
 このうちヴァーユ(Vayu)は仏教に取り入れられ、風天となった。
 風天は、西北方の守護神で、十二天・八方天の一。
 一般に風神として知られる、風袋をかついで空を駆ける神であり、
 寺内では、千手観音の二十八部衆に付して雷神と共に安置される。
 
 そのヴァーユだが、
 インド神話における風と雷の神で、ハヌマーンの父でもあり、
 多数の駿馬の引く光り輝く馬車に乗っているとされる。
 この馬車が通るとすさまじい風と雷の轟音が響き渡るとされる。
 天を駆ける轟音という点では「天狗星」との類似にも思える。
 現在のスリランカに当たるランカー島は、
 ヴァーユがメール山(スメール山とも)の頂上部分を
 吹き飛ばして作ったものだとする神話もあるそうだ。
 スメール…写メール…射命丸…しゃままる(sham mammal)… (←行き過ぎ)
 
 また、大天狗は、強力な神通力を持つとされる天狗で、
 手にした葉団扇により颶風を起こす事が出来ると言われる。

 参考
 「Wikipedia」(カテゴリー:風神大天狗
 「Yahoo!辞書」(風天、風神)
 「神魔精妖名辞典」(ヴァーユ)



補扇
 
 [ショット]
 
 文のチャージショット。ほせん
 「ショット連射」
 前方にワイドな扇弾を連射する。ぶれる弾道。
 
 は、手に持ち、あおいで風を起こす道具。
 ふつう、折り畳めるものを言い、扇子と同義。
 扇ぐ目的だけでなく、
 祭礼・儀礼や、花を載せての贈答、和歌を記してのコミュニケーションなど
 種々の用途があった。
 女性が和装の際に懐剣の代用に胸に挿したり、
 弓の的となったり、ツッコミに用いられたりの他、
 鉄扇は殴打用の武器であった。
 舞踏や講談師の小道具としても使用され、
 落語では場面に応じて様々に見立てられる。
 噺家の隠語では、扇子を「」と呼ぶ。
 扇子で口を隠すこともよく知られる使用例である。
 
 萃夢想で幽々子が攻撃や口隠しに用い、美術的にも展開している。
 
 「ほせん」と読むとすれば、同音の語に
 ・補箋 …「本紙に補い足す紙片」
 がある。紙・書物関連?

 参考
 「Wikipedia」(扇子
 「Yahoo!辞書」(補箋)



天狗烈風弾
 
 [ショット]
 
 文のEXアタック。てんぐれっぷうだん
 「超高速で飛んでくる弾」
 自機狙いで出現し、加速しつつ高速で迫るやや大型の弾。
 画面端で1回まで反射する。
 
 ・烈風 …「きわめて激しい風」
 
 気象観測では、風の強さを十三の階級で表すことがある。
 イギリスの海軍提督であったフランシス・ビューフォートが1806年に原型を提唱し、
 これにより客観的な風速を対応付けたものが、
 世界気象機関の風力の標準的な表現法として採択されたビューフォート風力階級である。
 日本の気象庁の採用している気象庁風力階級はビューフォート風力階級の翻訳版である。
  静穏 (せいおん) …風力階級0、風速 0〜0.2 m/s
  至軽風(しけいふう)…風力階級1、風速 0.3〜1.5 m/s
  軽風 (けいふう) …風力階級2、風速 1.6〜3.3 m/s
  軟風 (なんぷう) …風力階級3、風速 3.4〜5.4 m/s
  和風 (わふう)  …風力階級4、風速 5.5〜7.9 m/s
  疾風 (しっぷう) …風力階級5、風速 8.0〜10.7 m/s
  雄風 (ゆうふう) …風力階級6、風速 10.8〜13.8 m/s
  強風 (きょうふう)…風力階級7、風速 13.9〜17.1 m/s
  疾強風(しっきょうふう)…風力階級8、風速 17.2〜20.7 m/s
  大強風(だいきょうふう)…風力階級9、風速 20.8〜24.4 m/s
  暴風 (ぼうふう) …風力階級10、風速 24.5〜28.4 m/s
  烈風 (れっぷう) …風力階級11、風速 28.5〜32.6 m/s
  颶風 (ぐふう)  …風力階級12、風速 32.7 m/s 以上
 
 天狗が葉団扇で風を巻き起こす事は前述の通り。
 
 
 以下は、9月3日に頂いた拍手メッセージに依る所が大きい。多謝。
 
 女神転生シリーズのゲーム「ペルソナ」などに
 投具属性の攻撃として高天烈風弾(たかまれっぷうだん)がある。
 頭上から降り注ぐエネルギー弾。
 関連がありそう。

 参考
 「Wikipedia」(風力
 「空の名前」 角川書店



物言えば唇寒し秋の風
 
 [カットイン]
 
 文のカードアタック時カットインに書かれる。
 
 江戸時代前期の俳諧師、松尾芭蕉の句。
 「芭蕉庵小文庫」が出典である。
 
 物言えば唇寒し秋の風
 人の短所を言ったあとは、後味が悪く、寂しい気持ちがする。
 転じて、何事につけても余計な事を言うと、災いを招くということ。
 と、国語辞典には記される。
 これは、「芭蕉庵小文庫」において、
 この句の前詞に「座右之銘 人の短をいふ事なかれ、己が長をとく事なかれ」とあるため
 一般的に教訓的な句として解釈されている。
 
 しかし、芭蕉が教訓を詠んだ句がほとんど無いことや
 「芭蕉庵小文庫」で前詞が追加されている点、時代背景から
 訓戒の句と解釈するのは誤りであるとする考えもある。

 参考
 「Yahoo!辞書」(物言えば唇寒し秋の風)
 「芭蕉DB」>芭蕉句集 >物いへば唇寒し秋の風



風符 「風神一扇」
 
 [スペル]
 
 文のカードアタック、チャージ2および3目盛。ふうじんいっせん、かな。
 画面頂部の左右から高速の自機照準弾列が順次打ち出される。
 チャージ2目盛では、楔弾と小弾の二種で構成される。
 チャージ3目盛では、全て蝶弾で構成される。
 
 風神のひと扇ぎで巻き起こる強風。
 白刃一閃ならぬ、といったところだろうか。



疾風 「風神少女」
 
 [スペル]
 
 文のボスカードアタック。
 相手フィールドに送り込まれた文の幻影が、
 高速の弾丸と小弾とをばら撒いたり、
 天狗烈風弾を連射したり、高速全方位蝶弾を放射したりする。
 
 テーマ曲と同名。
 千年以上生きているので、少女というのは幻影ぐぼわ (゚Д'( (烈風弾)≡
 
 疾風については「天狗烈風弾」の項参照。



 

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