OP・ED / 博麗霊夢 / 霧雨魔理沙 / 十六夜咲夜 / 魂魄妖夢 / 鈴仙・優曇華院・イナバチルノ

リリカ・プリズムリバー / メルラン・プリズムリバー / ルナサ・プリズムリバー / ミスティア・ローレライ / 因幡てゐ

射命丸文 / メディスン・メランコリー / 風見幽香 / 小野塚小町 / 四季映姫・ヤマザナドゥ

 Acknowledgements & References

東方備望録TOPへ戻る


鈴仙・優曇華院・イナバ
 
 [キャラクター]
 
 最初から使用できるキャラ。
 「狂気の月の兎」
 月に住む種族である月の兎。
 赤い瞳には地上の兎の何倍もの狂気が宿る。
 波長や位相の操作が得意。
 数十年前の月面戦争時に単身逃走し、地上に降り立った。
 幻想郷の結界もなんとか潜り抜け、以来、迷いの竹林の奥の永遠亭に住まう。
 昔から永遠亭に暮らしていた月人、八意永琳に師事する。
 狂気を操る程度の能力を持つ。
 
 幻想郷中に花が咲き乱れる異変が起こり、永遠亭を包む竹林も一斉に竹の花を披露している。
 亭外でも妖怪や妖精が花と陽気に浮かれ騒ぎ立てているが、
 永遠亭の兎たちも同様に落ち着かないようだ。
 また何か良からぬことを考えてか単に異変を楽しんでいるのか、
 てゐの姿も見当たらない。
 師匠や姫は何か知っているのか殆ど興味を示さないで、落ち着いたものだが、
 兎たちが浮かれる以上、量的に永遠亭内も不安定である。
 異変の解決とてゐ探しに乗り出すことにした。
 
 幻想郷の面子と戯れつつ、ついでにてゐを探しつつ、
 花の咲いている場所を順繰りに巡ってみる。
 毒性のある花をちょっと気にかけてみると、彼岸花と紫の桜の印象的な三途の川へと辿り着く。
 彼女の、清算せずに放置されたままの、過去の罪が断罪される。
 
 以前の事典に記載あり;東方永夜抄

 参考
 「キャラ設定.txt」



永遠亭
 
 [ステージ]
 
 鈴仙の対戦時ステージ。
 月人と月の兎と地上の兎が住む、趣深い古屋敷。
 迷いの竹林の奥に位置する日本家屋。
 必要最低限しか光を取り込まない造りで、昼も夜もない薄暗さと
 有人か無人かもわからないほどの、竹林のさざめきばかりが耳に届く静けさが、
 時間と伝統がそのまま永遠に留まり続けるような錯覚すら与えるとされる。
 兎たちが戯れる。

 参考
 「東方文花帖 〜Bohemian Archive in Japanese Red.」(幻想郷名所案内・永遠亭)



狂気の瞳 〜 Invisible Full Moon
 
 [音楽]
 
 〜鈴仙・優曇華院・イナバのテーマです。
  原曲より若干懐かしさが感じられるように調整し直しました。
  原曲のせいもあるんですが、今回のゲームにはちょっと激しすぎるかも。
  何をそんな真剣になっているんだ?的な激しさが。
  と言うか永夜抄の曲が全体的にちょっと激しすぎるんですよね。
  夜と時間がテーマだったので、まあそれは理解できますが。
  今回は花とお馬鹿がテーマだからなぁ(違)〜

 (曲解説より)
 
 以前の事典に記載あり;「狂気の瞳 〜Invisible Full Moon」(東方永夜抄)



マインドエクスプロージョン
 
 [ショット]
 
 鈴仙のチャージショット。
 「幻覚の爆発」
 着弾すると円形赤色の爆発をしばらく残す、大型の銃弾を発射する。
 
 Mind Explosion.
 「精神の爆発」
 精神、意識、正気の爆発。
 ちなみに、意識を拡張させる物(mind-expander)は幻覚剤。
 
 ドイツのデスラッシュ(Death/Thrash)メタルバンド、Final Breath の
 楽曲&アルバムに同名のもの「Mind Explosion」がある。
 また、アメリカの Mandragora Records からリリースされたコンピレーションアルバムに
 「Tryptaphonic Mind Explosion」がある。
 いずれも関連は不明。ちなみにどちらも2002年の作品。

 参考
 「ジーニアス英和辞典」(mind-expander)



メタフィジカルマインド
 
 [ショット]
 
 鈴仙のEXアタック。
 「近づくと爆発する幻覚」
 画面上方から伸縮を繰り返しながら降りてくる玉。
 自機に接近すると炸裂し、円形赤色の爆発をしばらく残す。
 
 ・metaphysical …「形而上学の、抽象的な思考による、難解な、非物質の、霊的な」
 
 形而上とは、「形よりして上である」、形をもっていないものを意味する。
 哲学では、時間・空間的な制約を受ける感覚的経験を越えた、通常では認識できないものを指す。
 精神や魂、神など、超自然的、あるいは理念的なものが形而上のものと言える。
 形而上という日本語は「易経」繋辞上伝から取られたものだが、
 これは西洋諸語(metaphysics、Metaphysikなど)の訳語で、
 語源的にはアリストテレスの著作群の主題から来ている。
 形而上学(metaphysics)は、自然学のあとの(ギリシア語で ta meta ta physika)書の意味で、
 アリストテレスでは、あらゆる存在者を存在者たらしめている超越的な原理を探求する学問、
 すなわち第一哲学または神学を意味し、一般的には、
 現象的世界を超越した本体的なものや絶対的な存在者を、
 思弁的思惟や知的直感によって考究しようとする学問を言う。
 主に魂、世界、神などを対象とした探求。
 
 Metaphysical Mind.
 「形而上学上の精神」
 精神というものは、根本的に自然的物体とは異なる非物質的なものであり、
 物質的な存在とは異なる種のものであるということは容易に理解できる。
 しかしながら、我々の肉体には精神が備わり、
 空間的な存在位置を特定する事は出来ないが、
 精神、意識、時には魂として、肉体の行動を統御している。
 目の前の食物を実際に食べるという行為を決定する非物質的なそれは、
 如何にして物質的な肉体に干渉し、実世界に存在する物質に因果的に相互に関係しているのか、
 そもそも一体何であるのか、どのように機能しているのか、
 現在の如何なる学問も未だに説明不可能である。
 見えているようで、その実体には辿りつけない、幻覚にも似て。
 
 このあたりは、鈴仙エンディングで語られる、
 自立人形(メディスン)原理にも関わるか。
 魂と物体を毒(のような物質)が介在することで稼働するとしている。

 参考
 「SPACE ALC」(metaphysical)
 「Yahoo!辞書」(形而上、形而上学)
 「Wikipedia」(形而上学



栄枯盛衰
 
 [カットイン]
 
 鈴仙のカードアタック時カットインに書かれる。えいこせいすい
 
 ・栄枯盛衰 …「人・家・国家などの勢いにも盛んな時と衰える時のあること」
 
 栄華を誇った月の都で生まれ育った鈴仙。
 しかし、数十年前、月人と地上人の間で戦争が勃発した際、
 独り戦線から逃走し、地上に降りる。
 以来、追われる身として幻想郷にひっそりと隠れ住んだ。
 永夜異変を期に霊夢たち幻想郷の面子と永遠亭の交流が生まれ、
 数十年来の隠遁生活から晴れて自由を謳歌できる身となった。
 光や音、精神の波長を読み取り扱う事に長ける彼女だが、
 もちろん彼女自身にも好調不調の波はあるし、その人生(兎生?)には盛衰の波がある。
 
 また、彼女の故郷、月の都にもちなむだろうか。
 下記、「栄華之夢」も参照。

 参考
 「Yahoo!辞書」(栄枯盛衰)



波符 「月面波紋(ルナウェーブ)」
 
 [スペル]
 
 鈴仙のカードアタック、チャージ2および3目盛。( )内は読み仮名。
 円形に発生した弾群二種が、それぞれ向き異なる螺旋を描いて散開、交差する。
 螺旋の弾幕形状は、腔線(ライフリング)のイメージだろうか?
 チャージ2目盛では、粒弾と小弾の二成分。
 チャージ3目盛では、銃弾のみから成る。
 
 Lunar Wave.
 「月の波動」
 月面に広がる波紋。
 月表面のうち、主に地球を向いた面で光をあまり反射せず黒く見える領域は海と呼ばれる。
 月表面の35%が海であり、溶けた玄武岩が隕石孔を埋めたためにできたものである。
 月面の波紋は、幻覚の海のさざなみか。
 また、東西冷戦の最中、加熱した宇宙計画の一翼、アポロ計画の際に
 月面には月震計が設置された。
 月の中心から700〜800 kmの部分は液体の性質を帯びているとされ、
 地球の地震のように、月でも月震が発生している。
 地震波ならぬ月震波。

 参考
 「Wikipedia」(ライフル



散符 「栄華之夢(ルナメガロポリス)」
 
 [スペル]
 
 鈴仙のボスカードアタック。( )内は読み仮名。
 相手フィールドに送り込まれた鈴仙の幻影が、
 直下にメタフィジカルマインドを3つ落としたり、
 全方位に銃弾を螺旋状に散布したり、全方位銃弾を多層放射したりする。
 
 ・栄華の夢 …「華やかに世を過ごす夢。すぐに覚める夢のように栄華の儚いことをいう」
 ・megalopolis …「メガロポリス、大都会」
 
 メガロポリスは、いくつかの大都市が帯状に連なり、人口の集中と経済・社会・文化・情報など
 機能的に一つの巨大都市を形成している地域を言う。巨帯都市とも。
 アメリカのボストン・ニューヨーク・ワシントンにわたる都市群に対して用いられた語である。
 日本では、東京・名古屋・大阪を東海道メガロポリスと呼ぶそうな。
 由来は、紀元前の古代ギリシアの都市。
 
 〜月の都の歴史。
  月の裏側にある月の都。
  出来たての幻想郷なんか比じゃないほど古い歴史を持っている。
  その都は、今は少々……。〜

 (東方永夜抄、「千年幻想郷 〜History of the Moon」曲解説より)
 
 清浄なる大空で栄華と繁栄を築いた月の都も、
 急激に成長した地上人の文明と近代兵器には多少分が悪いようで、
 その戦争も決着をみたのかどうかすら定かではない。
 永琳の情報では、月の民も兎も、月の裏でひっそりと、
 結界を張って暮らしているそうだ。
 ひっそりとした暮らし……栄華の花もすでに儚く散ったようだ。
 月の都で暮らしていた頃の、鈴仙の幻影?

 参考
 「Yahoo!辞書」(栄華の夢、メガロポリス)
 「SPACE ALC」(megalopolis)



 

 OP・ED / 博麗霊夢 / 霧雨魔理沙 / 十六夜咲夜 / 魂魄妖夢 / 鈴仙・優曇華院・イナバチルノ

リリカ・プリズムリバー / メルラン・プリズムリバー / ルナサ・プリズムリバー / ミスティア・ローレライ / 因幡てゐ

射命丸文 / メディスン・メランコリー / 風見幽香 / 小野塚小町 / 四季映姫・ヤマザナドゥ

 Acknowledgements & References

東方備望録TOPへ戻る