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小野塚 小町
 
 [キャラクター]
 
 エンディングを12見るとExtraにて使用できるキャラ。
 四季映姫エンディングを見ると普通に使用できるようになる。
 おのづかこまち
 「三途の水先案内人」
 幻想郷と彼岸との間を隔てる大河、三途の河の
 岸から岸への渡しを担う渡し守。
 死者の魂を裁きの地へと一方向的に誘う日常。
 種族としては死神にあたるが、人を死に至らしめる者ではない。
 しかし、自殺者の魂だとか、渡し賃として請求された所持金全額を出し渋る様な魂は
 河の途上で落としてしまうなど容赦ない一面もある。
 基本はマイペースがモットーで、稼ぎよりも仕事を楽しむ事を優先する。
 そのため上司から幾度も諭されるが、サボタージュ精神は揺るがない。
 距離を操る程度の能力を持つ。
 
 六十年に一度の回帰の年。
 原因は不明だが、幻想郷の外で一時的に多数の死者が発生し、
 彼岸へ向かうべき魂の量はあっさりと小町の仕事許容量を越える。
 溢れた魂は引き寄せられるように幻想郷中の草花に宿り、
 死を自覚しない魂達の活動性が季節に関わり無く花々を乱れ咲かせた。
 一方、変わらずマイペースの小町は普段と同じ一定のペースで魂を送るばかりで
 春に咲く彼岸花という判り易いサインにも気付かずにいるのだった。
 
 その名からまず想起されるのは小野小町おののこまち)であろう。
 平安時代の女流歌人で、六歌仙・三十六歌仙にも加えられ、
 百人一首にも前掲の歌(「東方花映塚」の項参照)がある。
 絶世の美女とも言い伝えられ、種々の逸話や創作の題材となってきたことで知られる。
 評判の、美しい娘を指して○○小町と称するのも、小野小町イコール美女であるため。
 生地、死地、またそれぞれの年については諸説あり、不明。
 秋田をはじめ福島、京都などに小野小町塚がある。
 
 また、平安前期の歌人に小野篁おののたかむら)が知られる。
 遣隋使を務めた小野妹子の子孫で、篁も遣唐副使に任ぜられたが、
 彼はこれを病気と称して拒否した。
 これが嵯峨上皇の怒りを買い、隠岐に流されたことがある。
 その折に詠んだとされる歌が百人一首に選ばれている。
  わたの原 八十島かけて 漕ぎいでぬと 人にはつげよ あまのつり舟
  (数知れぬ島々に向って大海原を漕ぎ出して行ったと、都の人には告げてくれ、海人の釣舟よ)

 また、妹を亡くした時に詠まれた歌が古今和歌集にある。
  泣く涙 雨と降らなむ わたり川 水まさりなば かへりくるがに
  (悲しみに流す涙が冥土に雨となって降れば、三途の川(渡り川)が増水して渡れず、
   妹が引き返してくるだろう)

 篁にはまた、奇怪な伝説が多く、有名なものは
 夜ごと六道珍皇寺の裏にある井戸を通って冥府に到り、
 閻魔王庁にて閻魔大王の裁判の補佐を行っていたとするものである。
 
 これらの小野篁要素が複合し、閻魔王の下で三途の河に渡し舟を浮かべる
 小野塚小町の設定となったと思われる。
 また、小野篁の子孫とされる小町をも花に関わる方向で組み込んでいるのであろう。
 
 三途の河は、此岸と彼岸を隔てる河であり、仏教概念である。
 仏教教義から中国で変容した十王経が日本に伝わり、十王信仰が形作られたのだが、
 十王経に由来するのが三途の河であると考えられている。
 飛鳥時代に日本に伝わり、平安時代末期までには信仰として広まったとされる。
 三途の河の呼び名には、他に
 葬頭河(そうずか)、三途河(しょうずか)、三つ瀬川、渡り川など複数ある。
 従来は葬頭河だったが、初期にあった「渡河方法に三種類ある」という設定から
 三途の河へと変化していったものと思われる。
 善人はゴージャスな橋を渡り、軽い罪人は浅瀬を渡り、重い罪人は難所を渡るとされていた。
 平安末期には橋を想定する考えも消失し、
 全員が渡し舟により渡河するシステムに変容し、
 渡し舟の料金、六文銭の仏教習俗が発生する事になった。
 渡し守では無いが、亡者(あるいは六文銭を持たない亡者)の衣服を剥ぎ取る
 懸衣翁(けんえおう)と奪衣婆(だつえば)が三途の河の岸辺に生息しているとされる。
 奪衣婆は、懸衣嫗(けんえう)、葬頭河婆(しょうずかのばば)、三途河(そうずがわ)の婆、
 奪衣鬼、奪衣などとも呼ばれる鬼婆の一種。
 奪衣婆は剥ぎ取った衣服を懸衣翁に渡し、翁がそれを衣領樹に掛け、
 その衣の重さに現れる生前の業により亡者の処遇を決めるとされる。
 
 冥府や三途の河に類似の思想は多くの文化圏で見られる。
 特に、死の国が地下にあり、そこに境界として河が流れており、
 死後はその河を渡るという考え方は多く、
 仏教概念としての三途河思想が輸入される以前にも
 日本にはこの世とあの世を分ける境界としての川のイメージがあったとする説もある。
 世界の神話で最も有名な類型としてはギリシア神話の冥府の河が挙げられる。
 ギリシア神話の冥府を流れる大河がステュクス(Styx;形容詞形がスティジャン)で
 これは憎悪の河ともされる。
 支流に禍の河アケローン、嘆きの河コキュトス、忘却の川レーテー、火の河プレゲトーンなどがある。
 アケローンあるいはステュクス河の渡し守としてカロンがおり、
 自分の選んだ者だけを乗せて渡河するとされる。
 判断基準は、決まり通りの葬儀を受けた魂であるか否か。
 また、こちらも渡し賃が必要である。
 カロンは、フードをかぶった老人の姿をしている。
 
 カロンに類似の容貌で、黒装束の髑髏姿で有名なのが、
 タロットカードの13番目の死神(Death XIII)。
 主に西欧では巨大な鎌を持つ姿で描かれ、死を司る存在。あるいは死そのもの。
 日本では「死神」と呼ばれるが、西欧では「神」としての存在ではない。
 もとは死を司る天使といった概念から生じたものと思われる。
 人間を死に至らしめる、あるいは、魂を取る。
 種々の神話で知られるような死を司る神格(多くの場合は冥府の管理も行う)と混同されやすい。
 日本語に見る死神は、「人を死に誘う、人に死ぬ気を起こさせる神」だが、
 小野塚小町にそういった様相は見受けられず、
 こちらはどうやら、大鎌を持った西欧のデスの様な装備と、
 彼岸までの間の魂の管理を担うといった、幻想郷オリジナル風の死神の模様。
 勝ち台詞には漫画「デスノート」の死神を思わせる台詞もあるけど。
 
 ちなみに、ボトルネックとは「仕事の進行の妨げとなるもの。隘路。ネック」、
 サボタージュの泰斗の泰斗とは泰山北斗の略で「その道の大家として最も高く尊ばれる人」である。
 
 また、東京の隅田川に架かる厩橋(うまやばし)のあたりには
 元禄の頃から橋の完成の明治7年までの間、「御厩(おうまや)の渡し」があった。
 安藤広重の錦絵「浅草川、首尾の松、御厩河岸」にも描かれる。
 明治5年には花見客の人出でこの渡し舟が転覆する事故があったりと
 以前から転覆事故が多く、「三途の渡し」と揶揄されていたそうだ。
 「さんんずのぉーわーたあし〜♪」(ミスティア勝ち台詞)(←これはおそらく「矢切の渡し」の替え歌)
 このあたりが小町の江戸っ子気質に関わるだろうか。

 参考
 「キャラ設定.txt」
 「Wikipedia」(小野小町小野篁三途川奪衣婆ステュクス死神厩橋隅田川の渡し
 「Yahoo!辞書」(小町、三途の川、三途河の婆、死に神、ボトルネック、泰山北斗)
 「千人万首 −よよのうたびと−」(小野小町、小野篁)
 「平安大事典 −歴史と文化−」(小野篁)
 「私立PDD図書館」>PDD画像 >寺院関連 >奪衣婆
 「幻想世界神話辞典」(カロン、コキュートス、シニガミ)



再思の道
 
 [ステージ]
 
 小町の対戦時ステージ。さいしのみち
 三途の河を臨む此岸の川辺、またはそこへと続く道。
 例年ならば秋に彼岸花が咲き誇る。
 また、近隣には無縁塚もある。
 
 ・再思 …「もう一度考えなおすこと。再考」
 
 自殺者を考える生きた者ならば考え直せ、
 三途の河を目指す魂ならば生前の我が身を振り返れ、
 あるいは、行く末や来世をもう一度よく考えろ、ということだろうか。
 
 「さあ、まだまだこの世には楽しいことがある。死ぬだなんて十年早い。」
 「今ならまだやり直せる。思い直すんだ!」

 
 彼岸花は、ちょうど秋のお彼岸の頃に咲く多年草。
 別名は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)。
 中国から伝来した帰化植物。
 茎が伸びてきて、その先に鮮やかな花を咲かせるが、数日で花が終わり茎だけとなる。
 その後、葉がロゼッタ型に伸びてくるが、春になると葉は完全に消え
 秋が近づくまで地表には何も生えてこない。
 そして秋には茎が伸び、また花が咲く。
 花と葉を同時に見る事は出来ない独特のサイクルを持つ。
 全草、主に鱗茎にリコリンやガランタミンなどのアルカロイド系の毒を持つ有毒植物。
 リコリンには催吐作用、ガランタミンにはアセチルコリンエステラーゼ阻害作用がある。
 嘔吐、下痢、重度の中毒で呼吸不全、痙攣、中枢神経麻痺を起こす。
 また、彼岸花にはかぶれ花、手腐れ花、手腫れ花という別名(俗称)もある通り
 皮膚炎を起こすこともある。
 ただし、水で何回も洗えば毒性成分は水に溶け出してしまう。
 昔は根からデンプンを取って食糧ともしていた。
 ゲーム難易度の項にも記したが、
 彼岸花には上記の他にも死人花、地獄花、幽霊花など異名が多い。
 韓国では、その花と葉が同時には現れないことから
 「葉は花を思い、花は葉を思う」という意味で「相思華」と呼ぶ。
 花言葉は「悲しい思い出」「思うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」

 参考
 「Yahoo!辞書」(再思)
 「季節の花 300」(彼岸花)
 「Wikipedia」(ヒガンバナ
 「深山毒草園」>ヒガンバナ
 「薬物!ねこねこ大事典」(リコリン、ガランタミン)



彼岸帰航 〜 Riverside View
 
 [音楽]
 
 〜小野塚小町のテーマです。
  さらっと切れが良く、後に何かを残さないのが中ボスの定め。
  この曲はその定めに則って、さらっと感を出してみました。
  東方では過去に何度かこういうさらっとした曲を書いていますが、
  初めて爽快さと哀愁を持つ曲を書けた気がする。
  彼岸に帰る時は、この曲を思い浮かべる位、未練の無いよう。〜

 (曲解説より)
 
 ・帰航 …「船・航空機が帰りの航路につくこと」
 
 タイトル曲「花映塚 〜Higan Retour」の英題を
 小町風に意訳したのが彼岸帰航といったところか。
 あの世へと帰りゆく魂。
 あるいは、人生という旅を終え、再出発に備えた、その帰路。
 
 Riverside View.
 「河岸の眺望」
 此岸を発ち、彼岸へと到る航路。

 参考
 「Yahoo!辞書」(帰航)



死神の投げ銭
 
 [ショット]
 
 小町のチャージショット。しにがみのなげせん
 「敵を直截狙う投げ銭」
 近辺の敵に照準しつつ金銭弾を複数順次放つ。
 
 ・投げ銭 …「大道芸人やこじきなどに、金銭を投げ与えること。また、その金銭。なげぜに」
 
 ぜに、せん)とは、明治時代以前に鋳造された有孔貨幣を指す。
 多くは形状が円形で、中心部に正方形の穴を有する。
 卑金属製の硬貨を指すが、中央に孔が開いた円盤状の金製・銀製の銭も存在はする。
 国産の銭として最初に鋳造されたのは富本銭だが、
 正式に通貨として発行・流通したものは和同開珎(708年〜)である。
 以降、輸入した渡来銭の流通が主に定着し、江戸時代に入ってようやく
 国産の銭の安定的貨幣供給体制が整った。
 江戸時代の岡っ引(ただし架空)である銭形平次は
 寛永通寳を使った「投げ銭」を得意とすることで有名。
 「死神の投げ銭」はこの様な投げ銭、すなわち
 投擲武器として銭を飛ばすこと、また、その銭を指すのだろう。

 参考
 「Yahoo!辞書」(投げ銭)
 「Wikipedia」(銭形平次



故人の縁
 
 [ショット]
 
 小町のEXショット。こじんのえん
 「金銀銅の投げ銭」
 金銭弾、銀銭弾、銅銭弾の三種で構成される、
 弧を描く八本の弾列の散開。
 
 ・故人 …「死んだ人。古くからの友人。昔の友達」
 
 えに)…縁(えん、ゆかり)と同じ。和歌では「江に」に掛けて用いられる。
 えにし)…縁(えん、ゆかり)と同じ。多く男女間についていう。
 えん)…仏教用語では、結果を生じる直接的な原因に対し、間接的な原因をいう。
       また、めぐりあわせ、きっかけ、人と人とのかかわりあい、物事とのかかわりあい。
 ふち)…物の端の部分。へり。
 へり)…そのものに入るすぐ手前。もののはし。ふち。
 ゆかり)…何らかのかかわりあいやつながりのあること。因縁。血縁関係のあるもの。
 よすが)…身や心のよりどころとすること。頼りとすること。身寄り。血縁者。手掛かり。方法。
 
 「」は読みが多いが、意味としてここでは「関わり合い」のニュアンスと思われる。
 三途の河の岸辺のフチとかヘリとか、「江」に掛けてエニ、というのも興味深いが、
 「故人」には通過するポイントの1つでしかないのであまり重要ではない。
 また、今回の異変について言えば、小町の仕事効率という間接的な原因が関わり深いが
 これもまた「故人」に直結はしない。
 
 三途の河の渡し賃としては、その時の所持金の全額を請求される。
 この所持金は、その魂の生前の財産や身に付けていた貨幣、
 葬儀に際して贈られる六文銭ではない。
 それは生前の人と人との関わりあいにおいて、
 徳ある行いに相関して集まる、周囲の人がその人を慕う気持ちを反映し
 死後の所持金が自動的に発生するというシステムの様である。
 人と人との関わり方が悪い者はもちろんのこと、
 関係構築に消極的で縁が希薄であっても所持金は発生しない。
 渡し賃が無ければ渡し舟にも乗れず、無縁の塚を彷徨う他は無い。
 
 死者(故人)の構築してきた縁にして、生前の友人(故人)からつながる縁と
 「故人の縁」は二重に解釈出来る。
 それこそが死して最初の縁(よすが)でもあろう。
 
 そして、そんな素敵な金銭を惜し気無く攻撃に転化する小町。
 故人にとっては縁や想いの宿る貴重な財産でも、小町には金銭。

 参考
 「Yahoo!辞書」(故人、縁)



死ねば死に損 生くれば生き得
 
 [カットイン]
 
 小町のカードアタック時カットインに書かれる。しねばしにぞん いくればいきどく
 
 生きていればいつか良い事にも巡り合えるから生き得と言えるが、
 死んでしまえばそれまでだから、死に損ということになる。
 人間生きていなければどうにもならないということ。
 同じ意味として
 死んで花実が咲くものか。死ぬ者貧乏。などがある。
 
 小町 「さあ、まだまだこの世には楽しいことがある。死ぬだなんて十年早い。」
 魔理沙「十年後も死ぬつもりはないな。」

 参考
 「寺子屋NET」>楽しい仏教用語 >ことわざ・慣用句 >生&死



投銭 「宵越しの銭」
 
 [スペル]
 
 小町のカードアタック、チャージ2目盛および3目盛。よいごしのぜに
 全方位に単純放射される弾群。
 チャージ2目盛では、金銭弾と小弾が放射される。
 チャージ3目盛では、金銭弾、銀銭弾、銅銭弾の三種から成る。
 
 ・宵越し …「前夜から次の日まで持ち越すこと」
 
 「江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ」でよく知られる。
 その日に得た収入はその日のうちに使い果たす、という
 金銭に執着しない江戸っ子の気性をいった言葉。
 
 宵越しの銭は持たない。
 だから、投げ撃つ!
 狙い撃て投銭
 江戸っ子気質に銭形平次
 八百八町に火がともる
 
 ちなみに、いくら気ッ風の良い江戸っ子でも、
 高額紙幣まで一晩で使い切ったりはしない。
 「宵越しのは持たない」とすると誤り。文無し。

 参考
 「Yahoo!辞書」(宵越し、宵越しの銭は持たない)
 「Wikipedia」(



死神 「ヒガンルトゥール」
 
 [スペル]
 
 小町のボスカードアタック。
 相手フィールドに送り込まれた小町の幻影が、
 自機方向に向けてやや射角を伴い楕円弾・銀銭弾、小弾を連射したり、
 自機照準で3WAY楕円弾と8WAY金銭弾を連射したり、
 小弾率の高い宵越しの銭を放射したり、
 楕円弾と銅銭弾の組を高密度で全方位に低速放射したりする。
 
 Higan Retour.
 「彼岸帰航」
 「花映塚 〜Higan Retour」の項や「彼岸帰航 〜Riverside View」の項を参照。



 

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